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【ジム・クレイマー】結局AIデータセンター銘柄についてはどう考えればいいのか!?バブルなのか!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/25のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

ある時点になると、もう投資アイデアを弁護することすらしたくなくなる瞬間があるで。そのことを考えると苦痛で、痛みが襲ってくる、みたいな。でもそれでも、自分がその投資アイディアを正しいと思うなら、そして長期的に勝てるものだと思うなら、わいらは思考を止めるべきでは無いし、考えを止めるべきれはないんや。これが、わいがデータセンターの話に対して抱いている感覚や。今日はダウは+0.01%、SP500は+0.16%、そしてナスダックは+0.46%だったわけやが、わいの頭の中ではこの頃常に、データセンターについていろいろな意見が戦いをしているように感じるんや。

 

果たしてテック大手たちがAIのインフラを構築するために巨額を投じ続けることは本当に持続可能なのか、とやっぱり心配になってしまうんや。なぜなら、昨夜起きたようなことがあるからや。Alibabaの会長で、わいが非常に尊敬している幹部でもあるJoe Tsaiが、テクノロジー関連の支出が驚異的なレベルに達していると語ったんや。さらに彼は、「何らかのバブルの始まりが見え始めている」と続けたんや。わいはそれを聞いてもう気分が悪くなってしまったんや。Joeはその手腕で知られた人物やから、あちこちで取り上げられるやろうなと思ったんや。

 

彼のコメントはデータセンター関連銘柄に冷や水を浴びせかねないと思ったし、まさにその通りになったんや。このセクターは早朝から活発に取引されるんやが、マーケットが始まる前からもう株価は下がっていたんや。もう、多くの人の声が伝わってくるかのようや。本当に耳に聞こえるかのようや。「バブルかな、いや、そうじゃないかな、どっちかな、わからないな」という感じや。怖いよな。バブル、バブル、バブル。こんなふうに頭に染み込んでくるからこそ、わいはこの「バブル」という言葉をやめて、「これは資本的支出(CapEx)なのかどうか」という話をしたいわけや。

 

バブルといきなり決める蹴るのではなく、ブームと考えたらどうや。もしかしたらどこかで破綻するかもしれんが、それでもブームなんや。バブルではないんや。わいらはこれまでに大規模な資本的支出のブームを何度か経験しとる。ドイツ銀行は最近、CapExとブーム、そして破綻に関する非常に素晴らしいテーマ研究を発表したんや。そのレポートでは、18世紀の運河の整備や、19世紀の鉄道狂想を例に挙げとる。20世紀の不動産バブル、そしてドットコムやテレコムのバブルは、そのどれも最終的に途方もない損失をもたらしてしまった。

 

でも、破綻しなかった資本的支出のブームもあるんやで。たとえば、Interstate Highway System(州間高速道路網)や第二次世界大戦後のマーシャルプラン、世界各地の電化、原子力、そして再生可能エネルギーや。これらはいずれも素晴らしいテーマやったし、でも誰もバブルと呼ぶことはなかったんや。結果として意義あるものになったんやが、いずれも政府主体で始まったのであって、民間セクター発ではなかったんや。だから、多大な恩恵は遺したものの、大きな利益がもたらされたわけではないんや。

 

さて、わいはJoe Tsaiのような人たちが、今のAI関連のCapExブームを見てこう考えているのではないかと思うんや。これは、Microsoftのcopilot chat、Open AIのChatGPR、AlphabetのGemini、AnthropicのClaude、perplexity AIなどにとっての大きな破綻なんやないか、と。まさにこれは90年代後半のドットコムバブルのように感じられる、と。わいはあの時代を経験したんや。だからわいにはわかるで。確かに共通点がたくさんあるんや。今AIに関わっている企業のうち、どれだけがNetscapeのように見えるやろうか。

 

そうや、あのころドットコムと名の付く数多くの会社が存在して、それらのほとんどは廃棄処分みたいになってしまったんやが、でも民間セクターによる資本的支出のブームでも、少数の勝ち組が存在していたのは確かや。その点を忘れたらあかんと思うんや。ドットコムブームは、GoogleやAmazonのように驚くべき企業を生み出したし、他にも実際に成功した企業としてPricelineとかがあるで。今ではBooking Holdingsになったんやけどな。でもまあ、確かに多くの企業は道端に散っていてしまった。でも重要やから繰り返すが、Google、Amazon、Pricelineは明確な勝ち組で、莫大な利益をもたらしたんや。

 

翻って今はどうかというと、まさに今この瞬間も、AIにおいてチャットやエージェント分野で勝者となるべく競い合っている企業が多くある。彼らは勝つことを好むが、それ以上に負けることを嫌ったりする。でも敗者が出ない競争なんてないんや。だから、確かにJoe Tsaiの言うことは正しいんや。データセンターのCapExブームは多くの敗者を生み出すかもしれんし、そういうのを重ねれば、1兆ドル規模の破綻、あるいは数兆ドル規模の破綻にもなり得るかもしれん。でもそれは敗者だけの話や。勝者はそれ以上に大もうけする可能性があるんや。

 

だからさいらは自問自答せんとあかんで。今のAIに賭けている企業達は、果たしてドットコムバブルの時の、藻屑と消えた敗者のようになってしまうのか、それとも大きな大きな勝者になるのか。多くの会社がもしかしたらドットコムバブルの時の様に消えるかもしれんと思っとる人も多いやろうが、そうなるのはでも、それが典型的な民間セクターブームだった場合だけに当てはまることや。わいはそうなるとは思わん。ドイツ銀行のレポートによれば、歴史的に見ると、民間セクターのブームは負債や株式発行によって資金調達されてきたんや。つまりブームが破裂する時は、過剰な負債が問題だったんや。

 

でも今はどうや?企業が進化していて、どれもが事実上、ほぼ無限の資金力を持つ国家のように潤沢な財源を備えとる。だからこそわいはしばしば「勝者総取り」の極端な時代は終わり、というように感じるんや。そこで、NvidiaのCEOであるJensen Huangの話につながるで。彼はGenerative AIのインフラ構築における今のところ最大の勝者や。なぜなら、Nvidiaのチップだけが、わいらがまだ考えもしないものや、完全にSFのように思えるものを開発するのに十分なパワーと知能、そして速度を備えているからや。

 

Nvidiaの半導体は、わいらの未来として設計されているものを現実化する上で不可欠で、わいらはまだそれらがどんなものかすら知らんかったりする。その上で、わいが何を言いたいのか、Jensenとのインタビューを聞いてほしいんや。以下の言葉は、わいが、「Jensenよ、以前、わいらには、当初考えていたよりも軽く100倍の計算量が必要だという話をしてくれたよな。今はどういう状況なんや。」と聞いた後の彼の言葉や。

 

「確かに去年はそうでした。でも今年は、去年が全然ズレていたことがわかった年になりました。まだまだ私たちには見えていない部分があったんです。スピードを持つ半導体がどれほど重要なのか、日々それが更新されているんです。推論が知能にとって非常に重要であることに真の意味でわかったし、去年使っていたワンショットAIは十分ではないとわかったのです。推論モデルが登場して、Chachi GPTの推論モデルなどが出てきて、そこから物事が一気に加速しました。Intelligent factoryも一気に進展しました。そんなものがこんなにも実現可能だなんて、まだまだ私たちはわかっていなかったんです。そして今では予想を超えてAIは巨大な存在になっていますし、これからも予想を超えてくるでしょう。」

 

NvidiaのCEOでさえこれや。彼の半導体を購入している企業たちが、自分たちのやっていることをわかっていないと思うか?実際はまったくの逆やろう。彼らは次の産業革命における重要な役割を担おうとしとるんや。みんなにとって利益が出るかもしれないし、それはもしかすると今多くの人が創造している域を超える規模になるかもしれん。これらのデータセンターは自動運転車の頭脳になることができるんや。また、目に見えないほど高速で動作するチャットボットを実行するのにも使えるんや。人間ができることを、より優れた形で何でもこなせるロボットを動かすこともできるんや。

 

ただ、すべてが新しすぎて、これらの企業が実際に何に取り組んでいるのかまだはっきりとわいらはわからんから、勝者を見極めるには時期尚早ということなんや。わいがNvidiaのGTCカンファレンスという“AIのウッドストック”に参加したときには、自分が今まで不可能だと思っていたようなものを、はっきりと目にしたし、しかももっと重要なものもいくつも目にしたんや。まったく想像したことがなかったものも見らし、そういうことが、わいが「これはバブルではない」と思う理由や。ユースケースがあまりに多彩すぎるんや。

 

わいはここはJensenに任せるで。確かにNvidia株は今さえないから、この株を持ち続けることは重荷になりつつあるかもしれん。Nvidiaは、いわゆるバブルの震源地にいるようで、だからこそ今は利益のたった26倍程度の水準でしか売られていないんや。ちなみに、この株価の安さというのは、人々がもう信じていないというサインや。Nvidiaの現在のバリュエーションは、基本的に「Joe Tsaiが正しい、バブルは破裂寸前だ」ということを示しとるといっても過言ではないで。

 

でも、ちょっと考えてみてほしい。わいがGTCカンファレンスにいたとき、人間のように見えるロボットを見たで。人間と同じように手を伸ばしたり、曲げたり、回転したりできるんや。でも人間と違って、これらのロボットはNvidiaのチップが供給するコンピューティングパワーで動作するんや。ロボットがわいらの行動すべてを映像から学習し終えると、テーブルを片付け、食器をすすいで、食器洗い機に入れて作動させ、すべてを片付け、その後に掃除機をかけてから2階に上がるやろう。わいらは確実にこういうロボットを欲しくなるやろうな。

 

大富豪たちは、こういうロボットを何十台も所有することになるやろう。おそらく中国製もいくつかあるやろうな。なぜなら、中国は依然としてAIに莫大な資金を投じているからや。彼らはNvidiaの最高水準のチップを手に入れられないので、劣るチップを使ったハードウェアを使うほかない。こういう状況の中で、NvidiaとAIがバブルだというのか?中国はいわゆるバブルを起こしたいと強く思っているかもしれんが。こういう時だからこそ、わいは自分の持ち株をしっかりキープしながら、わいのファンドのポートフォリオを眺め、信念を貫いとる。

 

結論やが、ある意味では、ご都合主義者の株主たちが簡単にデータセンター株を手放してくれるのは有難いで。これらの銘柄に新しい、もっと強い投資家を迎えることができるからな。とはいえ、結局のところ、この分野の熾烈な競争に携わるテック企業の幹部であれば、何が起きているかはわかっているはずや。彼らは負けるのが大嫌いで、そんなことは決して起こさせまいと戦っとる。その地球上有数の巨大会社がもの凄い金額を、ただのバブルみたいなあやふやなものに投入し続けているというのか?そんなことを指示するような人間は、そもそもどうやって今の幹部の地位を手に入れることができるんや?繰り返すがわいは今のAIはバブルではないと思う。ブームやし、破綻に至らないブームになっても何らおかしくないと思っているんや。なにしろ、参入企業があまりに資本力に恵まれとるからな。必ずしも従来のようにブームが終わる必要はないんや。

 

 

自分はデータセンター銘柄を持ち続けています。

 

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