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【ジム・クレイマー】下落にもし焦った人がいたら、こう考えてほしいで!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの10/7のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

プルバック。そう、今日は本格的にテック株のプルバックがあったで。でも、株式市場という戦場を見渡してみても、吐き気がするような売り叩き、すなわちこれから何日も凶悪な下げが続く、とわいに思わせる類いのものは感じないんや。とはいえ、平均株価は利確のために足踏みする必要があるんや。今日はダウは-0.20%、SP500は-0.38%、そしてナスダックは-0.67%と下落の日になったわけやが、ここまでの上昇を考えれば納得やで。まっすぐ上がってきた銘柄があって、中には完全に放物線的な動きのものもある。利確があるのも当然やろ。

 

わいは放物線的な動きは好きではないで。たいてい大きな下落の前触れになるからな。では、売りに伴う動きについて話そうやにあか。あらゆる投げ売りは恐怖や不安を生むんや。しかも今日はわいが最も嫌いなタイプの一つ、つまり、寄り付き後にいったん上がってから反転下落するパターンやった。これは、朝いちばんで買った多くの人が含み損になったことを意味するんや。彼らは大やけどを負った気分になって、もはや他の株主が信頼できない存在になるんや。追加で買いたいとは到底思わなくなるんや。

 

彼らは自分が天井で買ってしまったと思っているはずで、25年前の.comバブルのようにAIブームは崩壊寸前だと主張する弱気派の大行進に耳を傾けやすくなってしまうんや。彼らは「高く買って、さらに高く売る」つもりでいたのに、今や誤った株主になってしまった、と自分のことを思っとるやろう。そう思う人に限って、しばしば、自分が何を保有しているのか分かってないんや。もともと短期のつもりでしかなかった、ということもあるやろう。

 

売りも、ラリーと同様に“プロセス”や。いつだって「株は行き過ぎだ、上がり過ぎだ」という声が聞こえてくる。常にや。わいは生涯ずっと聞いてきたんや。ダウが800の頃にも聞いたんや。「バブル」という言葉も、ダウが1100までは聞かなかったのに、その後は繰り返し耳にするで。すべてを失いそうだと感じた時は、パニックボタンを押して逃げ出したくなるやろう。あなたが売れば株価は下がり、他の人もきっと追随するんや。悲観論者は本当に説得力があり、賢そうに聞こえてしまう。わい自身、愛着のある自分のファンドの株を投げ売りしないよう踏みとどまるのに苦労したりもするで。

 

懐疑派は本当に腕が立つんや。しかも、いくつかの銘柄では彼らが正しくなることもある。典型的には、利益も売上もないのにモメンタムだけで上がった銘柄や、数字を作るためにFedが利下げを続けてくれないと困る銘柄や。たとえば、今日はホームビルダーが叩かれたで。でも、わいが『How to Make Money in Any Market』に書いたように、売りを食らった時こそお気に入りのグロース株を買い増すべきなんや。強調すべきは“グロース”であってシクリカル銘柄ではないということや。グロース株なんや。自分でホームワークを済ませ、信念を持てる銘柄を持つんや。

 

あなたはファンダメンタルを見たとしよう。会社のことを知っていて、カンファレンスコールも読んだとしよう。おそらくバランスシートまで見たやろう。その見方はわいの新刊本で説明しとるわけやが、じゃあそれで今買いたい株ができたとして、でも、売りの初日の今日は買うには早すぎると思うで。引き金を引く前に、株価がもう少し下がるのを待たなければならん。多くの銘柄は依然として高値圏に非常に近くて、しかも先ほど“プロセス”について話したばかりやろ。今の株は参入したばかりの弱いホルダーが本当に多いんや。

 

覚えておいてほしいのは、弱含みの時には“売る”のではなく“買う”のが望ましいんや。それが、もしあなたがその会社を好きであって、単に売り前の株価の軌道が好きだっただけという理由ではないのなら、という前提やけどな。その会社のことを知っているかどうかは、買う前にそう自問すべきや。今日は、CNBC Investing ClubのMonthly meetingで、 Nvidia の創業者兼CEOである Jensen Huangが来てくれたんや。Jensen は寛大にも質問に答えてくれて、クラブのメンバーと写真撮影にも応じてくれたんや。皮肉も不要な雑音もない素晴らしいセッションで、彼はその洞察でわいらを魅了しただけでなく、温かさでもわいらの心をつかんだんや。

 

もしあなたが今日のJensenの言うことを聞いてくれたら、AMDからの競争についてはどうなのか、ハイパースケーラーの AI データセンター支出についてはどうなのか、あるいは Oracle が Nvidia のプラットフォームでどれだけ稼いでいるのか、さらには将来がどれほど素晴らしいものになり得るか、そうした懸念について、間違いなく気持ちが軽くなったはずや。Jensenの話の他にも、Nvidia をほとんどタダ同然で買った人たちの素晴らしい話が、実にたくさん語られたで。わいが2017年に飼い犬を Nvidia と改名した頃からこの株を見てきて、一般の人々が何十万ドル、あるいは何百万ドルも利益を上げた体験談がいっぱい語られたりもしたんや。

 

わいが今夜のMad Moneyで何を話すか考えたとき、今日のトレーディングと、Monthly meetingで示された長期投資との対比があまりに鮮烈であることに改めて気づいたんや。わいらは正面から向き合わんとあかんのや。まず、Nvidia を保有していても利益が出ていない人が大勢いるという事実がある。わいはそういう人たちにも利益が出てほしかったんや。そもそも株式市場で全く利益を出せていない人も多いんや。Jensen Huangに会いたいと願ったCNBC Investing Club のメンバーが、平均的なアメリカ人投資家を代表しているなどとは思わない方がええで。明らかに違うんや。

 

わいのメンバーの多くは、 Nvidia を“保有”し、“売買”しなかった人たちや。勝てたのは、その胆力があったからや。彼らは、この株を買った瞬間からずっと“バブルだ”と言われ続けてきたんや。億万長者が“売れ”と言っても、彼らは持ち続けてきた。彼らもアメリカン・ドリームの一部を手にしたかったんや。わいに幻想はありません。わいだってハズレ株を選ぶことはある。ただ、リスク管理についてはより良い感覚を持っているだけなんや。次に、より重要な点として、今日のような下げの日に Nvidia を買った人もいたに違いない。朝買った人は高値づかみになってしまい、その日の終値では数ドル下がって終わったかもしれん。

 

そういう時に、株式市場での自然な反応は、嘆き、怒り、そして諦めることや。ところがわいのCNBC Investing Clubのメンバーはそうしなかったんや。“居続けた”んや。むしろ弱含みで買い増しさえしたかもしれん。なぜか?二つのものを信じていたからや。株式市場そのものへの信頼、そして Nvidia 自体への信頼。言い換えれば Jensen Huangへの信頼の延長だと言ってもええやろう。当然やが、個別株は大きく稼げる可能性がある一方で、リスクも伴うことも彼らは理解しとった。全額を一度に買うのではなく、時間をかけて段階的に買い増すことで、その一部をコントロールできる。そうすれば、今日のような反転日が来ても、次の購入にとってより良いエントリーポイントになるだけや。

 

やっぱり結局重要なのは、彼らが Jensen Huangと Nvidia を信頼していたことや。今日、Jensen が Nvidia の第4次産業革命を支える計画について語るのを聞いて、信じるべきなのは、彼の顧客たちがこの技術に対して非常に収益性の高い計画を数多く持っているおかげで、Nvidia が世界全体のGDPを押し上げることになる、ということや。それを聞いて、たとえこの銘柄で既に1,000%超の含み益が出ているとしても、わいはわいのファンドのためにさらに買い増したくなったで。もし、保有比率が大きくなり過ぎたために一部売却した株を買い戻していたなら、わいのリターンは1,000%を優に超えていたやろう。

 

わいは別に中国向け売上について心配せんかった。そもそも心配する必要がないんや。というのも、Jenssenはこのところの業績見通しにそもそも中国からの分を含めていないからな。また、Oracle が Nvidia のチップで数百万ドルの損失を出しているかもしれないという記事についても心配せんかった。供給が尽きただの何だのという話やが、チップは Oracle の「世界のデータセンターを支配する」という大計画の中では小さな一部にすぎん。だから、その記事は不正確だとわいはみなしたで。Nvidia の時価総額が約4.5兆ドルに達し、先走り過ぎているのではないかという懸念も、気にせんかった。

 

もちろん、どんな株でもいつでも下がり得るんや。わいは常に警戒するで。でもわいは、オイル株、携帯電話関連株、ソフトウェア株、製薬株がトップの座に上り詰めるのを見てきたし、それらについても懸念を抱いたものや。株はリスク資産やから、リスクを気にしないのであれば、この世界はあなたに向いてないんや。とはいえ、わいにとって重要なのは、一般的には市場を、そして特に Nvidia を信頼するようになったということや。Jensen Huangはその信頼を得るに値するんや。その自信こそが、Nvidia が下がったらさらに買い増す勇気をわいに与えるんや。これは、わいのファンドでのすべての保有株についての見方でもあるで。

 

わいは、買った株が下がることを受け入れ、むしろそうなると予想しとる。そして、モールの店舗のセールや Amazon Prime Day と同じように、もっと良い価格でさらに買い足せるのを待ちきれないんや。結論やが、もしあなたが、今日買って下がったその株について同じように感じられず、「バブルに乗ってしまった」と今思うのなら、わいはあなたを助けることはできん。でもわいは、個別株であなたが稼げるよう手助けしようとしとるんや。それは、不可避的なプルバック時にさらに買い増せるだけの信念がある場合にのみ機能するんや。とにかく忍耐強く、準備を整え、落ち込まないこと。あるコメンテーター系の億万長者が「終わりだ」と言ったからといって、人生最大の過ちを犯したなどと思わないこと。終わりなはずはないのだから。

 

 

握力は大事ですよね。

 

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