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【ジム・クレイマー】PARC旋風は続く!?魔法の思考が株式市場を二分化する!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの7/21のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

わいはPARCには本当に気持ちを奪われとるで。公園じゃないで。PARCの最後はKじゃなくてCや。わいはFANGとかの造語を作ってきたわけやが、PARCとは最近わいが勝手に作った略語で、Palantir, AppLovin, Robinhood, Coinbase の4銘柄を指しとる。これらは、まるで休むことを知らない株の一部や。今日の引けにかけて例え大きく下げたものが多かったとして、それはわいらにとっては珍しく割安な局面でチャンスになってくるかもしれん。

 

こういう銘柄は下落した日のほうが話しやすいんや。もし買いたいなら下落しとる時の方が安く手に入るからな。こうした PARC銘柄は、株式市場が二極化していることを象徴しとる。ひとつは 退屈なS&P 500銘柄、もうひとつは個人投資家に祭り上げられ、際限なく買い上げられる一握りの銘柄や。今日はダウは-0.04%、SP500は+0.14%、そしてナスダックは+0.38%だったんやが、PARC銘柄の多くは叩き売られたわけではなく一服した程度で、息を整えればすぐに反発するやろう。おそらく明日には戻るやろう。

 

もっともPARCは株式市場で起きている現象を代表する4銘柄にすぎないんや。彼らは下手したらまだマシな部類ということも言えるで。利益を出し、アナリストがフォローし、業績予想もあるんや。もっとも、投資家の買い方を見ていると、予想やアナリストなど全く気にしていないようやけどな。でもほかにも原子力関連の物語に乗る OKLO のような銘柄や、電気自動車をさらに良くする技術を持つ「死から蘇った」QuantumScape などの銘柄あるで。

 

QuantumScape は新型バッテリーで個人投資家の心をつかんどるが、今日は14%超下落したんや。それでも過去1か月で株価はほぼ3倍や。他にも同じような銘柄が山ほどあるんや。こうした投資家は “quantum(量子)” と名が付くもの、ロケット関連、暗号資産関連、何でも買うんや。なぜこうした銘柄を買うのか?この問いよりは、むしろ「なぜ買わないのか」と聞いたほうが早いやろう。

 

個人投資家は株の長期的な仕組みをあまり知らないから、このゲームを簡単に楽しめてしまうんや。これは文字どおり“ゲーム”なんや。ギャンブルにはパーレーという賭け方がありますが、複数の試合すべてを当てないと払戻金が得られない代わりに、当たれば高配当や。PARC への投資はこれに似とるが、でもギャンブルと違うのは、今はたいてい全部当たってしまうということや。ある意味では、PARCでギャンブルする方が公正でお得なゲームで、でもどちらにせよ、やはりゲームには違いないで。

 

今朝の番組の『Squawk on the Street』で Carl がわいに「こうした投資を信じるか? そこに厳密さはあるか?」と尋ねたんや。それに対してわいの答えは簡潔やったで。それは“投資”ではないということや。起こるかどうかわからない何かを“信じる”行為なんや。これらの株は、わいが“魔法の思考”と呼ぶ領域で取引されとる。これは作家 Joan Didion の名著『The Year of Magical Thinking』へのオマージュなんやが、彼女は夫の死と向き合うためにこの言葉を用いたのであって、投資戦略に使ったわけではないんや。

 

でも、買い手たちは、悲しみではなく歓喜から生まれた、これらの企業への非合理的な信奉者や。まさに魔法の思考で株を買っとるんや。週末に会ったある人と話をしたんやが、その人はOKLOを買ったんやが、原子力関連らしいという以外、会社が何をしているのか本当に知らんかったんや。実際に調べてみると、OKLOは核分裂型の発電に関わり、使用済み燃料をリサイクルできるので、将来性はあるかもしれんと思う野郎。

 

わいはOKLOの株価が30ドルに達したとき、こんな株には注意が必要やと言うたで。でもさらに10ドル上がったところでわいはお手上げとなって、「これは投機株だから、欲しいなら買ってもいい」と言うようになったんや。OKLO でも PARC のどの銘柄でも、あるいは昔の MicroStrategy や、暗号資産を買うためだけに設立された SPAC でも構わん。

 

Rocket Lab のように衛星用ロケットを補完する企業でもいいし、量子コンピューティング企業でもいいし、さっき出てきた充電バッテリーのQuantumScape、空飛ぶ車の Joby Aviation、そしてステーブルコイン事業のために上場したばかりでわいは個人的にはあまり好ましく思っていない Circle Internet Group でもいいやろう。Genius Actの影響で、そのうちステーブルコインがあふれると考えられるしな。

 

どの銘柄を選んでもかまわんが、気をつけてほしいのは、ポートフォリオを同じような銘柄で埋め尽くさないことや。わいはもう人々を止めようとはしないんや。儲けが大きすぎるからや。ただし、大きく利益が乗ったら一部を利確する、それだけは必ず守るべき規律や。では、この“魔法の思考の年”が終わる兆しはなんやろうか?今日で終わると思うか?わいにはわからんで。

 

合理性に戻るには、何が必要なのか。こうした熱狂が消える前に見ておくべきことをお話ししたいと思う。1999年、ドットコム・クラッシュ前夜にも同じような時期があったんや。株価はひたすら上がり続けた。でも詳細に比較すると、当時と今とでは事情が全然違うんや。空飛ぶ車や実験的バッテリーはまだ収益を生んでいないものの、Palantir、AppLovin、Robinhood、Coinbase といった PARC銘柄はしっかり利益を上げとるんや。

 

ドットコム期の熱狂銘柄の多くは実質的に売上がなく、資金も枯渇しつつあり、インサイダーは自社株を猛烈に売り抜けとったで。高すぎる株価を正当化できないと分かっていたからな。一方で今回の動きは、わいの経験上 2014年、あのクラウドが台頭してテック企業が成功を収めた年に似とると思うんや。あのときはインサイダーが大量の株を売り出して、公募増資の連発でクラウド銘柄は自重で崩れたんや。

 

今回もそうなる可能性はある。でも今のところ、多少のインサイダー売りこそあれ、熱狂銘柄の頭を押さえつけるような新規株式公開ラッシュは起きていないんや。通常なら原子力、量子、暗号資産関連の IPO が大量に出てきて、供給過剰で需要を圧倒するはずやが、今はまだそこまで至っていないんや。最近「これらの企業は極端に割高で、株価がこんなに高いのはおかしい」という記事を多く目にするが、買い手にとってはそんな指摘は何の意味もないで。

 

株式市場には二つの世界があることを忘れないでほしいんや。一つ目はルールに従う世界。決算を発表し、予想を下回れば株価が下がる、たとえば Netflix とかの銘柄や。二つ目は “Red Hot” と呼ばれる世界。こちらでは、そもそも期待値が存在しないか、買い手が「スプレッドシートという四角い枠」に縛られるのを嫌うために、お目こぼしが続くんや。彼らにとってアナリスト予想などは“小さな思考”でしかなく、自分たちはもっと大きな夢を描いているんや。

 

OKTAは前者の銘柄で高いハードルを課されとる。でもOKLOはそもそも期待が設定されていなかったりするんや。では、彼らが伝統的な銘柄に乗り換えることはあるんやろうか?Magnificent Sevenでさえ、もはや「予想を上回らなければならない」ため割安とは言えないんや。たとえば Alphabet は今週決算を発表するが、株価がすでに上がっている以上、少なくとも予想を達成し、できれば上回る必要があるで。一方でPARCトレードの参加者が、それをそこまで気にするかどうかは疑問や。

 

Nvidia を除くと Magnificent Seven は “魔法の思考” の中心ではないが、Galaxy Digital や Quantum Computing のような銘柄が出てきたら、その流れに乗るだけ、つまり「あるがままにプレー」するのが彼らのやり方や。結論やが、今日のように時折小休止はあるものの、PARC銘柄はひた走り続けとる。大量の新規 IPO が供給過剰を招いて、インサイダー売りが雪崩のように出てこない限り、このラリーがまだまだ続いても何ら不思議ではないんや。

 

 

物凄い上がりの銘柄が多いですよね。

 

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