こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの9/19のMad Moneyはどうだったでしょうか。

近ごろは、本当に狂っとるで。さらなる過去最高値、さらに多くのポジティブ材料、さらに多くの利益、そしてまたしてもアナリストはネガティブなことばかりを言う。文句は枚挙にいとまがないんや。株を擁護する人は誰もいないんや。まあ、わいらと、株価を押し上げる買い手の大群を除いては、やけどな。主要指数が物語っとる。今日はまだダウは+0.37%、SP500は+0.49%、そしてナスダックは+0.72%と上昇の日になったよな。実に良いセッションだったんやが、でも耳に入ってきたのは不平不満ばかりや。

かつては極端に上がる銘柄の幅が狭かったんやが、今の上昇相場はそれが驚くほど広がっとる。銀行、運輸、あらゆる種類のテック、公益事業、その他多くのセクター、中型株、小型株、何でも上がるで。皆がそろって上へ進軍しとるんや。投機的な株が一部で非常に目立つから、それがプロたちを苛立たせることはわいはわかっとる。でもそういうことは、2021年のGameStop騒動以来、この株式市場でずっと起きてきたことや。だから、もう乗り越えようやないか。過熱気味かって? もちろんそうや。でも、それで上昇が止まったことはない。つい最近までのMagnificent Sevenへの集中だってそうや。

今や、データセンターへの執着が天井を示しているという見方が広がっとる。でも良いニュース、あるいは良いニュースの噂、たとえばMetaがOracleと200億ドル規模のクラウド契約を結ぶかもしれないという話とかが出るたびに何が起きる? そう、新高値や。いつか本物の天井、真のピークは来るやろう。でも、天井を示すはずのシグナルが、まるで役に立っていないんや。そのせいで、株価が上がり続けているにもかかわらず、この株式市場を本当に嫌う人が多いんや。人々は、通常なら株のピークを示すはずの現象を見て、そうならなくても、見方を修正しない。むしろネガティブに倍賭けしてしまう。

だからわいらは、Okloがさらに29%上昇するのを見守ることになってしまうんや。わい以前にこう言ったで。「政府が、ええと、何度目か分からないくらい原子力を優遇しているのだから、ただ買えばいい」と。量子コンピューティング関連株もそうや。あれも買うべきやろう。短期的には商売として大したものが無いのは承知の上や。でも、いずれは何かがあるかもしれん。たとえ将来の利益が、いま取引されている量子関連株に行かない可能性があるとしても、や。

でもそんなこと買い手は気にしないんや。長期で考えていると言う人もいれば、ギャンブルしていると言う人もいる。わいはそれとは別のことを言うで。彼らはまさに今勝っているんや。そして多くの人は、狂騒が落ち着く瞬間を待っとるが、もしかすると唯一クレイジーなのは、「この株式市場で金を稼ぐこと」を嫌う人があまりにも多いという事実なのかもしれん。それから、わいは今のような株式市場になっていることを皆さんに謝るつもりはないで。むしろ、わいは、投機的な株はポートフォリオに一つ、ないし二つはいれておけ、と言い続けてきたはずや。

9/30にでるわいの新しい本には、投機株の投資というのは大きなテーマでもあって、一章まるごと使って「賢く投機する方法」について語っとるんや。だって、みんなに取り残されてほしくないからな。というわけで、それでは来週のゲームプランに移ろうやないか。まず月曜日やが、トランプ大統領と習近平の会談とその結果について注目しようやないか。トランプ大統領は今日、習近平と長い電話会談をしたよな? それで、TikTokについてしっかり議論があって、何らかの合意に達した、という話ばかりが聞こえてくる。

わいはこのトランプ大統領のここまでのやり方を見るに、彼はうまい話はしながら、すべては週末に出してくるというのを予想しとる。週末のうちに、貿易協定と引き換えに中国がわいらから何を買うのかを含め、ほかに何が議論されたのかがわかるやろう。中国のトップと長電話しておいてTikTokだけに集中していた、なんてことはないと思うからな。だってTikTokなんて9秒で終わる話やで。Nvidiaはどうや? 農業は? 本当は何が語られたのか確かめようやないか。もしかしたらそれが、月曜日の株式相場を動かす可能性があるで。

火曜の朝はAutoZoneの決算があるで。わいはこの株を20年にわたって推してきたんや。なぜって、何が起ころうと、この会社は手元の余剰キャッシュを使って自社株買いをやるからや。ニューヨーク証券取引所で最もアグレッシブな自社株買いや。この前のMad Moneyで言うたやろ?自社株買い貴族なんや。しかも、この国で走っている自動車の平均車齢は本当に古くなっとる。新車は関税の影響もあって高すぎるんや。自分で古い車を修理・整備せんとあかん。そういうのも今はYouTubeに手順が全部載っていて、昔よりずっと簡単や。わいでさえYouTubeでやり方を見つけられるし、部品だってAutoZoneで買えるんや。

火曜の夜は、わいが大好きな会社のひとつ、Micronの決算があるで。シンプルに言えば、このコモディティ型チップメーカーは、沈むか泳ぐかのビジネスや。いけてない時には株価が容赦なく急落して、胸が引き裂かれる思いをする。一方で上げ相場では、CEOのSanjay Mehrotra以外には止められないほどの勢いで上がるんや。Sanjayは本当のことを言うのが好きで、Micronが最近のように大きく上がった時には、もし何かが減速したら株が急落して本当に辛い思いをする人が出るのをわかっとるんや。だから彼は熱狂を落ち着かせようとすることが多い。

向こう見ずが称えられがちなこの株式市場で、彼は慎重な人なんや。そこがわいは大好きなんや。原子力関連株とか量子関連株の法外な軌道を見てごらんよ。あの手の会社の経営陣が、Sanjayみたいに出てきて「自社株はそんなに高くあるべきじゃないかも」と問いかける姿を想像できるか?わいにはまったくできないで。もっと多くの経営者がこの誠実な男のようであってほしいんやが、いずれにせよ、Micronは大きく上がってきたんや。だからわいは、推奨する前に、押し目を待ちたいで。でも正直に言うと、わいはこの株が好きなんや。80年代、90年代にはわいはずっとこの銘柄に首ったけやったで。

水曜の朝は新築住宅販売件数の発表があるで。取引件数がもっと増えるのを見たいんやが、もし債券価格が下がり利回りが上がり続けるなら、そしてこれは、Fedが短期金利を引き下げて以来ずっと目の前で起きていることやが、そうならわいらが望むような住宅販売の数字は出てこないやろう。中古住宅の在庫は増えている、といった悪いニュースが聞こえてくるやろう。住宅ローン金利が5%台に戻るまで、住宅販売を「意味のある水準」に押し上げられる望みはあまりないと思うんや。

それから、水曜の朝には、かつてのマーケットの寵児であるCintasの決算に注目しようやないか。ユニフォームのレンタル会社やが、他にも多数のサービスを提供していて、主に中小企業向けや。もっとも、大企業向けもいくつかあるけどな。Cintasは上振れサプライズをもたらすかもしれん。今の株価水準をわいはとても気に入っているで。水曜の夜にはKB Homeの決算があるんや。昨日会ったLennarの決算では、粗利率の圧力とさっき言ったしつこく高い住宅ローン金利のせいで株は大きく売られたんやが、もしかしたらそのLennarの後を追うことになるかもしれんで。ちなみにLennarのCEOのStuart Millerは素晴らしいんや。だから、もし彼が苦戦しているなら、皆が苦戦しているということや。Fedが、インフレをそれほど懸念していない、そしてフェデラルファンド金利を2~2.5%に引き下げる明確な道筋が見える、と言うまでは、住宅建設株は勢いを得られないんや。

木曜の朝には、今まさに素晴らしい銘柄の決算があるで。わい以外には誰も語らないんやが、それがJABILや。この会社はメーカーで電子機器受託企業で、わいらが日常的に目にする多くのテクノロジーを手がけとる。彼らが作る多くのものに対して、途方もない需要があると思うで。だから今期もまた素晴らしいやろう。JABILは一貫して見事で、たとえばプリンテッド・エレクトロニクスのデバイスや、基板実装など、多くの製品を作っとる。ここでの大きな問題は、人々が彼らの多岐にわたる事業内容を本当に理解していないことや。でもわいは本当に好きなんや。

さて、木曜の夜はCostcoの気さんがあるで。今のCostcoは一種の「煉獄」にとどまっとる。非常に高いPER、53倍や。わいは、PERが50倍を下回るまではCostcoを買いたくないと考えるんやが、わいのファンドはこの株をを持っていて、そのまま持ち続ける用意があるで。ここからCostcoがさらに跳ね上がるとは信じがたいんやが、もしかしたらそういうこともあるかもしれん。そして最後に、理解が本当に難しいものがあるで。Fedのお気に入りのインフレ指標、個人消費支出価格指数(PCE)が金曜日に発表されるんや。

わいらがこの種の指数を気にするのは、インフレが上がり雇用が悪化するんやないかという恐れからFedに抜け出してほしいからや。インフレを本当に打ち負かすまでは、彼らは利下げに過度に踏み切ることはできないやろう。でもインフレを読み解くのは難しいんや。なぜなら、これらの数字の多くは関税に由来するからや。理想的には、関税関連のインフレが一過性であることを示すデータが見たいで。もしかしたら、そうしたデータが得られるかもしれない、というのはあまりに希望的観測やろうか。

結論やが、どうであろうとこの週もまた、懐疑、嘲笑、首をかしげる反応、当惑のオンパレードを受け入れんとあかんやろう。少なくともわいが耳にする限り、大多数のコメンテーターやアナリストが、この株式市場が多くの投資家にもたらしている莫大な利益にもかかわらず、なおも株式市場を貶め続けているからな。経済指標に決算にトランプの動向、相変わらずこの週も注目点がいっぱいやろう。
どこまで上昇が続くでしょうか。
応援よろしくお願いします。
