こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーがMad Moneyで、ここのところの株価の下落について語っています。
今日で株式市場の下落は連続で三日目や。今日はダウは-2.25%。SP500は-2.78%。ナスダックに至っては-4.11%になってしもうとる。こういう時は過去の大きな下落から学ぶときなんや。そしてその学びを今に活かすんや。とはいっても、どの下落もそれぞれの状況があって一緒じゃないで。やけど似てるところもあるかもしれんのや。
ドットコムバブルの時を考えてみようやないか。永遠に続くかもしれないと思われるめちゃめちゃな上がりが1998年から2000年の3月にかけて起こったんや。そして急速にはじけたんや。似たようなことが今おこっとるんか？ナスダックは高値から10%下がったが、もっともっと下がり続けるんか？1998年、ナスダックは1585やった。そして2020年の3月までに5100まで上がったんや。そして5月までに3155に下がったんや。そして結局いってこいの1585まで戻ったんや。そうや、まさに悪夢やったで。もちろん過去40年間で大きな下落はそれ以外にもあるで。1987年のクラッシュなんか、数時間で株価がほぼ半分になった。2008年のリーマンショックの金融危機もひどかったし、そして今回のコロナウイルスの下落もあった。
今回の3月のコロナウイルスの下落からのナスダックの上がりはすさまじいものがあったで。先週の時点でボトムから82%上がっとったんや。ドットコムバブルには及ばないにせよ、この上りはそれを思い起こさせるのには十分な上がりや。さっきも言うたが、その株価の下落も状況は違うで。やけど同じことがある。それはなにか？「欲」や。「欲深さ」が一緒なんや。
わいらは今多くの新しい投資家の株式市場への参入を目にしとる。景気刺激策で$1200ドルのお金が配られた。失業保険も多くの上乗せがあった。ロビンフッドがパイオニアの手数料無料化も広がった。このことにより、多くの若い投資家が個別株を買うようになった。一般的にはこれはめちゃめちゃええことや。歴史上最も優れた富の蓄積装置としての株式市場の恩恵を、より多くの人が受けれるのは素晴らしいことや。新しい人が投資をはじめるのはええことや。そして、得てしてはじめは皆、そんなに欲張りやないもんや。
やけどやはり、初心者は初心者にありがちな間違いをしがちや。彼らは歴史を十分に知らん。彼らは自分が持っとる株についてよく知らん。そして株価の下落を経験していない人は、株価が実際大きく下がることがあるということすら知らんやろう。わいは多くの経験をしてきた。そのわいの経験が、今回の上がりを心配させとったんや。このまま上がり続けるのをずっと持っとくのは欲深すぎるんやないか。利確しないと何にもならんのやで。もしここから上がるとしても、今の時点で利確して何か困るんか？ピークじゃなくてもええやないか。ここまでどれぐらい上がってきたか見てみればええで。わいは「欲張り」が嫌いなんや。
ちなみにここまで三日連続で大きく下がってきて、実際ここは思案のしどころや。いくつかの例外を除けば、普通は三日間っていうのは、売り手が無くなるのに十分な時間や。明日の朝も下がりから入るやろうが、もしかしたらここからリバウンドがあるかもしれん。明日の朝の下がりが終わったら少しずつ買っていけるかもしれんで。わいのファンドはこれまでいっぱいテクノロジー株を売った。ほとんど売った。わいのファンドの売りは終わった。そして明日は買い手にまわるかもしれん。やけど聞いてくれ。十分注意せなあかんで。そうはいってもまだまだ市場は愚図つくかもしれん。
わいらはいつの時点かで、勝利を宣言せんとあかんのや。勝ったぞーって言わんとあかんのや。競馬で買ったらどうや？勝ったぞーって言って馬券を換金するやろ？アメフトの試合を友達と賭けてて買ったらどうする？勝ったぞーって言って掛け金を回収するやろ。株式市場はそれらの勝負とは違う。時間軸が決まってないからや。換金するタイミングが決まってないんや。あなたが利確するまでは、何にも終わらんのや。だからわいは言うんや。利確したらどうやと。欲張りになりすぎたらあかんで。規律が大事や。規律がただの含み益が実損益に代わるのを防ぐんや。
不幸にも新しく投資を始めた初心者の人たちは利確をしたがらん。もっと上がるんやないか。もっと上がるんやないか。そればっかり思ってしまう。闇雲に怖がらせたいんやないで。わいは短期的には株価はリバウンドすると思っとる。なんでリバウンドを予想しとるにも関わらず売りを薦めるんや？それは別にまだまだ大きな暴落が来るから売れと言っているわけやないんや。全ての含み益をそのままにしておくのが馬鹿げとると言っとるだけや。ここまで大きく上がってきたやつは利確してキャッシュにしとけば、今回見たいに10%下がった時にも動きがとれるやないか。
売りの基になとる恐れを4つあげておくで。まず一つ目は、先週例えばテクノロジー株で決算が良かったものも、もうさほど上がらんようになっとったことや。もう株価がのびのびになっとる証拠や。これはクラシックな警告サインなんや。
二つ目は、リカバリーストックへのローテーションが起こっとるということや。社会経済活動がノーマルになるほうに動いとるんや航空株やレストラン株、ショッピング株も上がっとるやろ。もちろんまだワクチンは無いんやが。問題はファンドマネージャーが、テクノロジー株から資金をリカバリー株にうつしても、テクノロジー株銘柄群が巨大すぎて、だから株式市場全体として下がってしまうんや。
三つ目は、大統領選挙で不確実性が増しとる状況や。今バイデンが優勢や。彼は確かにサンダースやない。でもトランプの、法人税やキャピタルゲイン税のカットを基に戻そうとしとったり、ということは市場にはマイナスや。あなたがその政策に賛成やろうが反対やろうが、株式市場にとってネガティブやという話をしとる。
四つ目は、今まで多額のお金が限られた銘柄に流れ込んどったということや。馬鹿げた図体のでかいETFが元凶で、テスラとかアップルとかマイクロソフトとかそういうのが下がると、市場全体も下がりまくるんや。
結論としては、大きく儲かっとったら利確をしたらどうやということや。これからまだまだ下落があるから、それを恐れての利確やなく、規律のための利確や。カジノに行ったときに全部のお金を一気に突っ込まないやろ。
これから市場はどうなるでしょうか。
応援よろしくお願いします。