こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/17のMad Moneyはどうだったでしょうか。

今のブルマーケットは始まって丸三年がたったんや。この3年目が懐疑と不信、そしてブル派への軽蔑のうちに終わると同時に、4年目が始まるで。もちろん、この、懐疑が常につきまとうことこそが、この上げ相場全体の特徴だったんやないかと思う。「“押し目買い”をするたびに毎回、恥をかくことになるだろう」そうやって常にベア派は言うんやが、でもそんなことは気にしなくていいんや。この上げ相場でも、そして過去45年の多くの局面でも、押し目買いは投資家に多くの利益をもたらしてきたんや。

さて、もしわいの新刊本『How to Make Money in Any Market』を買ってくれたなら、わいの考えはわかってくれてるやろ?この相場で本当の敗者は懐疑論者たちや。彼らは、度肝を抜くような上昇をことごとく取り逃してきたんや。ちなみに今日も株式市場は上がったよな。ダウは+0.52%、SP500は+0.53%、そしてナスダックは+0.52%だったんや。でも、今朝6時ごろは、株式市場は銀行の不良債権への懸念から、寄り付きから1%安で始まりそうに見えていたんや。ただ、寄り付くまでに複数の銀行から「状況は良好だ」との声が聞こえて、さらにAmerican Expressの決算が見事な内容やった。そういうことがあって、銀行の不良債権を前提にした下落は現れずに、逆にもう一段の上昇に燃料が投じられたんや。

なぜ弱気派は市場に裏切られ続けるのか。わいの考えでは、悲観論者とそのお仲間のメディアは、自分たちが何に投資しているのかを見失いがちなんや。彼らはSP500指数に投資しとるのかもしれんが、結局大事なのはそこに含まれる「企業」達や。もしインデックスファンドにしかお金を入れていないなら、いかに各企業が良くやっているのか、その点が見えにくいで。でもきちんと自らの手を汚して、ホームワークをやりながら個別株に取り組めば、多くの企業の業績が、世間で聞いたり読んだりするような過度のネガティブさを正当化するには、あまりに良好であることがわかるはずや。

というわけで、来週のゲームプランにいってみようやないか。来週は注目決算が目白押しで、わいは多くの決算が予想を大きく上回る内容になると見とるで。まず月曜日はCleveland-Cliffsの決算があるんや。実体経済がまだ持ちこたえているのか、この鉄鋼メーカーに教えてもらう必要があるで。ここはやや弱いかもしれん。覚えておいてほしいことやから、前にも言ったけど繰り返すが、今の経済には3つの側面があるんや。データセンター経済、投機的経済、そして実体経済や。実体経済はFedの利下げに大きく依存しとって、その実体経済の様子をこの決算で掴もうやないか。

月曜日の引け後には、Zions Bancorpの決算があるで。これは、JP MorganのCEO、Jamie Dimonがこの前語った「不良債権のゴキブリ理論」を裏づけた地銀や。ゴキブリは一匹ではない、というやつや。わいは、Zionsがどのようにして不正被害を受けたのかを知りたいで。そして、それが広範な経済に関係していないことも確かめたいんや。もしかしたら、彼らがより広範な弱さ、幅広い弱さを目にしていることもありうるから、どっちなのか確かめる必要があるで。

火曜日にはCoca-Colaの決算があるで。Coca-Colaは、パッケージドグッズ銘柄の中で最も一貫性があるから、いつも通り優れた数字を出してくるやろうと思うで。GE Aerospaceも決算を発表するんやが、AirbusとBoeingの双方への主要サプライヤーであるこの会社は、もう一段の上振れサプライズをもたらすんやないかと思うで。更に3Mの決算があるんやが、今回の内容は力強いものになると思うんや。あまりここまで称賛が集まっているわけではないんやが、いいストーリーを持っとると思うんや。

火曜日は更に、わいのファンドの中で最も遅れを取っている銘柄の一つのDanaherの決算もあるで。ショッキングな月日をここまで重ねてきたが、ようやく良好な四半期の第一歩を今回報告するかもしれん。かつては信じられないほどうまく運営されていた会社で、勢いを取り戻してほしいで。火曜日の引け後には、これもわいのファンドで持っとる、Capital Oneの決算があるで。これは物議を醸す銘柄かもしれん。わいはこれについては自信を持っとるで。あの素晴らしいAmerican Expressの決算を聞いたら、特にそうや。クレジットカード会社やからな。Discoverの買収を織り込むべき最初の四半期で、良い数字になると予想するで。カンファレンスコールには大注目したいんや。

水曜日には、データセンター銘柄のVertivとGE Vernovaの決算があるで。わいは、Vertiは今回も優れた数字を出すと信じとる。GE Vernovaについては誰かが「売り」推奨を出しとったが、わいはそれは馬鹿げていると思ったで。わいのファンドではこの銘柄を持っとるが、わいはこの株は、四半期や一年の上昇ではなく、複数年にわたる上昇が可能やと信じとるで。水曜の引け後はTeslaの決算があるで。Elon Muskには自動運転やロボットについて語るべきことがあまりに多くて、わいは正直、もはや車の販売にはほとんど関心がなかったりするんやが、ウォール街も同じように感じてくれることを願うで。Muskは段取りを心得とるやろう。彼は信奉者を魅了し、これまで起きたことにさらに上乗せして、ここまでの株の上昇が正当化される理由を説明するやろう。

水曜日は更にIBMも決算を出すで。前回の決算では、成長率が基準に達していないと考える弱気派が株を手放したが、わいは今回はそういう弱気派を見返すようなことを彼らが説明することを期待しとるで。ところで、CEOのArvin Krishnaは、世界最高の量子コンピューティングの取り組みを率いとるんや。彼らがやっていることは、例えばIONQのように、個人投資家の買いに支えられた途方もない上昇に乗じて、インサイダーが660万株を売り抜ける、といったこととは違うで。IBMでは、インサイダーが大量に利益確定する波について心配する必要はほとんどないんや。

木曜日には、見事なゴールドの上昇がまだ足腰を保っているかどうかが分かるで。Freeport McMoranの決算発表があるんや。この会社は世界最大の金鉱を持つんやが、同時に世界最大級の問題を抱えとって、最近ではインドネシアでひどい洪水に見舞われたんや。でも彼らがうまく語れば、金属銘柄はもう一段の上昇をさらっていくかもしれん。更にT-Mobileの決算もあるんやが、ウォール街は再びT-Mobileを後押ししつつあると思うで。この会社のApple Initiative、すなわち各iPhoneの新モデルごとに低価格で提供することに最も熱心に取り組んでいる施策が、予想を上回っている可能性を意味するかもしれん。株価が上昇する展開に備えておこうやないか。

木曜日は更にHoneywellの決算もあるで。この銘柄は完全に「ツキがない」とわいは感じるで。一方でHoneywellは、純粋な航空宇宙事業を含む、存続可能な3社に分割しようとしていて、わいはその航空宇宙のピュアプレー事業が競合に比べて著しく過小評価されていると考えとるで。分割のその先を見据えているから、わいのファンドではこの株を持ち続けとるんや。後は、Blackstoneの決算もあるで。今のこの時点でプライベート・エクイティに投げかけられている中傷は馬鹿げているとわいは思うで。これらの企業の大半がいかにうまく運営されているかを踏まえれば、今回はとりわけ強い数字になると思うで。Blackstoneは相当規模のデータセンター事業も持っとるしな。

木曜日の引け後にはFordの決算があるで。巨大火災が重要なアルミ工場に損害を与えたことがあったんやが、そういうことが彼らの数字にどれほど影響するのかを確かめたいで。もし数字が下方修正されるなら、この株は11ドルを割り込む可能性があると思うんや。さて、ここ最近、わいらは「大局的な」データを欠いとるで。もちろん政府の一部シャットダウンのせいや。そのために、株式市場の行方を占う作業は、経験的な裏付けが不足しているぶん、いつもよりいくぶん厄介になっとる。ただ、この週の金曜日には労働統計局(Bureau of Labor Statistics)が目を覚ましてCPIを公表してくれれば、消費者に関する一部のデータは得られるで。もし3%を下回る数字が出れば、市場にとって非常に大きい出来事になるんや。国債利回りの顕著な低下も、完全に正当化されるやろう。

最後に、金曜日にはProctor and Gambleの決算もあるんや。この株は、ここまで本当に悲痛な動きやったが、もしかしたら底打ちしたのかもしれんで。わいは決算ではカンファレンスコールの精読に多くの時間を費やしとるんやが、特にProcter and Gambleのコールは、彼らが実に見事な説明者であるがゆえに重視しとるんや。今回も素晴らしい説明をしてくれるやろうし、もしかしたら決算前に株を保有しておきたくなるかもしれん。結論やが、この週が進むにつれて、弱気派はまたしても鼻をつまみ、目を覆い、頭脳のスイッチを切るやろう。なぜなら、この週にある決算は良好なものが多くなるとわいは予想しとるからや。そして、株価を本当に動かすのは、結局他の何でもなく、決算なんや。わいは動く方向や下ではなく、上と予想しとるで。
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