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【ジム・クレイマー】メガキャップ株は終わった!?そんな声に押しつぶされないで!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの11/26のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日という日は覚えておくべき日や。ここまでメガテック株は終わったと決めつけている人が多かった。もうメガテック株の時代ではない、と。そうやって多くの人が決めつけた後に何がおこるのか、その教科書的な動きが示された日になったんや。まあ株式投資というのはだいたいこんなものや。あなたがこれらの株はもうだめだと見放し、諦めた瞬間に上昇したりする。疑念に満ちている間に勢い良く戻ってくる、それがメガテック株なんや。

 

今日は、ダウは+0.28%、SP500は+0.57%、そしてナスダックは+0.63%だったんやが、メガテック株は勢いよく戻ってきとるで。みなの昔のお気に入り銘柄が、まるで魔法のように再び上昇しはじめ、新たなラリーを始めとるんや。メガテック株というとわいが何の銘柄のことを言っているかわかるよな。Mag7銘柄、いわゆる荒野の七人銘柄や。Amazon、Alphabet、Microsoft、Apple、Meta、Tesla、そしてもちろんNvidiaや。

 

さて、司法省の訴訟で大きな敗者として注目されているAlphabet、Googleから話を始めようやないか。Googleのデジタル広告が反トラスト法(独占禁止法)に違反していると司法省が訴えた訴訟で、連邦地裁で昨日、最終弁論が開かれたんや。両者は独占の有無を巡り激しい応酬を繰り広げとるわけやが、Googleはネット検索訴訟で司法省から分割を迫られとるし、この訴訟でも厳しい判決が出れば、窮地に立たされるんやないかと心配されとる。

 

Googleはウェブ閲覧ソフト「Chrome」の事業を売却すべきやとせめられとるんや。ChromeはGoogleの主要な収益源の広告事業の要となっとって、その価値は最大200億ドルに上る可能性があるから、もし本当に裁判所がそれを認めて実現すれば、世界有数のテック企業に反トラスト法に基づく事業売却を求める歴史的ケースとなるで。

 

この影響はAppleにも波及するかもしれんで。GoogleはAppleに多額のお金を払うことでデフォルトの検索エンジンになったんや。わいはこれに喜んだんや。だってGoogle検索は最高や。Appleは劣ったプラットフォームを選ぶこともできたが、そうせんかった。でもこういう巨大な取引まるごと、司法省は破壊したいんや。理論的には、これはAppleにとっても最悪や。なぜなら、Googleはその特権のために年間約200億ドルをAppleに支払っとるからな。ということで、Googleの訴訟の件は引き続き注目していくとして、Appleはじゃあどうなんや?

 

Appleに関しては昨日、Morgan Stanleyからのリサーチレポートが出て、iPhoneのアップグレード率が実際に改善しとるおいうことなんや。新しいAppleインテリジェンスが違いを生み出している可能性がある。今CEOのTim Cookは中国におるんや。次期大統領のDonald Trumpが中国からの輸入品に既に課しているものに加えて新たに10%の追加関税をかけると言うたよな。中国からメキシコなどを経由して、合成麻薬「フェンタニル」がアメリカに流入していることへの対抗措置と位置づけとるんや。

 

その真っ只中に中国におるということは、やっぱりTim Cookは中国に本気やということや。もしかしたら、真に中国に素晴らしい取引を提供し、大きな見返りを得ることのできる唯一のアメリカのビジネスパーソンであるかもしれん。10%の追加関税は心配されていたよりも少し協調的なんやないかととらえられたこともあって、Appleだけでなく市場全体のラリーの理由の一つになっとる。

 

もし中国との関係が改善すれば、Teslaも大きな勝者になるで。中国には驚くべきEV会社があって、彼らはまだこちらで100%の関税に直面しとる。中国はElon Muskにとって非常に重要な市場や。彼はもはやTrumpサイドの人間で、中国に10%の追加関税を課そうとしているときに、どうやって中国人とうまくやっていくのか。これからも注目していかないとあかん。ちなみにTrumpはカナダとメキシコには25%の追加関税をかけることを表明したんや。2023年はメキシコの輸出の83%以上をアメリカ向けが占め、カナダの輸出は75%がアメリカ向けやったから、影響は甚大やろう。これからどうなるのか、注目や。

 

AmazonはBank of Americaから素晴らしいレポートが出て、クラウドとeコマースとオンライン広告が強いということが改めて言われたんや。あなたはもうAmazonの凄さに慣れすぎで、「だから何?」と言うかもしれんが、彼らがやっているビジネスのスケールを考えてみてほしいで。そのような評価を得たいと思う企業がどれだけあるやろうか?でもAmazonのようなことができる会社はほとんどないんや。

 

さて、Microsoftは少し複雑になってきとる。というのは今朝の決算でBest Buyが予想以下の数字を発表して株価が下落したからや。わいのファンドはこの株を持っていたんやが、決算前に結構売っとったんや。メンバーの人はわかってくれていると思うが、わいがBBY株を売っていたのは、Home DepotとLowe'sの決算の数字から考えることがあったからや。

 

Best BuyのCEOは、今四半期の際立ったものの一つはAI搭載PCであると言うたんやが、それはまだ本格的にブレイクアウトしてないんや。国内のPCが5.2%成長し、ラップトップが7%上昇していることを考えると、その一部は確実にAI搭載のものなはずや。CEOは「私たちはAIの将来に何が起こるかに興奮しています」というとるが、果たしてどの程度ブレイクアウトするのかは見ていかんとあかん。Microsoftがどれほどよくやっているかも、関連情報として考えることができるというものや。

 

さて、今日、Meta Platformsが+1.43%と上昇したんやが、理由はどうやって考えればいい?Metaのスマートグラスが中国で大旋風を巻き起こしとる。とてもクールや。でもそういう要素単体ではなく、結局無数のMagnificent SevenがひとまとまりになったようなETFによって支えられていたりするんや。それはまるで「一人は皆のために、皆は一人のために」という感じや。

 

ただわいは幻想を持ってないで。激しく下落する可能性もあるしな。でもMag7銘柄に関してはこう考えてほしい。上昇時にはそれを止めるファクターは別にないが、下落時にはそれぞれの会社の巨大な自社株買いがあり、それが衝撃を和らげるのに役立つということなんや。わいはこれを「非対称のポジティブ」と呼んどるんやが、だからメガテック株は強いということなんや。

 

さあ、最後にNvidiaについて考えようやないか。Nvidiaの株価は典型的な決算後の停滞で苦戦しとる。でもわいらは、Nvidiaには何の問題もないことを知っとるよな。今回の決算でちょうどその数字を見たばかりやろ。そしてそれらは素晴らしかったやろ。それでもまだまだ色々な声が渦巻いとるんや。物事がピークに達したんやないか、成長率が減速しとるんやないか、投資効果が薄れてきとるんやないか、そして競争が激化しとるんやないか。懐疑論が高まっとる。

 

競争の激化については、例えばAmazonとかが自社開発の半導体でどんどん先にいこうとしているみたいなことが言われるが、そういうことを言う人がどれだけ本気で言っているのか、わいにはわからんで。今のところAmazonはNvidiaから離れて高級チップビジネスに参入するつもりはないんや。ただ単に他のチップの定期的な供給を必要としているだけなんや。

 

Nvidiaの半導体は性能が恐ろしくいいんやが、需要に応えるための製造能力を十分に見つけることができないため、常に供給不足や。だからAmazonは自社でいくつかを作っている、それだけの話や。わいの見解では、Nvidiaははるかに優れた最高の技術を持っとる。競合相手は実質いないんや。そしてAmazonはNvidiaの大事な顧客であり続けるんや。

 

AIはピークに達した、などという人もおるが、そんなはずないやろ?Nvidiaのソフトウェアの凄さとかを全く知らない人が何を言っても、わいには聞く耳をもちようがない。今朝のNvidiaからの素晴らしい発表を聞いたか?テキストと音声から音声を生成するAI「Fugatto(Foundational Generative Audio Transformer Opus 1)」を発表したんや。

 

楽曲を生成するAIはこれまでにもあったんやが、Fugattoはそういうのより凄いで。入力したテキストや音声を基に既存の曲から1パートを抽出したり、声のアクセントや感情を変更したり、これまで聞いたことのない音を生成したりできるのが特徴なんや。例えば、アメリカ英語のアクセントで『子どもたちがドアの近くで話している』という落ち着いた声を作って、と言えば、そういう声が生成される。こういうAIの使い道は無限や。そして現代のダ・ヴィンチのJensen Huangはこういうアイディアを数限りなく持っていて世界を変えていく。非常に大きなものを目指してどんどん突き進んでいくんや。NvidiaがGPUだけの会社やと思ったら大間違いやで。

 

結論やが、メガテック株を軽く諦めてしまう人は損をするやろう。それが良く分かる動きが昨今のメガテック株の株価の戻りや。圧倒的なスケールを持ったビジネスをもって、この世界における君臨の幅を広げていく。これらのメガテック会社がそうやって邁進し続ける限り、わいはMag7株がめちゃめちゃすきやで。メガキャップ株はダメだという声に押しつぶされないでほしい。Mag7株を攻撃する必要なんやない。わいらができるのは、ただ買うことなんや。BuyBuyBuyなんや。

 

 

メガキャップ株は持ち続けています。

 

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