こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの3/18のMad Moneyはどうだったでしょうか。

自分のポートフォリオが下落していて、なぜか分からないときは、ほかのみんなの株価も下落している可能性が高いと考えるのが妥当やろう。何でもかんでも個人的に受け止める必要はない。わいは今Nvidia のGTCカンファレンスに来とるわけやが、このホールにいる人々も、同じことを痛感しとるやろう。実際、この日は多くの株価が特に理由もなく容赦なく売り叩かれたんや。中には業績が非常に好調な企業もあるのに、や。今日はダウは-0.62%、SP500は-1.07%、そしてナスダックは-1.71%と大きな下落の日になって、こういう日においては、わいらは皆、何とも言えない苦痛の「価値のシュリンケージ(縮小)」を経験しているというわけや。

現実の世界で「縮小」と言えば、サイズが小さくなることやったりするが、この株式ビジネスの世界で「縮小」と言えば、つい1、2週間前までは同じ利益にもっと高い値段を払っていたのに、いまやその支払額が減ってしまうことを指すんや。いわゆる「株価収益率、PERの圧縮」と呼ぶこともあるで。先週金曜と月曜に下げ止まったとはいえ、こうした圧縮はまだまだ株式市場全体で起こっとるんや。あの素晴らしい2日間はいったい何だったんや。

では、なぜこんなことが起こるんや?なぜ、企業の実態に変化がないのに株価が下がってしまうんや?もし頭上にピアノが落ちてくるかもしれないと皆が恐れていたら、皆当たりたくはないと上ばっかり見て歩くよな。今の株式市場では、値下がりしている株を持ち続けることを誰も望まないので売りが先行して、同じ理由で売りたい人が多すぎるために、もはや高値では売れなくなってしまっとるんや。先行き、特に景気や政策などを考えたときに株価が割高だとみなされとるんや。恐怖心が強まった今は、例えここまで2日続けて上がったとしても、その直後にはもう投資家が一斉に逃げ出す状況や。

株主たちはポジティブな材料には見向きもしない。弱気が来ると決めつけていて、どんなに良い情報があっても織り込もうとしないんや。今の政権が「移行期」だとか、「経済に痛みを伴う調整が必要だ」と言い続けている状況では、金曜と月曜の大幅な上昇も、結果的には売りの絶好のタイミングになってしまっとる。みんな、次にくる関税の発動がいつ落ちてくるか分からない状態で待ちたくないんや。ただ、先週木曜の時点、そなわちS&P500がピークから10%下落していたところまで戻るならば、わいは多くのテック企業の株を買い始めるべきだろうとも考えとるで。

ネガティブな雰囲気がどれほど蔓延しているかを示す格好の例が、まさに今日あったんや。今日、わいらの時代でおそらく最も影響力のあるCEOの一人であるJensen Huangが、いわゆる AIのウッドストックとして知られる GTCカンファレンスで基調講演を行ったんや。Nvidia とその関係者約17,500人がサンノゼの SAP Arena に集結するわけやから、株式市場、少なくとも Nvidia の株価には何かしらのインパクトがあると思うやろ?でも実際には、今日そのような影響は全くなくて、わいらは、いかに「株価収益率の圧縮」の力が強大であるかを思い知らされたんや。

実際、Nvidia の株価は下落したんやで。約3.4%の下落や。これは痛いで。正直、弱気の見方があるのも理解できなくはないが、わい自身はそうは思わんのや。わいのファンドでもNvidiaは大きなポジションを占めとる。Nvidia 株は、すべてがうまくいかない限りは安くはないで。そして、これほど特別な企業であっても、この恐怖の環境ではすべてが完璧に進むと考えるのは難しいよな。もっとも、今日の基調講演を見たら改めてこの会社の特別さを痛感したわけやが。

とはいえ、17,500人もの人が集まり、Jensen Huangの話を聞いたからといって、株価が上昇するとは限らん。ときには相場が単純に不利な場合もある。まあそれだけのことかもしれん。今回のキーノートでは、Jensen が次世代テクノロジーの素晴らしいロードマップを示したんや。Nvidia は最も収益性の高い製品をすでにフル生産しとる。さらに Blackwell や Blackwell Ultra は、今後より収益性が高くなるやろう。わいらは、自動運転を大幅に安全にするデバイスを見たで。人間には理解しきれない判断を下すような機能をもったデバイスもあった。山火事を防ぐための技術もあった。

GMと連携し、彼らのクルマやトラックに AI を搭載するという壮大なパートナーシップの話もあり、これは付加価値が大きいと思うで。さらに、Jensenはデータセンターの AI 化が近い将来1兆ドルに達すると確信しているようで、その点についても非常に自信をもって語っとったんや。でも、それでも今日の株価には影響せんかった。Jensen は 2026年に出す“Vera Ruben”という次の大きな製品に向けて準備していることも語ったで。彼は製品に偉人の名前を付けるのが好きなんや。Vera Rubenとは、フィラデルフィア出身でダークマターを発見した天文学者や。

いまのビジネス界にはより強力なコンピューティングパワーが求められていて、その “Ruben” はそういったニーズに応えるとのことや。さらに 2027年以降には “Ruben Ultra” を出す予定で、スペックは圧巻のものやった。これらのチップがどれほどエネルギーを節約できるかという話もあったし、個人向け AI スーパーコンピュータの構想についても語られた。でも、こういう相場のときに“タラフロップ”だの積層エレクトロニクスだの量子フォトニクスだの言われても、投資家から見れば全然ピンとこないやろう。

さらに話はロボットへ向かったで。ものすごい歓声と熱気。ありとあらゆる産業に対応した“物理的 AI”、つまり様々なタイプのロボットが語られた。大量のデータと設計図を必要とするロボットをNvidia が動かせるようにすることで、アメリカで深刻化する労働力不足の解決にも役立つんや。必要とされるコンピューティングパワーは莫大で、Jensen がこの需要に追いつくのは大変やろうと感じとる。実際、受注は天井知らずのようや。見ていて本当にワクワクする内容やったが、だからといってこの株式市場では、すぐ先の未来でさえ誰も待っていられないんや。

わいらは「あとで買うから」と言って猶予をもらうような状況ではないんや。今日のキーノートで見た最高のロボットでさえ、株式市場が下がっている今は“先物買い”に踏み切れないんや。つまり、Nvidia が今回発表した数々の新しい技術やパートナーシップは、将来にとっては極めて重要かもしれんが、今日の株価にはほとんど影響がなかったということや。たとえば Disney や Google との新たな提携で“まったく新しい世界”を作り出すという、みんなが大絶賛するような話があったんやが、将来伝説になる可能性がある話もあったが、今日のような厳しい相場では、せいぜい「ちょっとした笑い」を提供してくれただけになってしまったんや。

そして最も残念なのは、わいの考えでは、今日 Jensen が業績見通しを上方修正しようと思えばできた可能性があるという点や。もしそうしていたら株価も大きく上がったかもしれん。でも、そういう性質のカンファレンスではないんよな、GTCカンファレンスは。でも、実際のところ、彼がそうしなかったのはむしろ良かったかもしれん。どのみち株価に影響がなかった可能性もあるんやし。そう、“PERの圧縮” はそれほど強力だったりするんや。そして、テクノロジー株は総じて高PERで取引される傾向があるから、特に狙い撃ちにされやすいんや。Nvidia株自体はそこまで高すぎるわけではないんやが、それでも今回のキーノートに対する期待値が高かったせいで、この相場の雰囲気ではいくら素晴らしくても誰も気にしないということになってしまったんや。

Nvidia 以外に影響を受けるのは誰や?AI に関わる他の企業すべてと言っていいやろう。AI は理解するのが難しく、未知数な上にコストもかかる場合が多いから、こういう地合いの日は株価が下がりやすいんや。実際、AI 関連銘柄はここ数週間ずっと下落傾向にあったし、その後にはエンタープライズソフトウェア関連の株も売られたんや。エンタープライズソフトウェア企業は山ほどあるで。企業の業務効率化に貢献する製品を作っていて、ベンチャーキャピタリストたちも多数投資しとる。

相場が上がっているときは、グロース銘柄に目がない投資家たちはこうしたエンタープライズソフトウェア株を買わずにはいられないんやが、でも下がり始めると、今度は我先に売りに走るわけや。特に景気が不安視されると、なおさらや。次に狙われるのは高バリュエーションのバイオテック株や。売上高があまり多くないのに、損失を抱えているような企業を思い出してほしいで。今の環境では、もはや誰もそんなところを気にかけないんや。売りしか頭にないんや。その次は産業株も同様に売られるやろう。政府が景気の小休止を口にするたびに、みんな将来を待つのをやめてしまうんや。というのも“先”はどんどん遠のいていくように思えてくるからや。

結論やが、今回の「PERの圧縮」の新たな波は、まさに AI に関する驚くべき発表があった日に起こってしまったんや。Jensen の素晴らしいスピーチをもってしても、PER圧縮のパワーには太刀打ちできなかったんや。残念ながら、この状況は続くやろう。ホワイトハウスが譲歩するか、あるいは株価が十分に下がって投資家たちがこの状況に慣れるか、どちらかが起きるまでは、辛抱の状況が続くんや。
それでもNvidiaは凄いですね。
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