アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】新刊本の総論とは一体何か!?自分が伝えたい事!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの9/30のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

一つの個別株があなたの人生を変え得るで。How to Make Money in Any Market(どんな相場でもお金を稼ぐ方法)という、今日発売のわいの本の総論があるとすれば、それは、「長期で保有しさえすれば、一つの株があなたにとてつもない富をもたらし得る」ということや。売買を細かく繰り返さず、利益を複利で積み上げていくんや。それでは、ここで毎日起きている強気相場対弱気相場のせめぎ合い、そして細々とした気にすべき事柄の中で、そのことは何を意味するんやろうか?

 

たとえば、今日はダウは+0.18%、SP500は+0.41%、そしてナスダックは+0.30%と上昇の日になったが、つまり、たとえば「9月は通常株式にとってひどい月だ」といった理由だけで、お気に入りの銘柄を手放す余裕はない、ということや。ほら、今年の9月は全然そうではなかったよな。あるいは、株式市場に実際にはほとんど影響のない政府閉鎖が迫っているとか、Fedと大統領の間でもめ事があるとか、こういうのも、またしても余興や。こうしたものは企業そのものの業績に対する余興で、わいらは余興を大げさに扱いすぎて、現場のビジネスの現実を十分に見てないんや。

 

実例を挙げようやないか。今日、マンハッタンのBarnes and Nobleでのサイン会で、もはや十数人から直接聞いた話や。わいは、Nvidiaがいかに多くの人々の人生を変えたかという話をしとるんや。2017年、わいは保護犬のEverestの名前をNvidiaに改名したんや。この会社とその背後にいる人物の偉大さを世に広める、歯がゆいまでのやり方として、や。結果は、わいの想像をはるかに超えて実を結んだんや。当時の株価は株式分割調整後で4ドル弱にすぎなかったんや。今では186ドル台で、上場来高値を更新しとる。

 

わいは妻のmescal のためのボトルへのサインもよくやるが、人々は自分の明細書を見せに来てくれるんや。自分の儲け話をわいが信じてくれないのではと心配して、サイン会に持ってきてくれるんや。今日のサイン会でも同じやった。これは非常に感情的な出来事で、その一銘柄から生まれた喜びの涙をたくさん目にしてきたんや。多くの人生がより良い方向に変わったんや。もしもアメリカ企業の偉大さ、そしてJenson HuangとNvidiaチームの驚くべき才能がなければ、決して起こり得なかったことや。でもこれは現実や。

 

宝くじに当たるとか、もしかしたらホールインワンのように聞こえるかもしれん。でも、わいらはゴルフをしているわけではないで。わいの本では、ホールインワン級の事例を非常に多く挙げとる。たとえば2013年2月にわいが推奨したFANG―Facebook、Amazon、Netflix、Google―そして後にAppleを加えてFAANGとなった話や。ここでのパフォーマンスは驚異的やった。でも、その利益を得られたのは、途中で振り落とされなかった人だけや。わいらは皆、インデックスファンドをとても愛しとるし、もしFAANGを作った時点でIndex Fundに1,000ドル投資していたなら、今ごろそれはほぼ5,000ドルになっていたはずや。

 

でも、もしGoogleに投資していたらそれは1万ドルに、Amazonなら1万6,000ドルに、Appleは1万8,000ドル、Facebookは2万1,000ドル、Netflixは3万6,000ドルになっとったんや。さて、こんな銘柄を見つけるのは難しすぎる、とわいらは言われるよな?つまり、これはわいが本当に取っつきにくいテーマを選び出しただけだ、と。でもまず第一に、わいは何年も、あなたのために、ほとんど毎晩のようにこれらの名前を大々的に取り上げてきたで。そしてわいは、これらはすべて一般家庭でもおなじみの種類の銘柄だと言いたいで。

 

わいはこの本を、あなたの家計に関してこれまで読んだ中で最も急進的な指南書だと呼んどる。なぜなら、通念では、あなたのような普通の人は株をうまく選べない、ということになっているからや。どうやってAppleのことを知るというんや?どうやってFacebookのことを知るんや?どうやってGoogleのことを知るんや?インデックスファンドのほうがずっと良いに決まっている、というわけや。ウォール街の一般的な姿勢は、あなたには自分のポートフォリオを作るだけの賢さがない、というものや。これがどうしてこうなったのか、わいにはわからん。

 

わいがこの仕事に就いた頃はこうではなかったし、でも当時のほうがポートフォリオを作るのはよほど難しかったんや。そこでわいは、二分法のポートフォリオを提案するで。貯蓄できるお金の半分をインデックスファンドに入れる。ご覧のとおり、わいはそれらを見捨ててはいないんや。でも残りの半分は5銘柄に振り向けるんや。その中には、根拠ある投機を1つ含め、もちろん保険も組み入れる。暗号資産でもいいし、金でもいい。家や車に保険が必要なのと同じように、ポートフォリオにも保険が必要なんや。

 

わいはあなたにこれを「計画」としてやってほしいんや。毎月少しずつお金を積み立てる。より具体的には、成長株だけにお金を入れてほしい。早ければ早いほど良い。でも遅すぎるということはないで。なぜか?あなたにこれらを「保有」してもらいたいからや。「売買」してほしくないんや。そして成長株のほうが持ち続けるのがずっと楽だからや。最高の銘柄を出入り売買しても金持ちにはなれないんや。高値で買って安値で売ることになってしまうんや。そのことをわいは断言するで。

 

ご存じのとおり、わいは10年以上本を書いてこなかったんや。もう本なんて必要ないと思っていたんや。番組もあるし、Investing Clubもあるし、他に言うことがあるのか、と。でも時がたつにつれ、この「今」という瞬間について、わいはあることに気づくようになったんや。それを『How to Make Money in Any Market』の中で詳述しとるで。まず第一に、わいらは史上最大の富の移転を目の当たりにしとるということや。ベビーブーマーから、投資の仕方を知らず、しばしば取引や予想イベント、ゼロ日満期の“何か”など投資以外のものに走りがちなミレニアル世代とZ世代へと富が移っとるんや。彼らには、複利を使って先んじるという概念がないで。「買ってホームワークをする」ことも知らなければ、「取引しない」ことも知らないんや。

 

第二に、わいが信頼しているこの新世代は、自分たちが親より裕福になれるとは信じていないんや。それは残念なことや。希望がほとんどないからと、何かを投資することすらしないんや。希望は小さくてもいい、必要なのはそれや。わいがLos AngelesでFord Fairmontの後部座席に6か月間住んでいたときでさえ、親よりお金を持てるとわいは信じとった。結局、わいはそれを実現したんや。毎月少しずつFidelityの口座に入れていっただけで、な。

 

そして第三に、お金を稼ぐプロセスは今やずっと簡単になっとるんや。わいは毎日AIチャットボットを使っとるが、彼らはますます良くなっとるで。企業のウェブサイトには膨大な情報があり、すべて指先でアクセスできる。わいが始めた頃には手に入らなかったものや。この本は、わいの父と母に捧げとる。二人は「金持ちになるには貯蓄をしなければならない」とわいに強調してくれたからや。二人は金持ちではなかったんや。貯めることは知っとったが、増やす正しい方法は知らんかった。

 

父は株式投資が好きやったが、真空管メーカーであるNational Videoの買い推奨に押しつぶされてしまったんや。結果はゼロや。そういうことがいっぱいあった。母は、自分の気に入った会社の株を少しだけ買っとった。でも彼女が気づいていなかったのは、それが終着点ではなく出発点だということ。わいはまた、株価がどのように形成されるのか、株価収益倍率(P/E)とは何か、そしてそのマルチプルがどう変わり得るのかも示しとる。母はそうしたことを一切やらんかった。彼女は自分の観察と買い戦略でお金を稼ぐことはできんかった。ただし、公平に言えば、競馬の馬券についてはかなり上手やったけどな。

 

わいは母に、株価収益倍率という概念、それが何を意味するのかを説明する機会を得られんかった。彼女はその前に亡くなってしまい、正直なところ、理解してくれたかどうかもわからん。というのも、当時のわいはそれをどう説明すればいいのか分かっていなかったからや。今は分かっとる。わいはいつも、人々に株がどのように機能するかを伝え損ねてきたんや。あの頃は難しすぎたんや。今はもう違うんや。すべてこの本の中にあり、軽やかで、そう、噛んで食べられるような書き方で伝えられていると思うで。

 

本の中でわいが最も人に受け入れられる部分は、「ねえ、もしかするとFANGを買うのはもう遅いかもしれない」と言うところや。わいは若者と“心が若い人たち”に、次のFANGになり得るとわいが考える株の物語を伝えとるで。あなたが求めているのはそれやろう。なぜそれらがあなたの人生を変え得る株なのかも説明しとる。そして、複利によるインカムを求める人のためにもいくつか挙げとる。本当は自分で見つけてほしいんやけどな。けれども何より、この本をわいは、個別株、個々の会社、そしてそれらがあなたの人生を変える力を称える書だと位置づけとるんや。

 

それが現在の正統派の考えに反していることは承知しとる。専門家は「あなたにはできない、マネーマネジャーに任せておくべきだ」と言う。でもわいは違う見方をするで。あなたが買う個別株は奇跡をもたらし得るんや。当然、損も出し得るが、プラス面を考えていなければ、あなたはわいの番組を見てはいないだろうとわいは知っとるで。あなたは損失を抑えたい。最高の可能性を持つものを見極めたい。わいはそれが気に入っとる。「あなたには絶対に分かるはずがない」などと恩着せがましいことは言わん。その代わりに、プロがどうやっているのかをお見せしたいんや。あなたにはその権利があるからや。わいは物事を民主化したいんや。

 

結論やが、わいらはこのところ、素晴らしい相場に恵まれてきたんや。でも、それが永遠に続くわけではないで。でも市場を信頼することを学ばなければならないんや。そして、過去40年で最悪な日の一つで買ってしまったとしても、良質な系譜を持つ成長株を選んでいれば、結局はうまくいっている、という事実を認識することが大事なんや。Nvidiaほど信じがたい株は二度と現れないかもしれん。でも、あなたの人生をより良い方向に変え得る素晴らしい株は、この世界に実在し、これからもどんどん現れてくるんや。

 

 

本を買いました。読むのが楽しみです。

 

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