こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの9/29のMad Moneyはどうだったでしょうか。

常識的な見方に耳を傾けるなら、ハイパースケーラーはすでにデータセンターに金を使い過ぎていて、そしてそれは悪いビジネス戦略だ、ということになるんや。多くの人は、途方もなく大きな投資はただ金を燃やしているだけだと考えているようや。そして多くの人は歴史は繰り返すと思っとる。2000年の、あの危険だらけの投資の年が再来して、.com時代の終わりに起きたのと同じように今回もナスダックは崩壊すると、多くの人が口にしとる。今日はダウは+0.15%、SP500は+0.26%、そしてナスダックは+0.48%と方向感があまりない日になったけどな。

ここのところ多くの人が、Amazon、Meta、Microsoft、Tesla、Alphabetが無駄金を使っているを嘆いとる。非公開企業のOpenAIについては、いまやOracleに年間300億ドルを支払う義務があるんやが、その資金をどこで見つけるのか、と皆が不安がっとる。そして彼らは、これは2000年に起きたのとまったく同じ「借金で賄うAIバブルの段階」で、ここが終着点や、と考えとるんや。ここからは下り坂しかない、と。AIデータセンターの拡張に向けられるこの軽蔑的な見方、すなわち悲観論者が「そのうち痛い目を見る」と言っている見方は、わいは驚くべきことやと思う。

というのも、これらの企業が持つ資本力と頭脳の層の厚さを考えれば、彼らは世界で最も賢い人々の集団やからや。それでも「これらの企業はAI革命を成し遂げるだけの才覚を本当に持っているのか」と論じるのは難しい、という空気があるで。なぜなら、多くの投資家は、特にNvidiaのような企業について、もうこれらの企業の話を聞くこと自体に我慢ならなくなっているからや。Nvidiaこそがこれら全体のムーブメントを可能にしたというのに。

では多くの人の悲観論にどうやって反論したらええんや? わいの見立てでは、各ハイパースケーラーはそれぞれ異なる分野で評判を築きつつあるで。MicrosoftはOpenAIと組み、エンタープライズAIを支援しとる。Microsoftにしかできないやり方で、秋までに企業向けPCの世界に食い込んでくるやろう。Alphabetは、Google Geminiプラットフォーム上にユーザーをとどめることに成功していて、検索結果とAIの結果を同じページに並べていて検索との共食いを起こしてないんや。

MetaはAIメガネという最も複雑な提供形態に取り組んでいて、これはうまくいくとわいは考えとるで。Teslaは自動運転とヒューマノイド・ロボットや。Amazonは評価が難しいんやが、クラウドインフラ事業が一つの柱、Alexaがもう一つ、そしてPrimeが三つ目のAIストーリーになっとる。わいはAmazonのAIは過小評価とると思うで。そしてAppleや。Appleは、AIチャットボットを望む15億人のユーザーを抱えとるんやから、本来なら最も株価が上がるべき銘柄や。Apple自身がチャットボットを作るかもしれんが、他の会社はiPhoneにデフォルトのAIチャットボットとして搭載してもらうためなら、巨額の対価を支払う用意があるやろう。

なぜ多くの弱気派の専門家たちが、わいらは単に.com時代の過ちを繰り返しているという考えを推しているのか。それは壊滅的な批判やで。だって、宇宙一の恩恵をもたらしている最大級の企業群が丸ごと崩壊する、という話をしているわけやから。もしあなたが「テック株の束が常軌を逸した水準で取引されている」と考えるなら、.com崩壊の例を持ち出すぐらいのことじゃないとあかんということになる。たとえそれが誤った類比だとしても、な。

でもわいは、今の時代をドットコムバブルの時と同じだと考えるのは誤りだと分かっとるんや。というのも、わいはTheStreet.comのパイオニアで、ヘッジファンドマネージャーとして、その時代を実地で経験したからや。今と当時では筋書きがまったく違うんやで。まず、.com時代の末期には崩壊が一度ではなく二度起きたんや。第一波はインフラの崩壊、第二波はコンテンツの崩壊や。当時のインフラは光ファイバーで作られとった。インフラを構築する企業はそれを買い漁ったんや。そしてあまりに買い過ぎたんや。しかもすべて負債で賄って。

結果として彼らは、取引先だったあらゆるサプライヤーにしわ寄せを食わせることになってしまったんや。最終的にはサプライヤーが前払いで資金を出すまでになり、戻ってきた資金はごくわずかやった。これを「ベンダーファイナンス」と呼んだんやが、ひどいものやったで。でもAIは違うんや。わいは、OpenAIから巨額資金を得てOracleがデータセンターを建設すると言い出したごく最近まで、このインフラ拡張は極めて健全だと見とったで。これらのデータセンターの大半は、地上で最も裕福な企業によってキャッシュフローから建設されとるんやから。だから、この類比は精査に耐えないんや。全然違うんやから。

とはいえ、Oracleによる巨大な建設計画が出てきた今、2000年の要素が入り込んできたかもしれん。そうなってほしくはなかったんやが、もしOpenAIが上場し、何十億ドルもの資金を調達し、クリーンなバランスシートを持つのであれば、わいは心配しなかったかもしれん。でも今わいは懸念しとるで。CoreWeaveのような会社にも問題があるで。データセンター事業の自社側の拡張に負債を用いているからな。これを多くの人が不安に思う理由は理解できるが、でもわいはCEOのMichael Intratorを信頼しとる。彼が「これはリスキーなビジネスではない、需要がとにかく膨大にあるからだ」と語っとるんや。とにかく途方もない需要があって、そして彼は、これらを建てた後の5年、6年、7年の期間に何が起こるかについて、優れた分析を持っとる。

では、.com崩壊の第二波はどうだったやろうか? ウェブベースのコンテンツ企業が軒並み潰れて、300社超に相当する企業が非常に速いペースで消え去ったんや。当時のことを人々は忘れがちやが、これらの企業はインターネット革命の一部として、一般投資家の支持を受けとった。ベンチャーキャピタルが起業家とともに企業を作り、上場させ、そして一般投資家はPCの使い方を覚えたばかりだったこともあって、それらに熱狂したんや。こうしたサイトの多くは、ダイヤルアップを思い起こすが、本質的にはほとんど価値がなく、資金も長くは持たんかったんや。

結果として多くの人が財産を失って、間違った側についたファンドも財産を失ったんや。それでも世界は、Amazon、Yahoo、そして非公開企業だったGoogleとともに進み続けたんや。そうや、彼らは先頭に立っていたんや。彼らは生き残ったんや。さて、この特定の時代についてもっと知りたいなら、実はすべて『How to Make Money in Any Market』に書いてあるで。わいは明日、正午にNYのFifth AvenueのBarnes & Nobleでサイン会をするから、ぜひ会いに来てほしいで。

ドットコム時代と違って今回は、コンテンツを作る側がMeta、Google、Microsoft、Tesla、Amazon、OpenAI、それに他のいくつかの企業で、2000年のときとは違い、彼らは数か月であっさり倒産してしまう類の会社ではないんや。たいていの場合、彼らは法外に裕福なビジネスで、必要なら大きな損失を出しても方向転換して帳消しにできるんや。もっとも、そうする必要はないとわいは思っとるけどな。わいの見通しでは、わいらはこれからも、これらの企業が成し遂げる新しいことの数々に継続的に驚かされるやろう。

たとえば今日、OpenAIがEtsyとShopifyとの驚くべき提携を発表して、ChatGPT内で直接購入できるようにしたというニュースが出たよな。これは巨大なユースケースや。このニュースは、この2銘柄の株価を急騰させたんや。基盤となるAI技術がますます良くなるにつれて、こうしたことは何度でも起こり得るんや。そういう世界をつくる要の一つは、もちろんNvidiaや。今のところ、これらのAIプラットフォームはコードライターの代替となり、いくつかの職を置き換えとる。Walmartは今週末、人員総数を維持したまま、従業員を別の職務へと配置転換すると発表したんや。

でも、チャットボットに投じられている莫大な資金を正当化するには、もっと、はるかに多くの用途が必要や。ChatGPTとEtsy、Shopifyの提携は、全体の設備投資に見合うよう、何百とあるべき連携の一つでなければならん。とはいえ、何百もあり得るんや。では、.com時代の“爆弾”シナリオは棚上げすべきやろうか?妙な話に聞こえるかもしれんが、わいはその選択肢を完全に外したくはないんや。懐疑論が物事を行き過ぎから抑えてくれるからな。もし今この物語にネガティブな色合いがなかったら、誰もがこのプールに飛び込み、全員が溺れてしまうやろう。

結論やが、インターネット黎明期の話に戻ると、わいが今見ているのは、25年前にドットコム企業が不適切な投資をしていた頃とは正反対の状況や。確かに当時は、そうした企業の多くが倒れたんや。でも今は、最悪のケースでも、例えばGoogleやAmazonやMetaが悪い投資をして大きな損失を被ったとしても、それは「よくある一日」の出来事に過ぎない感じなんやで。
好調さが続いてほしいです。
応援よろしくお願いします。
