こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの3/28のMad Moneyはどうだったでしょうか。

今日は厳しい一日やったで。10日前、ある会社のディールがわいの目の前に出てきたんや。それはまるで一番ホットなIPO案件のように見えたんや。蒸気機関の発明以来の大発明や、とか、運河や鉄道、さらには織機以降で最大の産業革命の投資先になる、だとか、多くの人々はそんなふうに話しとった。ところが今日になって、なんと今の株式市場で最も期待外れの銘柄としてまたわいの目の前に出てきた感じになった。その会社は多額の負債を抱えて、顧客が減少し続けていて、目の前で価値が下がりつつある製品を持っている会社、ということになってしまったんや。この二つの会社は、同じ会社や。名前をCoreWeaveというんや。

CoreWeaveのIPOはAIインフラプレイとして注目を浴びとって、マーケットにおいてポジティブな流れを作るはずやった。でもそうはならんかった。それが今日、ダウは-1.69%、SP500は-1.97%、そしてナスダックは-2.70%と大きく下落した流れを作った一要因となったんや。そもそもCoreWeaveは当初47〜55ドルで4,900万株を公開する計画やったんやが、昨晩、需要の弱さから3,750万株に発行数を削減して、最終的に1株40ドルでIPO開始したんや。実際に株式は今日の午後に、それより1ドル安い39ドルで寄り付いて、最終的にはきっちり40ドルで引けたんや。

何とも皮肉な話や。先週ならこのIPOが40ドルで始まって50ドルで寄り付いて、さらに上昇していたかもしれん。今はとても不安定なムードになっとって、こういう気分の乱高下は良い投資環境とは言えないんや。CoreWeaveはデータセンターをつなぐ“接着剤”のような存在やと言われてきたんや。CoreWeaveは、GPUを活用したクラウドコンピューティングを専門とする企業で、特にAIや機械学習、高性能計算分野に特化しとって、NVIDIAからの強力な支援も受け取るんや。ただ、AlibabaのJoe Tsaiがデータセンターのコストを疑問視して、近い将来バブルがはじけるのではないかと示唆したり、Microsoftがデータセンターから一歩ひく姿勢を見せているのではないかという話が出回ったりして、こういう雰囲気の相場では、AI関連銘柄は厳しくなっとるわけで、その中でのIPOも厳しかったということなんや。

もしCoreWeaveの立場なら、データセンターの需要が増すことで利益を上げるわけやから、市場で“需要がピークを過ぎた”なんて言われているのを見たらゾッとするやろう。今日の動きを見るかぎり、先行きは下がるばかりという見方が強いんや。CoreWeave自身はそうは思っていないやろうが、株式市場は先週のNVIDIAのGTCカンファレンスが業界全体の天井を示したんやないか、そして今回のCoreWeaveの大幅縮小IPOがまさにその確認やと判断しとる。今回のIPOの不調さが、AnthropicやInflection AIなど未上場AI企業の評価基準にネガティブな影響を与える可能性も言われとる。

こういう雰囲気のなかでトランプ大統領が仕掛けた関税の話が更に加わると、株式市場はまるで冬のような様相になってしまうんや。こんな状況では、天気予報士はいらないんや。明らかに冷え込んどる。CoreWeaveのIPOが引き起こした不安感と自動車関税の話題が株式市場に冷気を吹き付けた形や。このままわいらのポートフォリオが完全にやられてしまう前に、またあたたかな春を取り戻ることはできるんやろうか?来週になれば何かポジティブなことが期待できるんやろうか?

もしかしたら、それはあまり期待はしない方がええかもしれん。すまんな。もっといいことを聞きたいと思うのはわかるが、やけどわいは本当のことを言わんとあかんわけやから。ということで、来週のゲームプランにいきたいんやが、来週は注目の決算発表はあまり多くないんや。やけど、とにかく外せない大きなキーイベントが2つあるで。そのうちの1つが水曜日や。この日はトランプ大統領が“Liberation Day (解放の日)”と呼んでいる日や。この日、彼は新しい関税体制がどうなるかを発表するというとるんや。要するに、取引相手の敵からアメリカが解放されるとか何とか言うとる。どんな内容になるにせよ、それを受けて相場がどんなリアクションを示すか注目というわけや。

そしてもう一つは、金曜日に労働省の3月の雇用統計が発表されて、これも大注目や。非農業部門雇用者数がどのようになっているのか。これら2つはこの週で本当に大きな日になるで。その他の材料はそれよりはどれも小粒やが、とにかくわいらは対応していかんとあかん。実はいずれの発表も、この相場を好転させる可能性を秘めとる。なぜなら、この注目イベントが終われば不確実性が減ってスッキリするかもしれないということがあるからや。でもインフレが一気に加速するんやないか、経済は悪化の一途なんやないかと心配している人が多い中で、好感があるのかどうかは分からんのや。

もしかしたら何かポジティブなことが起きて、CoreWeaveが再び株式市場の好意を得ることになるかもしれん。この株価は公募価格で引けたんやが、日中は何ドルか安く取引される場面があったんや。わいがこれまでの経験で学んだところでは、こういう銘柄は今後1〜2週間は芳しくない動きをすることが多いんや。それがこれまで何度も見てきたパターンや。わいはIPOにも直に関わってきたし、シンジケート・デスクにもいたんやが、今後も愚図つくというのがわいの知識や。正直、あまり甘く見れない状況や。

むしろわいはCNBC Investing Clubのメンバーには、まだまだテクノロジー銘柄は下落する可能性があることはずっと言い続けてきたで。実際だから、わいのファンドはテクノロジー株は何も買ってないんや。株式市場がAIやロボット、自動運転をはじめ、あらゆるテックに背を向けているのが見えたからや。チャットボットですら冷遇されとって、何もかもが今はダメそうに見えるんや。さて、この先どうなるのか。良いニュースもあるで。まず来週はCoreWeaveみたいなIPO案件はもう出てこないんや。次に、水曜日が過ぎれば、関税についての新しいニュースもそう頻繁には出てこないやろう。だからこそ今すぐ相場から退場はしにくい理由があるということや。

とはいえ、今のような状況やと全部売り払えばすごく気分が楽になるやろうなと思うのは分かるで。売った人は、「やっと怒りと悲しみの鎖から解放された」と思うやろう。でも来週、いわゆる“Liberation Day”では、実際にどれほど恐ろしいペナルティがわいらの商取引に降りかかるのかが分かるんや。少なくとも短期的には、それを喜ぶ人はいないやろう。でも「やっと決着がついた」という反応になる可能性はある。そこのところがどうなるのか、わいらは固唾をのんで見守らんとあかんやろう。

その他のことを月曜日から言っていきたいんやが、まず月曜日にはPVHの決算発表があるで。Calvin KleinやTommyのブランドを抱えるアパレル企業で、一時はすごく人気の高かった銘柄や。でも小売は失望が続きすぎて、どれほどひどい数字が出ても目が慣れてしまっとる。実際PVHの予想はずっと下方修正され続けとって、目標を上回る期待はほぼないで。祈るしかない状況やな。そして火曜日はエイプリルフールやが、今日の相場を見ていると、もし株を買っていたら本当に“バカを見た”気分になったんやないやろうか。今日の動きが悪い前兆の序章でないことを願うばかりや。

トランプ大統領が世界の自由貿易体制に何を仕掛けてもおかしくないという覚悟を、皆にしておいてほしいと思うで。誰もが「今回の関税はあのスムート・ホーリー法ほどひどくならない」なんて楽観的に思わなくなる可能性すらあるということや。前のMad Moneyで述べたが、あの法は大恐慌を招いたと言われるほどひどい関税法やった。強気派としては、人々がCoreWeaveの悪夢から目覚めて、「やっぱり買っておけばよかった」と思うような展開を望んでいることやろう。でもわいは、そんなことを期待するなと言いたいし、今回のIPOがきっかけで新たなIPOラッシュが始まるとも思わんのや。今回のIPOがどうにか成立したことをせめて喜ぶべき、というのが正直なところや。

株式市場は、大統領が貿易に関する主張を通すためには手段を選ばず、すべての貿易相手国を屈服させるまで考えを変えないだろうと再び信じ始めとると思う。その後になって、ようやく相場が反発する展開になるかもしれないというわけや。悲観的すぎると感じる人もおるやろうが、わいの見るところ、株式市場で実際に起きている痛手を大統領が認識する瞬間は近づいとるとは思うで。ただ、この10年の間に株価は相当上昇してきたから、その瞬間に至るまでにはまだ時間がかかるかもしれん。株価がもっと下がって景気が悪化すれば、彼は何か手を打つかもしれん。関税に関する言動を和らげるかもしれんが、まだそこまでは行ってないんや。今の状況は悪いが、破滅的ではない、それがわいの言える最大限のポジティブさや。

さて、企業ニュースとしては、“Liberation Day”の前後となる水曜日の引け後にRH、旧Restoration Hardware、の決算発表があるで。株価は457ドルから236ドルへと大きく落ちとって、他の小売業同様、目を背けたくなるほどの下落や。リバウンドを待つしかないのではと思うが、はっきり言ってわいには分からなんのや。難しすぎるし、ワシントンの動向が市場全体に重くのしかかっている以上、こういう銘柄への投資はもはや賭け事の勝負に近いものになってしまっとる。

木曜日はワシントン方面は比較的静かになるやろうが、決算シーズンの幕開けを前にした重要な一日や。Conagraが決算発表をするで。前回このパッケージ食品の会社について耳にしたときは、あまり芳しくない話だったんや。配当利回りが5%を超えていることからも、何かまずいことが起きているのが分かるんや。そしてConagraからスピンアウトしたLamb Weston(冷凍ポテトの会社)の決算もあるんやが、この株も反発を試みているところやが、これについてもわいはCoreWeaveと同様に慎重に見ているところやで。

そして金曜日には労働省の非農業部門雇用者数が発表されるんや。インフレを誘発する関税を考えると、関税は即座に物価上昇をもたらす要因になるで。強気派としては、この雇用統計で雇用の伸びが鈍化し、賃金も上がらないことを祈るしかないんや。今の相場の心理を考えると、その「都合がいいシナリオ」から少しでも外れれば、スタグフレーションの懸念どころか、本格的な弱気相場入りの声が高まるやろう。実際、人々は来週あたりから、これはもう調整ではなく本格的な弱気相場なのだと騒ぎ始めるはずや。

結論やが、今問題になるのが、「すでに手遅れで全部売るべきなのか、それとも下落局面で買うことを考えるべきなのか」という点や。わいが言えるのは、2〜3日ひどい下げが続いたからといって、すぐさま本格的な弱気相場入りを意味するわけではないということや。相場は険しい局面にあり、終わっていないように見える。でも、もし手元に余裕資金があるなら、むしろ逆張りしてみるのも一つの策や。たとえば火曜日の奈落の中で少しだけ買ってみて、水曜日の材料が出るまでの過度な悲観にかけるという方法もある。もし金曜日の雇用統計が加熱して市場がまた下がるなら、そのとき追加で買ってもいいんや。全部ひっくるめて、わいはまだまだ今は世界の終わりなんかじゃない、とは言いたいで。そういう気分にはなるけどな。
なかなか上昇局面が想像できる時が来ないですね。
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