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【ジム・クレイマー】サイレント期間を狙ったネガティブ記事に軽く踊らされてはいけない!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの11/18のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

細部や。細かいことや。何のことかというと、ニュースが毎回あなたを大きな投資から振り落とすとき、決まって引っかかるところや。今日はダウは-0.13%、SP500は+0.39%、そしてナスダックは+0.60%だったんやが、今日は特に世界最大のチップメーカーに何が起こったかについて話したいと思う。そういうと何の会社かわかるやろ。Nvidiaや。

 

Nvidiaは水曜日に決算を発表するで。通常、Nvidiaはビジネスについてかなりオープンなんやが、すべての企業と同様に、決算報告の4週間前から始まる「沈黙期間」と呼ばれるサイレントな期間には、何もいうことができないんや。業績に大きく影響を与える何かがあっても、経営陣はそのサイレント期間中にそれについての質問に答えることはできん。彼らは常にそれを尊重しとって、そういう事情をあなたは知っておく必要があるで。

 

Nvidiaは今週決算があるわけやから、彼らは沈黙期間の最終段階におる。こういう時にはNvidiaは何も言わないわけやから、会社に影響を与える可能性のあるニュースがあれば、Nvidiaは窮地に追い込まれてしまうことを意味する。決算前の時期はだから、誰もが、悪そうに見えるニュースで不確実性を注入することで、どんな会社やその株主をも混乱させることができんや。

 

この週末に『The Information』という雑誌が、Nvidiaが、とても期待されているAI向けのBlackwell半導体に関連するいわゆる「新たな問題」に取り組んでいると報じたんや。どういうことかというと、作動中にこの半導体がめちゃめちゃ高温になってしまう、というんや。特に、カスタマイズされたサーバーラックで一斉に接続されたときに多大な熱が発生するということなんや。これは重大な問題に思えるよな。

 

わいはこれらのサーバーラックについて皆さんにお伝えしたいと思ってNvidiaに問い合わせたわけやが、「ジム、私たちはサイレント期間中ですので、質問に答えることができません」と言われたんや。ということは、この記事はしばらくは不快なノイズを残し続けるということや。あまり良くない事態よな。記事が出て、何が起こっているのか知ろうとしたが、今はわからない。つまり、彼らの最新で最高のチップであるBlackwellの大規模な実装を遅らせる何かがあるのか、全くわからないということになっとるんや。

 

もしかしたらこのBlackwellが順調に動き出すのはどんどん遅れるかもしれんということや。もしかしたらそれ以上の問題があるのかもしれん。あるいは、全く問題がないのかもしれん。そっちの可能性もあるとわいが思っとるのはなぜなら、Nvidiaのチップを導入する主要な会社であるDellが、ツイートで「世界初のNvidia DGX GH200 NVL SMX2サーバーラックが出荷されています」と発表したからや。わいらがThe Informationから問題があると聞かされていた、まさにそのサーバーラックや。Michael Dellはそのツイートで「私たちはとても喜んでいます」と述べとるんや。『AIロケットが大きなブーストを得ました』とな。

 

どうなっとるんや。The Informationは更に情報を更新して、Dellのその全体の取り組みを疑問視したりしとるわけやが、もはや誰が真実を語っているのかという問題になるよな。遅延に関する実際の大きな問題があると主張するThe Informationか、遅延はないと言っているMichael Dellか。わいは長年Michael Dellという人物を知っとるが、彼は1988年にDellが初めて上場して以来、慎重なビジネスパーソン以外の何者でもないという印象をわいは受けとるで。

 

逆にThe Informatioどうか?以前8月2日に彼らはBlackwellが遅れているというストーリーを報じたときも、わいはNvidiaにコンタクトしてBlackwellに関するThe Informationの記事について問い合わせたんやが、その時もちょうどサイレント期間に入ったところだったんや。だから彼らは何も話すことがなかったんや。なんか奇妙なパターンを感じないか?サイレント機関に限ってこの媒体は問題を報じるのか?わいらは手をこまねいて、ネガティブなストーリーを宙ぶらりんのまま受け入れるしかないのか。

 

でもこの前の決算後から比べても今株価は上がっとるやろ。今のところ、もしあなたがThe Informationの情報から手がかりを得ていたなら、大きな儲けを逃してしまったことになるかもしれんのや。勘違いしないでほしいが、今、わいはNvidiaが水曜日に良い決算を報告することを保証しているわけではないで。全くそうではないんや。わいはずっと完全なBlackwellの出荷を慎重に待っている状態や。

 

Nvidiaはこれらのチップが1月まで大量出荷を開始しないと言うとって、わいは彼らが控えめに約束して過剰に達成することを実践しているのではないかと思っとった。今は正直わからん。実際、The Informationのニュースは全くニュースではないと主張することもできるやろう。でもマシンは複雑で、高温で動作して、もしかしたら高温になりすぎて問題があるかもしれん。

 

わいは金曜日にDoverのCEOであるRich Tobinとのインタビューでそのことについて尋ねたんや。Doverはデータセンターを冷却するための機器を製造しとるんや。液体冷却や。Blackwell以前は、空冷できるチップがあったんやが、Tobinは、いつかDoverの極低温ソリューションが必要になるかもしれないと言うとるんや。そこのところの兼ね合いもどうなるのか、考えることは重要や。

 

なぜこれらの詳細に立ち入るのか?それにはいくつかの理由がある。1つは、Nvidiaの株がここまで本当に力強い上昇を見せてきて、今史上最高の株になっとるということや。馬だとしたら普通の馬ではないで。短距離走者であり、同時に働き馬で粘りをもっとるんや。1973年にベルモントステークスを驚異的な31馬身差で勝った馬、セクレタリアトのようなものや。その記録はおそらく破られることはないやろう。

 

Nvidia株は多くの億万長者を生み出して、わいは行く先々で会う多くの人に、Nvidiaを早くから番組で薦めていたことに感謝の言葉を述べられるんや。と同時に、多くの人としゃべっていると、いかに彼らが途中でNvidia株を手放しそうになったかというのも語ってくれる。そしてわいの、この株に対するOwn it, don't trade itのマントラに感謝してくれる人も多くおるんや。Nvidia株はここまでくる間、決して一直線に上がってきたわけじゃないかった。比較的長期の下落期間を超えてきた時もあったんやで。

 

わいは2017年6月25日にわいの犬をNvidiaと改名したんや。犬の名前をNvidiaにするというtのは、この株がとても重要な株であることを皆さんに理解してもらうためのわいの必死の策やったんや。その時株価は3ドル88セントで、今や株価は140ドルや。ここまでの間、わいは多くの人があまりにも取引志向になっていることに気づいたんや。

 

今年の8月にThe InformationからNvidiaのネガティブな記事が出た時、Nvidiaからは情報を得られなかったが、わいはいろいろな人に意見を聞いたが、顧客で実際に本当に不満を持っている人は見つけられなかったりしたんや。そういうことをせずにただの正解がわからない一方からの情報を鵜吞みにして株を手放してしまう人が多いように思う。

 

Nvidiaの最も驚くべき点は何やろうか?それは実質的に競合相手がいないということや。そういう点をまるで忘れてしまったかのように株を手放ししまうと、後々後悔することになりかねないんや。もしかしたらNvidiaは水曜日に遅延に関するThe Informationの記事に言及するかもしれん。わいはMichael DellがBlackwellのラックを出荷したことに言及したように、Blackwellを少なくとも1月から出荷することを期待しとる。

 

あなたに問いたいのは、もしBlackwellの出荷が本当に遅れるとしたらどうかということや。そうなったらどうなるんや?AMDが大きな勝利をすることになるんか?わいはわいのファンドでAMD株を持っとって、この株をとても気に入っとる。でも一方でAMDはBlackwellほど良い製品を持っていないことを知っとる。AMD株にしても、上下動が大きいからトレードしようと思えば頻繁に高値で売って、安くなった時に買い戻せたりするかもしれん。

 

でもわいはそういうゲームはしないんや。わいはトレードじゃなくて投資をしとるわけやから。もしかしたら、あなたはNvidiaの顧客が遅延にみな怒って、Blackwellが見放されるんやないかと考えるかもしれんが、それは間違いや。彼らはこの種のチップを入手するための他の選択肢がないんや。じゃあThe Informationのこのストーリーは何なんや?大したことではないんか?

 

もし今回の決算でJensen Huangが『実は失敗しました。サーバーが熱に耐えられません』と言い始め、CFOのColette Kressがそのビジネスの損失と怒った顧客をすべて数値化すれば、The Informationは大きなスクープをやったことになる。でも結論やが、わいは実際には、The Informationがネガティブな記事を公開したおかげで、Nvidia株における買いの機会を得ているのではないかと考えとる。どうなるのかは実際に決算で明らかになるやろう。わいはどうなるかの決めつけはしない。ただ強調しておきたいのは、サイレント期間をおそらく狙って放たれるネガティブ記事だけに軽く踊らされて、本質的なその企業の素晴らしさを忘れるようなことがあったら、いつまでたっても大きな儲けはとれないということや。

 

 

踊らされないようにしたいですね。

 

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