聞いてくれ、恐ろしいことがおこったんだ。
俺はメリルリンチかRobinhoodを使っている。
Robinhoodはオプションの手数料はタダだが、その日が期限のオプションは買えないようになっていて、それはメリルリンチで買うしかない。
俺は今日QQQがあがると思ったから、市場が開いてすぐ、今日が期限のQQQの$172のコールを買おうとしたんだ。
メリルリンチで。買いたいオプションの情報をポチポチしてSubmitをクリックする。
そしたらだ。
なんか画面がちょっとフリーズしたようになって、Trading is currently unavailable うんたらかんたらというコメントが出てきたんだ。
なんでだよ、買いたいよ。と思ってもう一回試してみたが、また同じコメントがでてきた。
オーダーのところを見ても、自分のオプションの買いオーダーはそこに現れてないので、オーダーできないんだなと思って、まあいいや今日はやめとこう、システム障害はやくなおせよー、と思って仕事してたんだ。
そして、
仕事がひと段落して、
ふとアカウント画面を見たら、
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。オーダーが二つとも通ったことになってるぅぅぅぅぅ。
しかもQQQがどえらく落ちたので、オプションの価値がほとんどゼロになってるぅぅぅぅぅぅぅ。
えらいこっちゃ。すごいマイナスや。
なんか半分頭真っ白っぽくなって、あわててメリルリンチに電話。
自動音声の後、ただいま込み合っておりまして、次の担当者があくまでお待ちください、それまでの予想時間は3時間!?です、とかこれまた自動音声がのたまう。
おいおい。
かんべんしてくれよ。
オーダー通ってるとわかってたら損切りでもなんでもしたよ。
しかも2回もオーダーしてねーよ。
価値がほとんどゼロになってるって。。
俺はいつもだいたい定額を使ってオプションをやっているんだが、いつもの2倍の額がゼロになるって。。
たぶん他の人もトラブルで困っているからこんなに電話が混んでるだろうけど、これってどうなんの?
と思ってもう一回電話してみる。今度は自動音声で、混みすぎているので、電話番号を入れてくれたらかけ直します、みたいなこと言うようになってたから、自分の電話番号入れておく。
二時間ぐらいしてかかってきた。
D「もしもし、メリルリンチ担当者のDenです。どうしましたか?」
M「オーダーしたつもりがなかったのにオーダーが入っていて、取り消してほしいんだけど」
D「わかりました、とりあえずお客様の本人確認をさせていただきます」
そして生年月日とかのやりとりをする。
D「それでどうされましたか?」
M「だから、今朝の二つのQQQのオーダーは俺はオーダーしたと認識してなかったし、画面にもTrading is unavailableとでてきたからオーダーは通ってないと認識していた。後に画面を見たらオーダーが通っていてしかもめちゃ損だ。全部キャンセルしてほしい」
D「いや、お客様、自分でオーダーをだされましたよね?Submitのボタンをクリックしたんですよね、二回とも」
M「いやだから、おたくのシステム障害のせいで、オーダーはいってないと思ったんだって。おたくらのせいでしょ。だから電話もこんなにこんでるんでしょ」
D「うーん、ちょっとお待ちください」
結構待たされる。
D「お客様、当方で確認したのですが、2回目のものは取り消すことができます。オーダーをduplicateしたのは当方のシステム障害のせいでしょうから」
ここで最悪でも損は半分になるかもと思いちょっとほっとするが、いやいや、そもそも損をさせられるゆえんはないと思い、粘れるだけ粘ろうと決意を新たにする。
M「いやいや、そもそもはじめのオーダーも俺は通ってないって思ったんだって」
D「でもSubmitボタンをおされたでしょう?」
M「だから、オーダーが通りましたの画面も出てこなかったし、オーダーされたものの欄にも出てこなかったの。どうやってオーダーをしたと思えるんだよ」
D「おっしゃってることはわかりますが。気づいたときになぜ売らなかったんですか」
M「このオーダーが本当のものかどうかわからないからだよ。売っていいかもわからなかったの!そもそももう価値はほとんどゼロになってたんだよ。そんなん売るかよ」
D「困りましたね。後のほうのオーダーをなかったことにはできるのですが」
M「駄目だって、はじめのやつも取り消してくれなきゃ」
D「おっしゃっていることはわかるんですがねえ」
M「ねえ、俺のアカウント見たらわかると思うけど、結構大きな額を損することもあるでしょ俺?でも自分がやった取引を取り消してくれて言ったことは今まで一回もないよね?俺はQQQのコールが紙くずになったら取り消してっていってるんじゃないの。オーダーしたつもりがなかったものがオーダーされてることに突如なって、おたくのシステム障害が関わってるから取り消してくれって言ってんの」
D「おっしゃっていることはわかるんですがねえ」
M「こんなことがあったらこの先怖くて使えないよ、メリルリンチ。特にデイトレで」
D「おっしゃっていることはわかるんですがねえ」
M「とにかく両方のオーダーを取り消してくれ」
D「うーん、わかりました、こっちでもうちょっと調査して上のものとも相談して許可を得なければいけないので、お時間ください」
M「まじでたのみますよ、俺にとっては大事な大事なお金なのよ」
D「ちなみに今日この先トレードされることはありますか?」
M「ないわ!こわいわ!」
D「それでは失礼いたします。担当者のDenでした。また折り返しますが、今後この件でのお問い合わせはDenまでお願いします」
M「ラストネームはなんていうの?」
D「ブラシです。ヘアブラシのブラシです。わかりますか?」
M「お、おう」
D「それでは電話をお待ちください」
M「たのむよ、たよりにしてるよ、ミスター デン ブラシ」
そして一時間ぐらいして電話がかかってきた。
D「もしもし、Denですが、Makabeeさんですか?」
M「そうです私がMakabeeです(どうなったやろ、どきどき)」
D「本人確認をお願いします」
またかよと思いながら生年月日とかのやりとりをする。
D「ちなみに私は今アリゾナからかけています」
M「お、おう(だからどうしたんや?)」
D「だから今私の発信番号はアリゾナの番号だけど、私はDenです」
M「お、おう(そんなこといいから早く結論を言えや)」
D「いろいろこちらでも調査しましたところ、、、」
M「と、ところ、、?」
D「上司とも話しましたところ、、、」
M「と、ところ、、?」
D「これは私どものシステム障害のせいでございました。」
M「そうやろそうやろ(ほっ)」
D「つきましては全額返金したいのですが、、、」
M「が、、?」
D「困った問題がありまして、、、」
M「ん?」
D「実は返金が今日できず月曜日になってしまいます」
M「(そんなことか、びっくった)どうでもええわー、返金されたらいつでもええんやー、感謝してるぜー」
D「この度はご迷惑おかけしてすみませんでした」
M「ありがとうDenちゃん。おまえ、ええやっちゃなぁ」
ということで、返金される模様でよかったです。
でも恐ろしかったです。
返金を確認するまでは一応兜を脱がずにいようとは思います。
ちなみに間違いだろうがなんだろうが買ったことになっている結構な額のコールオプションが紙くずになったことは確かです。
これってメリルリンチがかぶるん?こういう時のためのお金っていっぱいもってるんやろな。
っていうかもしオーダーが通ってたらどこかで損切りしてただろうから、もしかしたらメリルリンチのシステム障害に助けられた形か。結果的によかった。
Robinhoodのほうで他のトレードもしたけど、長くなったから明日書く。
今日の結論:結果的には良かった。