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【ジム・クレイマー】狂ったバリュエーションをつけるIPO銘柄!陶酔が支配するマーケットはどんどん危険に!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの7/31のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

バリュエーションは重要や。株を買うときはいくら払おうと自由やが、その支払い額は最終的にあなたの銀行口座に響くからな。とくに、デジタルデザイン企業 Figma のIPOに参加した人ならなおさらや。この会社のIPOは公開価格を33ドルに設定したんやが、初値は85ドル、終値は115ドル超に跳ね上がったんや。あなたは途中で利確したやろうか?それともホールドし続けたんか?

 

Figma は市場全体の “zeitgeist”(時代精神)をとらえたんや。ダウは-0.74%、SP500は-0.37%、そしてナスダックは-0.03%となった今日のような下落の日でさえや。なぜそうなったんやろうか?原因は Fed でも大統領でも企業決算でもない。Figma や。株式市場に求められるのは合理性やが、今日は“陶酔”が支配したんや。そして陶酔はビジネスの敵なんや。

 

本来なら今日の主役は Microsoft や Meta だったはずや。だが市場は “Figma カーニバル” に圧倒されたんや。取引所のフロアはその話題一色だった。古臭いと言われても、わいは相場がこの2大テック企業の決算によって動くことを望んでいたで。Microsoft は時価総額およそ4兆ドルで、終値でわずかに下回ったんや。Meta はほぼ2兆ドルや。両社とも巨額のAI投資が功を奏して、アナリスト予想を数十億ドル規模で粉砕したんや。

 

Microsoft のPERは約35倍、Meta は29倍未満で、驚異的決算を受けて株価が上がるのは当然や。実際、Microsoft は約4%上昇、Meta は11%超の急騰となったんや。それでも今日の株式市場では「これらの株は大きくなり過ぎた」「国家経済より大きい」と嘆く声が聞かれた。でもわいははこう言いたい。「それでもこれらの株はまだ割安や」と。多くの国家経済はインフレに揺れる冗談のようなものや。わいは世界のどの国よりも、彼らのバランスシートを選ぶやろう。

 

MicrosoftとMeta のPERを、ベンチマークである S&P 500 全体の平均 PER 24 倍と比較すると、Microsoft と Meta が平均的な銘柄より評価を受けていることがわかるが、実際、両社は本当に優れているんや。つまり、わいらは彼らの株を買うなら、それ相応の対価を支払わんとあかん。単に「高いから買わない」「評価しない」というわけにはいかんのや。

 

株式には、企業の利益と株価を基準にした確立済みの評価方法があるんやが、こうした倍率関係は、ときにわいらを誤った方向へ導くこともあるで。S&P が急落すれば Microsoft や Meta も巻き込まれるかもしれん。でも実際には、両社の決算が驚異的だったため、今日の株価上昇は止めようがなかったんや。まず強調したいのは、両社の決算の数字にわいは本当に驚いたということや。彼らこそ “Magnificent Seven” に属する存在や。

 

ただ、わいらがバリュエーションを気にするのは、Meta と Microsoft が世界最大級の企業であるにもかかわらず、今日の市場を支配したのが上場直後に売上高の 60 倍超で取引された小型のデザインソフト企業だったからや。ここで問題なのは「売上高倍率」であって、利益ではないんや。利益?売上高?まるで 1999 年を思わせるが、今は 2025 年や。

 

誤解のないように言えば、わいは Figma を批判しているのではないで。Figma は赤字企業ではなく、実際に利益を上げ、高い成長を遂げとる。わいも家族も彼らの製品を使っとるし、優れた企業や。でもFigma の株価には無理があるで。利益がそれほど大きくないため、Microsoft や Meta の評価に用いた PER を適用できないんや。

 

といういことは評価方法は一つ、売上高倍率(P/S)だけや。完全希薄化後の時価総額で見ると、Figma は概算売上高の約 67 倍(40%成長を前提)で取引されとる。Meta は 10 倍、Microsoft は 12 倍や。となると、今日起きたことはどう説明すればええんや?両巨大企業が AI 投資で生み出した驚異的な数字を発表した日に、初値が 13:59 まで付かなかった Figma が市場の焦点になった。公募価格 33 ドル、初値 85 ドル、そこから “常軌を逸した” 水準へぶちあがったんや。

 

Figma の取引はバブルの最悪の兆候、いわゆるあぶくが膨れ上がっていることを示していて、二大企業の決算よりも重視されたんや。要するに、これは強気相場の新たな局面、すなわち“ばかげたバリュエーションの時代”の始まりを告げる出来事かもしれん。この熱狂が “一度きりの打ち上げ花火” で終わることを願うしかないで。常態化してはいけないんや。

 

1999年のバブル期まっだ中で自社を上場させた経験があるわいには、その意味が痛いほど分かるんや。もう二度とバブル相場に戻りたくはないんや’。わいらが注目すべきは、決算の「当たり」と「外れ」や。Microsoft と Meta は市場を牽引し、データセンター関連すべてを燃え上がらせたんやが、Figma の時価総額が一気に“成層圏”まで跳ね上がるのを見届けると、多くの人は従来の銘柄がストーリーの主導権を失ったことを悟ったやろう。

 

もし第二、第三の Figma が現れたら、いや、そんな事態はまっぴらなんやが、でもそうなったら利益確定売りが一気に吹き荒れるかもしれん。株式市場は “Figma カーニバル” を固唾を飲んで見守り、一方で Qualcomm は一時 8%下落する始末や。今日の引け後、狂騒から現実に立ち戻ると、Amazon が良好な決算を発表したんや。

全事業部で予想を上回る売上を達成して、AWS のマージンこそ「勘弁してくれ」と言いたくなる水準だったものの、総合的には好内容やった。ただしガイダンスは相変わらず玉虫色や。まあこれはいつものことやけどな。わいのファンドで最大の保有銘柄やが、わいは心配していないで。引け後に売り込まれた Amazon も、結局はまた買い場になるろやろう。

さらに Apple も、予想を大きく上回る売上と利益を計上したんや。iPhone の予想外の好調に加えて、中国事業まで改善したんや。世間はすぐに Apple を「成長の終わった企業」と決めつけようとするんやが、今回の増収率は 10%や。いまだ地球上で最高クラスの企業であることを証明したで。わいのこの株に対するモットーは依然として “Own it, don’t trade it.”や。

結局のところ、わいらは再び決算ファンダメンタルズに目を向けるべきなんや。Figma のような IPO がこれ以上増える前に、“ランプの魔人” をボトルに押し戻さんとあかん。もし今日の出来事が「たった一日の割高バリュエーション」で済むなら耐えられるんやが、魔人が居座れば市場が破壊されてしまうんや。願わくば魔人から一つだけでも望みを叶えてもらいたいで。「囚人に精神病院を乗っ取らせるな」ということや。

要は、P/S(株価売上高倍率)ではなく PERという王道指標を守り続ければ、ブル相場は健在で、わいらはまた別の日に利益を得られるやろう。Microsoft と Meta が「バカげた高値」に達したと言われがちやが、実際の株価水準はきわめて妥当や。むしろもっと高く評価されてもおかしくないで。一方、Figma のように狂った水準へ買われた銘柄は、再び教訓を味わう前にさらに上昇するかもしれん。もし彼らが勝ち続けるなら、わいらは“借り物の時間”の上に立っている、ということを肝に銘じるべきやで。

 

 

歴史は繰り返すのでしょうか。

 

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