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【ジム・クレイマー】株を買うべき絶妙の瞬間が訪れる条件!次回見極められるために!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの12/20のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

Exquisite moments、まさに絶妙な瞬間というやつや。まさに弱気派、ベアがやり過ぎて、引き際を知らずについ先走ってしまい、買わざるを得ない絶妙の瞬間。それをわいらはこの金曜日の朝に目の当たりにしたで。もし今回シグナルを逃した人には、次回こういうことがあったら飛び乗れるように、絶妙な買いの瞬間を見極めるための方法を教えたいと思うんや。まず、この日はマーケットはとても弱い状況でオープンしたよな。そしてその後に株価が反転して、ダウは+1.18%、SP500は+1.09%、そしてナスダックは+1.03%と最終的には上昇して引けたんや。

 

まさにこの日の朝が絶妙な買い場だったんやが、そしてそれはもう今は既に過ぎ去ったんやが、同様の瞬間は今後も訪れるから、次回こうした瞬間が来た時のために条件を知っておく必要があるで。まず条件の一つ目として、この種の瞬間はいつも、市場が極端に売られ過ぎになっているところから始まるんや。売られすぎか買われすぎか、わいがいつも使っているのは、いつも見てくれている人はわかってくれとると思うが、「Market Edge」という会社が提供するS&Pオシレーターや。

 

このオシレーターは買い圧力や売り圧力が過剰になっているかどうかを示す独自のツールで、0をニュートラルな状態としてスタートし、プラス側に行けば行くほど「過熱(買われ過ぎ)」、マイナス側に行けば「冷え込み(売られ過ぎ)」を示すんや。オシレーターがプラス方向へ上昇していっている時は、市場が過熱していることを警戒せんとあかん。プラス5に達したときは、もしわいがわいのファンドで何かを買おうとしていたとしても、わいはその買いを止めてしまうで。なぜならプラス5は市場が行き過ぎで、その時点では確率論的に有利な買い時ではないと判断されるからや。だから良いコストベースで買うことは難しくなって、結果的に「高値掴み」になる可能性が高いかもしれないからや。

 

一方で、オシレーターがマイナス側へ向かう時は逆のことが当てはまるで。マイナス5に達したら、たとえ状況がどれほど悪く見えようとも、鼻をつまんででも、すなわち嫌な気持ちを押し殺してでも、買い始める必要があるんや。なぜなら、マイナス5は「売られ過ぎ」を示して、そこからの上昇が見込めるからや。さらに、もし、仮にオシレーターがマイナス8を下回るような、過度に売られすぎの場合、あなたにできることは、もはやどんどん株を買っていくということ以外にないんや。そして、まさに昨日の晩、オシレーターの値はマイナス8を下回とったんや。

 

逆にいかなる状況でも、オシレーターがマイナス8以下の時に売ったらあかんで。もうその時点では「売りの船はすでに出港している」と考えんとあかん。つまり、その時点で売るということは、すでに底値近くで売ってしまうリスクが極めて高いということなんや。極端に売られ過ぎた市場で株を売ることは、底で投げてしまう可能性が大きくて、不利な行為なんや。わいはMarket Edgeの関係者に、もしオシレーターがマイナス8に達したときにS&P500インデックスを買ったらどうなっていたか、そのデータを計算してもらったんや。その結果がこれやが、結果は驚くべきものやったで。

 

過去10年間のデータで、オシレーターがマイナス8に達した時点でS&P500を買えば、その後30日間の平均リターンはなんと+2.88%やったんや。中央値を見るとさらに良くて、+4.57%やで。60日後の平均リターンは8.93%、中央値は+9%を超えとったんや。これらはめちゃめちゃ大きな上昇率や。昨夜のようにオシレーターがマイナス8に達してから30日後、市場は70%の確率で上昇するということなんや。60日後には80%の確率で上昇しとる。これは驚くほど信頼性の高いパターンや。皆さん、マーケットでは確実なものなど存在しないんやが、でもこれだけ上昇頻度と上昇率が高ければ、売られ過ぎのタイミングで買うことは確実にあなたにとって有利であることを意味するよな。わいはそこのところも昨晩のCNBC Investing Clubでいっぱい説明したし、わいのファンドもいろいろ買ったで。

 

さて、絶妙な買いの瞬間を掴む二つ目の要素は、その株価の上がり下がりの仕方にあるんや。1日目に大幅下落があったとして、2日目に上昇して寄り付いた後に再び大幅な下落がくる、というパターンが現れると、絶妙の瞬間に近づいたということや。こういう、まったく気力を削がれる展開こそ、そして泣きたくなるような展開こそ、買いの瞬間に近づいとるということなんや。そして3日目、市場が再び大幅下落で始まるとき、そここそが買いの瞬間や。この金曜日はまさにその3日目で、今日の相場はその通りに展開したんや。

 

この手法は、個別銘柄でも活用できるで。教科書的な例として Nvidia の話をしようやないか。Nvidia の株価は数週間にわたって大きな圧力にさらされとった。そして水曜日に128ドル台まで叩き落とされたんや。木曜日には131ドルで力強く寄り付いた後、そのまま上昇を続け、134ドル近辺まで達して好調に見えた。特にポジティブなレポートが出ていたわけでもないが、とにかくよく見えた。実際には、Broadcom や Marvell Tech にシェアを奪われているという噂が聞こえる中、ただし念を押しておくが彼らはパートナーで直接競合しているわけではないんやが、にもかかわらずNvidiaに対するネガティブな意見が聞こえる中で株価は回復して、でもわいは昨日、株価が急回復中のタイミングではこの株に手を出さないようにとCNBC Investing Clubで呼びかけたんや。

 

やっぱりどんな状況でもスパイク、すなわち急騰した局面で買ったらあかんのや。その次に起こったことは、予想通りやったんやが、株価は息切れして、木曜日の上昇分をすべて吐き出して、激しく下落したんや。実際、昨日、木曜日のセッション後半には130ドル台まで戻ってしまい、多くの人ががっかりしたはずや。これこそ典型的な反転反応や。でもこういうがっかりの後こそ買い場が来る。今日金曜日は寄り付きで大幅安となって、ついに絶妙な買いの瞬間が訪れたということや。まさにこういう動きを求めていた、その形が今朝現れたんや。そして予想通り、今日の引けに向けてNvidiaの株価はウサギのように駆け上がったんや。

 

さて、絶妙な買いの瞬間を掴む要素として、今回の相場下落の引き金となったことに焦点を当てたい。それらは何やったかというと、ひとつは、議会で予算案が合意に至っていないという懸念や。ウォール街は、政府機関閉鎖の可能性を嫌うんやが、でも同時に投資家は過去を忘れがちや。過去、政府機関閉鎖が株式市場を長く押し下げたことは一度もないんや。一度も、やで。むしろ、政府閉鎖の懸念は常に買い場を生み出してきたという歴史がある。もちろん今回は違うかもしれんという心配はいつもある。

 

今回はイーロン・マスクが絡んでいるなどの特殊要因もある。彼は選挙で選ばれた人ではないので誰にも責任を問われないけどいかがなものか、とか、いろいろな話が出とるが、でもやっぱり過去のすべての政府機関閉鎖が買いチャンスを提供してきたんやから、今回もそっちの目線で見た方がええということになるやろう。こういうイベントは十分に事前告知されとって、売りはあらかじめ行われていたりもするから、いざ政府が資金切れになった時点では、それはすでに市場に織り込み済みになっている可能性もある。つまりざっくりいうと、政府機関閉鎖の懸念での下落は買いかもしれんということや。

 

次に、今回の下落のもっと直接的な原因について触れていこうやないか。やっぱり今回の場合、水曜日のFedのタカ派姿勢が問題で、それについてはわいはここまでのMad Moneyでも説明してきた。でも今ここで認識すべきは、多くの機関と違ってFedには微妙な軌道修正が可能だという点や。必要なのは、連邦準備銀行総裁たちを数名講演会でいろいろ言わせて、状況をより好意的に解釈させて、混乱は存在しないということを皆に理解させることや。そしてそれが確かに、今日たっぷりと見られたりしたんや。まるで時計仕掛けのように。彼らはパウエル議長の記者会見で生じた不協和音を和らげたんや。

 

もちろんその後、弱気派の更なる動きを見る必要はあったで。彼らは恐ろしいほど愚かなやり方で過剰な自信を示しとったんや。今朝の午前4時、5時ごろから、主要銘柄への狂気じみた早朝の空売りが始まったんや。Palintir、Apple、Nvidiaといった銘柄には、特に何のニュースもないのに激しい下落があった。空売りを仕掛けた連中は、簡単に獲物を仕留められるとでも思っていたんやろう。わいはでも、ベアたちがそうした行き過ぎた行動を取るときが大好きや。彼らは自分たちの首をまさしくニュースに差し出しとるんや。それが反転をよんだりするんや。

 

最後に、ある種のデータポイントも必要になる場合があるんやが、経済指標においては、マーケットが買われ過ぎの局面で重要なデータが出れば、それはほぼ完璧でなければ市場は反落してしまう一方で、売られ過ぎの局面では逆のことがおこる。悪い数字は何も引き起こさないが、良い数字はショートスクイーズを招いたりする。今朝は、Fedが重視するインフレ指標である個人消費支出(PCE)価格指数が、予想の2.5%ではなく2.4%と、インフレの鈍化を示したんや。このデータはパウエル議長の行動を裏付けて、安く寄り付いたところを皆が株を買うのを容易にしたんや。

 

ということで結論やが、こうやって絶妙の回の瞬間は訪れた。必要な条件がすべて整ったんや。ベアたちの過剰な自信、下落に反するプラスのデータポイント、そして極度な悲観を示すオシレーター。まさしく今朝は「絶妙な瞬間」やった。こうした瞬間はそうそう訪れるものではない。こういう瞬間に出くわしたら、もはや株式市場には買いで飛びつくほかない、そういう時やったんや。

 

 

上昇は持続するのでしょうか。

 

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