アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】政府発のネガティブさに屈するしかできないのか!?ポジティブな仮定で開ける道がある!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/13のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

いうても今日だって、わいは株式市場にはポジティブな動きがあると感じたで。素晴らしいなとエキサイトしたかったんやが、でもやっぱりわいは息をこらして注意深くいかんとあかんかった。なぜなら最近は決まって、株式市場が勢いに乗ろうかなという時に、そうはいかせないと言わんばかりのことが起こるやろ。そうや。今日だってそうやった。トランプが彼のSNSで辛辣で気が滅入るような、混乱を招く投稿を行ったんや。そんなことになったら今の株式市場はまたあっという間に粉砕されてしまう。

 

案の定、今日もまた火のついたような売りがセッションが続いて、最終的にはダウは-1.30%、SP500は-1.39%、そしてナスダックは-1.96%の下落を記録したんや。あのトランプのソーシャルメディアの投稿はなんや?「4月2日から関税がかかる」という、あまり必要性を感じさせないメッセージをなんでわざわざ言うんや?誰も「関税がかからない」とは思ってなかったやろ?「自分は折れるつもりは毛頭ない」みたいなことをわざわざ言うなんて、もし何も知らなければ、大統領は株式市場が盛り返しかけるのを見て、それを芽のうちに摘み取ろうとしとるんやないかと推測してしまっても仕方がないで。

 

本当にだから今のホワイトハウスは、Walmartホワイトハウスや。彼らは“毎日株価下落”をやめる様子がないんやが、実際に下落しているのはわいらの大事な401kやIRAとかの老後資金やったりするんやで。今のトランプ大統領が理解できてないのは、今のこの株式市場を下落させるのがどれほど簡単か、ということではないやろうか。マーケットは最近、ばかばかしいほど脆弱になっとる。貿易問題があるし、いつだって何かがうまくいかない感じや。特に、大統領が激怒して新たなネガティブ材料を絶えず提供するようなときはなおさらや。

 

彼は何にもう我慢の限界なんやろうか。ある人は「トランプは株式市場がゆっくりと落ちるより、短期間で一気に落ちることを望んでいる」と言ったりしとるが、わいはそれにそこまで同意はしないが、でも次のような投稿ばっかり衝動的に大統領がやっているのを見ると、そうなんやないかと思ってしまってもしょうがないで。例えばこの投稿や。「EUは、世界で最も敵対的かつ過酷な課税・関税当局のひとつであり、アメリカを搾取するためだけに設立された組織ですが、ウイスキーに対して極めて厳しい50%の関税を直ちに課しました。この関税がすぐに撤廃されなければ、アメリカは間もなく、フランスおよびその他のEU加盟国から輸出されるすべてのワイン、シャンパン、アルコール製品に200%の関税を課すことになるでしょう。これは、アメリカ国内のワインおよびシャンパン業界にとって素晴らしいニュースです。」

 

こういう軽率な、貿易相手への対応に対する素早く騒々しい報復が不意を突いてでてくる。なんで彼はこういうことを突発的に投稿せんとあかんのや?しかもキーになるところはわざわざ大文字で書かれとる。もちろん、彼の書いていることは、ナパの産業やわいらのスパークリングワインにとっては有利かもしれん。でも本物のシャンパンに200%の関税を課せば、店頭価格は3倍になるんやで。ホワイトハウスきちんと状況を認識しとるんやろうか。わいにはよくわからん。

 

ただ、こういうことばかりを話題にしてそこばかりに集中していたらおかしくなってしまうし、大事な本質を見過ごしてしまうことにもつながりかねない。本当はアメリカのビジネスにはもっともっと前向きな精神が宿っているはずや。だから、わいは今回はあえて、もしトランプ大統領が前向きで、ポジティブな姿勢を示す人だったらどうなるか、考えてみたいと思うんや。ユーモアのセンスを建設的に使って、すべてが苦痛なわけではないことを思い出してみようやないか。

 

もしトランプがポジティブで今のアメリカのビジネスを応援したいと思うなら、彼はSNSでどのような投稿をするか。もちろん嘘は言ってはいけない、本当のことを書くという前提を維持しながら、ポジティブなトーンを失わない姿勢を持ったらどうやろうか。思考実験をやってみようやないか。例えば今日という、あなたが多くのお金を失ったこの最悪の日に、トランプがこういう投稿をしていたらどうだったやろうか。「やあ、そんなに落ち込むなよ、友よ。Dollar Generalが好調な業績を出したばかりだ。店舗数だって多い。インフレ対策企業でもある。俺はDollar Generalが復活して、以前よりも大きくなったと思う。しかもそれがDollar Treeまでも刺激している。両方ともチェックしてみるといい。もし彼らが実際に価格を抑えて量を増やすことができたら、Walmartと勝負になるかもしれない。もしかしたらこれらはbuy buy buy”って感じだろう。」

 

ほら、どうや? ポジティブやろ? もちろん少し大袈裟で皮肉めいてはいるが、ポジティブさは伝わっとるよな。じゃあ、こんなのはどうや? 「俺の前任者たちはIntelに大金を渡していて、それにはものすごく腹が立った。今でもイライラしてる。でも、彼らはLipBu Tanという人物をCEOに選んだらしい。そいつはダイナマイト、最高だっていう話なんだ。Intelは国宝級だ。これはすごいニュースだ。」ほら、こういう感じでGREAT NEWSを全部大文字にしてみるとか。

 

それから、市場で最悪のパフォーマンスになった銘柄についてポジティブなことを言うのはどうや? 「今日はAdobe株を売ってる人が多いが、俺は彼らのAIであるFireflyの使い方を教わったんだ。あれは最高だと思う。何にでも使える。みんなShantanuのことを見限るのはなぜなんだろう? 世界中の誰よりも多くの人にクリエイティブな可能性を与えた人物だというのに。もしかすると、ただ見方を変える必要があるだけかもしれないよ。」

 

それからこういうのもいいかもしれん。「Southwest Airはどうだろう? あのチームが心配はったんやが、そのうちカムバックしてくるやろう。荷物料金を取ることでこんなに違いが出るなんて誰が想像した?」 そしてシンプルに、「NVIDIAがAIのWoodstockをやるそうだ。Jensenの基調講演が待ちきれない。彼はクールな男だし、料理も上手らしい。ルネサンスマンだよ」なんていうのもええやろう。最後にもうひとつ。「今日はMark Zuckerbergが率いるMETAが叩かれてるみたいだ。だけど彼らは中国勢を、彼らの土俵で打ち負かしていると思う。GTS、つまり“good to see”ってやつだね。」

 

もちろん、大統領がこういった個別銘柄について投稿することはないやろう。残念やけどな。でもわいの言いたいことはわかるよな?例えばこんな感じでもいいわけや。「株式市場は一体どうしちゃったんだ? 昨日のCPIを見なかったのか? 今日のPPIはどうだ? すごい数字じゃないか。インフレなき成長だぞ。」こういうのはどうや?「みんなが支出を抑えてビクビクしているのはわかる。心配してるんだろう。だからこそ、関税をなんとかしなきゃいけない。アメリカはみんなにいいようにやられてるからな。俺のウェブページを見れば、彼らがどれだけの関税を押しつけてきているかがわかる。もし貿易障壁を下げるもっといい方法があるなら教えてくれ。俺たちのチームで修正して、君の名前をつけてやるよ。」

 

この状況だと、トランプが「これは2年ぶりの10%調整だって?たくさんの痛みがあるって言っただろ?Appleなんてひどい有様だ。あんなになるなんて正気とは思えない。誰もがあの会社のスマホを使ってるのに」と投稿してもおかしくないんやないかと思うで。誤解しないでほしい。わいは物事を何でもかんでも楽観視してるわけやないし、いいように塗り替えたいわけでもないんや。株式市場は確かに悪い状態や。10%の調整はしばらくぶりやし、何兆ドルも失われとる。

 

でももしホワイトハウスが、悪いことばかりに焦点を当てて、ビジネスの善い面や国に対する貢献、誇りに思うべきものを取り上げないなら、それは大統領の歪曲表現だと言えるやろう。結局のところ、大統領の“痛みなくして得るものなし”という態度は、ただうまく機能していないんや。株式市場は定期的に下落したり、売りが出たり、調整や弱気相場が訪れることがある。それはそれでいい。ときにはそれだけの理由があるからや。Appleのようなお気に入りの銘柄でも、四半期の業績に苦戦する可能性があれば、株価が下がることはあるんや。

 

わいは別にトランプが自分の実績を株式市場と結びつけなければならないと言っているわけではないで。それは間違いや。わいが言いたいのは、彼がもう少し建設的になってもいいんじゃないか、ということや。建設的というのは良いことや。わいはそこまでポジティブとは言ってないで。強調すべきは、建設的という言葉や。もし大統領がConstructiveでなければ、彼自身が下降スパイラルを招いてしまう。もし関税を導入しているのが予算赤字解消のためなら、正直それはどこまで助けになるかわからんで。別の理由もいろいろあるやろうし、赤字解消が本当に実現するかは微妙や。

 

もしアメリカ国内での製造を増やすのが狙いなら、それには何年もかかるということをきちんと説明する必要があるし、その間にも良い出来事はいろいろ起きているんだと伝えんとあかんと思う。ネガティブになる方法はいくらでもあるが、ポジティブになれる方法はそう多くないんや。わいがポジティブさを強調したいのは、合衆国大統領という立場にある人が意図せずとも国全体に悪影響を及ぼすようなネガティブなムードを生み出してしまう可能性があるからや。年配の人ならわかるかもしれないが、いわゆる“Jimmy Carterシンドローム”とでも言おうか。

 

CVSの復活を指摘するのはバカげているんやろうか? Costcoの既存店売上高の好調さを称賛するのはおかしいんやろうか?こういう話は確かに大統領には少し細かすぎる話かもしれん。それでも大事なのは、大統領も財務長官も、関税による痛みをやたら強調してわいらを落ち込ませようとしているかのように見えることや。多くの人はそれがどういう意味なのか理解していない。そもそも、関税が何なのかよくわかっていない場合さえある。難しい話よな。そういう状況でけんか腰の面ばかり強調しすぎる必要はないし、逆に政府がビジネスでおきている良いことを強調する気配もない。

 

結果的に、すべてが最悪の状況だとみなに思わせてしまっとるんやが、それは真実ではないんや。ホワイトハウスは経済全体をコントロールすることはできんが、メッセージをコントロールすることはある程度できる。なのにやる事といったら、人々を解雇したことを誇らしげに語ったり、Elon Muskにチェーンソーを振り回させたりするだけや。他国にもっと誠実な貿易相手になってもらうよう働きかけるのも静かに粘り強くやればええし、たとえ解雇をするにしても、やるなら目立たないように行えばええんや。本来解雇すべきでないと思う状況であっても、せめて静かにやったらどうや。

 

結論やが、アメリカのビジネスの世界は今でも素晴らしい、だから、毎日お祝いするような出来事が必ずあるんや。政府がそのことに口をつぐんでも、政府がわいらをどんどん落ち込ませようとして来ても、わいら自身がそれに飲み込まれてたらあかん。願わくば行政がもっとポジティブさを打ち出してくれれば、わいらはずっといい状態になれるやろう。ネガティブなニュースなんてものは、放っておいても勝手に広まってしまうものなんやが、わいらが今見るべきはポジティブ面なんや。

 

 

まだまだ現政権はいろいろひっかきまわしそうですよね。

 

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