アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】テクノロジー株だけに囚われるな!もっと安定している上昇銘柄は沢山ある!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの2/6のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

株式投資?どうせMag7買っておけばいいんやろ?後はAI関連のテクノロジー株やろ?そうやって思ってないか?今年はそんなこと全然違うで。リーダーシップの具合が妙な感じなんや。Magnificent Sevenに属さない、いわゆる地味な銘柄達がするする好調に上がっとるんや。でもそれらは、今年ここまでの株式市場を支えてくれているにもかかわらず、なんとも控えめで寄せ集め感がある。かなり昔からある銘柄も多いし、でもほとんど目立たなかったりするんや。上がっているのに、誰も話題にしない。毎日話題になる巨大テック株とは正反対や。

 

今日はダウは-0.28%、SP500は+0.36%、そしてナスダックは+0.51%だったわけやが、今回はちょっと、ダウ構成銘柄に注目してみたいと思う。特にテクノロジー株以外のところや。どの銘柄がダウ平均を押し上げてきたのか、見てみようやないか。そもそもSP500とかナスダックに比べて、ダウは銘柄が最も限られとって、ストーリーのある企業がそろっているというのに、あまり注目されないことが多い。やけど、今後、ここからの株式市場にとっての、古い銘柄だけど新しいリーダーシップを象徴している動きがあるんやで。ダウの今年これまでのところ最大の勝者から見ていこうやないか。

 

今年ダウで一番上がっているのは実は3Mなんや。かつて輝かしい複合企業だった3Mは、何もないところから新しいマーケットを作り出したり、既存の競合を打ち破ってリーダーとなるような新製品を次々と生み出しとった。でもその後3Mは、永遠に残ると思われるような化学物質に関する訴訟に巻き込まれて、それがなかなか解決せんかったんや。ちなみにどのような訴訟を抱えているかという開示は、前のCEOが退任したときも脚注に埋もれとって、わいはそのことに個人的に憤慨したものやが、Michael RomanがCEOに就任して、それらの訴訟を引き継いだんや。

 

それらの訴訟は彼の在任期間、2018-2024をほぼ飲み込むほどやったが、彼は主要な訴訟のすべてと思われるものを和解へと導いて、2022年には3Mのヘルスケア部門をSolventumとしてスピンオフしたりしたんや。正直言って、3Mのヘルスケア部門は素晴らしい事業だったから本当は手放したくなかったはずやが、こういう動きは評価に値するで。そして2024年5月、L3Harrisの元CEOのBill Brownが3Mを引き継いだ。彼は非常にタフな人物として知られとって、物事を素早く進めるタイプや。わいの父がかつて勤めていた頃の、あの輝く3Mが戻ってきたんやないかと思わせるで。Minnesota Mining and Manufacturing(3Mの旧称)と呼ばれていた黄金期を思い出させるようなイノベーションを楽しみにしとるで。ウォール街は改めて3Mを評価しはじめとって、マーケットはますますこの株を好感しとる。本当に素晴らしいと思うで。

 

さて、第2の上昇銘柄はJ. P. Morganや。わいはJ. P. Morganの株価は、みんなが思っている以上に安すぎると思うで。。PERで14倍なんやで。わいらの時代を代表する最高の銀行だというのに。J. P. MorganはM&AやIPOのビジネスが最大規模で、融資もやっとる。なんでもそろっている銀行や。今のような利下げがゆっくり進む環境では非常に好調やと思うで。J. P. MorganはPER 20倍以上の水準にまで上がってもおかしくないんやないかと思うんや。確かにGoldmanは最大のM&Aセクターを持ってたりするが、でもいろいろな要素をすべて合わせて考えると、やはりJ. P. Morganは凄いとなるで。PERが14倍で株が買えるというのは、どう考えてもわいには理解できない話や

 

さて、第三の上昇銘柄はIBMや。これはちょっと驚きよな。多くの人が見落としていたと思うが、注目すべきは数年前に買収した強力なエンタープライズソフトウェアプラットフォームであるRed Hatの統合、そして旧ITインフラ事業をKyndrylとしてスピンオフしたこと、それからかつては大きなハードウェア企業だったIBMが、今では収益の40%以上を定期的に入ってくるソフトウェア売上から得る企業へと転換したことや。こうした施策によって、IBMは収益がずっと安定した企業になったんや。ウォール街は常に安定した収益に対して高い評価をするんや。大半の投資家はIBMなんてもう終わったと思っていたやろうが、実際には死んでなかったわけや。

 

そして4番目は、また別の銀行や。さっきM&AやIPOで強いと話したところ、そう、Goldmanや。Goldmanはまるでプロメテウスの解放のようなものや。これまでGoldmanにとって最ももうかるM&Aビジネスは休眠状態やった。まるで、岩に縛りつけられて、ワシに肝臓を毎日ついばまれている状態やったんや。そのワシの役をしていたのが、Linda Kahn元FTC(連邦取引委員会)委員長だったっていうわけや。でも今は、トレーダーたちはM&Aが復活すると見とって、Goldmanのビジネスが大きく跳ね上がるやろうと予想しとる。

 

そのうえ、Trump政権下では規制が緩和されて、IPOも増える可能性が高い。それもGoldmanにとっては大きなプラスや。なのに株価はPER 14倍という低い水準で取引されとる。今後数年で最高の時期を迎えそうな企業にしては、ばかげた安さやと思うで。だからわいのファンドでは積極的に買っとるんや。実際、GoldmanやJ. P. Morganのことを成長株として見る時代なんて、ずいぶん前に終わってしまったように思われとった。Biden政権は金融業界の味方とは言えんかったからな。でも良くも悪くも、もうSECやFTC、司法省に絶えず気をもむ必要はないんや。その時代は終わったんや。そうした状況こそが株価を後押ししとる。

 

5番目はAmgenや。これも多くの降圧薬のプロファイルを持っとるし、株価がまたしても実質的にPER 14倍で取引されているのは安すぎると思うで。この会社の主力製品はRepathaで、コレステロールを下げる最良の薬だと言われとる。高コレステロールはいろいろ悪影響があるから、この薬の売上は伸びる一方なんや。それなのに、なぜAmgenはもっと注目されないのか?たぶん、この会社が持つ驚くべき抗がん剤のフランチャイズの存在を、みんなが知らないからじゃないかとわいは思うで。そして体重減少薬Maritideがもしマーケットに投入される時がくれば、いよいよ注目を集めるとわいは思っとる。実際、既にそのことに気付いている人たちもいて、それが最近の株価上昇につながっているわけや。Maritideは、大手の体重減少薬と同程度の減量効果があるように見えるが、OzempicやMaunjaroと違って週1回ではなく月1回の注射で済むんや。注射の回数は少ない方がいいに決まっとるやろ。

 

6番目はWalmartや。まあこれは別にどこにも隠れてなくて皆知っとるよな?インフレに強い会社で、安価やが品質の良いプライベートブランド商品を扱って、意外なくらい優れた衣料品売り場を持っていたりする。わいの娘はWalmartで服を買っとって、他のより高級な店で売っているものと同じようなのが、10分の1の価格で手に入るというとるんや。

 

7番目はVisaや。VisaとMasterCardは、リスクをほとんど負わずに莫大な利益を上げる決済ネットワークを運営しとる。みんなBuy Now Pay Laterを注目しとるよな。たとえばAffirmは今夜大きく上昇しとるし、素晴らしい会社やが、多くの人、特に大手機関投資家は巨大な存在を求めとって、リスクなしに絶対に間違いを起こさないクレジットカード会社、つまりVisaとMasterCardのことが好きなんや。

 

8番目はAmazonや。今夜の決算は予想を上回る売上を発表して素晴らしい数字を出しとる。EPSも1.49ドルの予想を37セントも上回ったんや。売上の好調さは中核のEコマース事業が牽引しとって、今回のホリデーシーズンをこれまでで最も成功したと表現しとるんや。しかもこの会社の3つすべての事業セグメントが、この四半期の営業利益予想を上回った。でも、それにもかかわらず、時間外取引では株価が下落しとる。一因としては、この四半期のAWS部門の売上が予想を下回ったことや、現四半期のガイダンスをとても慎重に見積もったこと、それから来年度の設備投資の見通しが大きいことが挙げられる。これは火曜日にAlphabetが示したのと同様や。ただ、ガイダンスには、逆風となる為替変動の影響が大きく織り込まれとるから、それを理由にAmazonを過小評価するのは適切ではないと思うで。しかも、決算後かなり目立つ下げがあっても、結局、この数週間の上げを一部吐き出したにすぎないんや。数週間後には買いの好機とみなされるかもしれん。でも他のMag 7と同様に、やっぱりこういう株は今は活況の中心にはいないとわいは言っておくで。

 

さて、今この国で一番のテーマは旅行や。ホテル業界は勢いが衰えないで。今朝はHiltonがすごい決算を出したし、今夜はExpediaが驚異的な決算を発表しとる。次から次へと好調やが、その中でも一番はAmerican Expressやろう。今年のトップパフォーマーの9番目に入っとる。2025年通年を見据えたときにもうまく合致しとる。実際、直近の決算も素晴らしかった。

 

それから新たにインデックスに加わった新参者がSherwin Williamsで、これが10番目なんや。ちょっと奇妙よな。塗料メーカーや。これは難しい、正直なところ、わいにはよく分からん。住宅市場は鈍化し、住宅ローン金利は7%や。正直言って、今株価がこれだけ高いことに驚いとるで。でも、こういう株達がテック株でもないし、MAG 7でもない。まさに非テック株の典型なんや。

 

結論やが、皆テック株に注目しすぎなんやないか?Mag7銘柄やAI関連銘柄を語りすぎなんやないか?今年これまでテック以外の分野で大きく上昇している銘柄はたくさんあるし、その多くは静かに値を伸ばし続けとるんや。そういうところにお金を分散させて置いておくことこそが、自分の財産を着実に増やすとてもいい方法なんや。

 

 

視野広くいきたいですね。

 

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