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【ジム・クレイマー】感謝祭の時くらいこの狂った相場を忘れろ!?それでも勝ち残るためのゲームプラン!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの11/21のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

何年も何年も、皆「Thanksgivingの週には相場が上がる」と思い込んでいて、その思い込みはだいたい正しかったんや。売り手はバケーションに出て、市場が本格的に上昇するまで売りを控えるって、誰もが分かっていたんや。Thanksgivingの前の水曜日には、必ず買い手が入ってくるって分かっていたし、Thanksgiving明けの金曜日、あのブラックフライデーには、本気のプロだったらここで売ろうなんて絶対に考えなかったものなんや。でも今は、すっかり状況が変わってしまったで。

 

今はマシンが主導権を握っとるんや。人間には決して理解できないような、あらゆる指標や仕掛けを手がかりにして、やつらはいつだって平気で売ってくるんや。このマシンたちにとって、お金以外には何も重要じゃないんや。アルゴリズムはそういうことなんや。祝日の存在すら知らないんや。しかしながら、今日は奇妙な一日だったよな。小さな上昇がすぐしぼんで、そこからまた吹き上がったんや。終わってみれば、ダウは+1.08%、SP500は+0.98%、そしてナスダックは+0.88%と上昇の日になったんや。

 

さて、話を戻すと、今本当に知っておかなきゃいけないのは、「もうThanksgivingを家族とゆっくり過ごすために、売り手たちが市場から離れてくれる」とは当てにできなくなった、ということや。あの頃は、今思えば本当にのどかな時代だったんやろうな。これからは、ありとあらゆるデータポイント、あらゆるリサーチ、そして決算が、月曜日からいつも通り徹底的に精査されることになるんや。たとえわいらがTurkeyを食べて、そのあとみんなでくつろぎながら、金曜日にはPhiladelphia Eagles対Bearsの試合をAmazonで観戦しているとしてもな。

 

ということで油断はできない中で、来週のゲームプランにいってみたいわけやが、月曜日はZoom Communicationsの決算が出るで。そう、Zoomや。で、それについて言えるのは、「好きなんだけど、でも自分のPCには最初からTeamsっていうやつが入ってるんだよな」ってことやろう。たぶんみんなもそう思うやろ?これはZoomにとっては頭の痛い問題や。わいはずっと、Zoomが「単なるZoom」以上の存在になることを期待しとった。例えば何か会社を買収したりして、自分たちのビデオ会議ビジネスを補完するようなことをしてくれないかな、とな。でも、まだそれは起きていないんや。もしかしたら来週、その状況を変えるような何かが出てくるかもしれん。どうなるかわからんけどな。とはいえ、わいはまずまず悪くない決算になると予想しとるで。そのうえで、「どこかの会社がZoomを買収するかもしれない」という類の話題が出てくるんやないかと思っとるで。

 

火曜日は本当に重要や。ちょっと意外なほどにな。特に、あの嘆かわしい、バカげた政府閉鎖のせいで、意思決定に使える確かな材料が乏しい世界では、なおさらや。まず出てくるのが、遅れていた9月の小売売上高や。多くの小売企業から話を聞いたあとだと、これは「バックミラー」みたいなもので、過去の数字やとわいは思っとる。これから先、力強い数字はあまり見られないやろうなという感触なんや。でも、それはそれで悪くないかもしれん。なぜかって? 利下げが必要だからや。

 

今日もそうだったやろ? New York Fedの総裁であるJohn Williamsが、利下げに前向きだと受け取れるような発言をして、その結果、利下げ観測の確率が上がったら、株式市場は急騰したやないか。もし小売売上高が弱ければ、債券価格は上昇して、利回りは低下するやろう。ただし、同時に発表される生産者物価指数(PPI)が跳ね上がって、インフレ加速を示さない限りは、という条件つきや。それは関税の影響で起こりうるかもしれんのやが、そこについては、正直なところまだ本当のところは分からないで。

 

あと、午前10時にはpending home sales(中古住宅の成約前件数)のデータが発表されるんや。これがひどい数字になるのは分かりきっとる。住宅はこの景気にとって「頭痛のタネ」なんや。なぜなら、住宅の売買回転が、ものすごく多くの業界の売上や利益を押し上げる原動力になっているのに、今はその回転がほとんど起きていないからや。実際のところ、この40年で最低水準なんや。おそらくわいらが望んでいる「弱いpending home sales」が出て、そのおかげでFedが12月に利下げしやすくなると思っとるで。もしかしたら、それがFedにとっての「口実」になるかもしれん。

 

あとは、火曜日には、いろんな業種から重要な決算がずらっと並んどるで。例えば朝には、Kohl’s、Best Buy、そして Dick’s Sporting Goods の決算があるんや。今わいが耳にしている話では、Kohl’sはひどい内容にはならないやろう。むしろたぶんいいはずや。Best Buyは「まあまあ」といったところやろうが、人件費や関税の逆風で打撃を受けるかもしれん。ただ、それはPCの買い替え(PCリフレッシュサイクル)の追い風で相殺されるはずや。そして Dick’s は、とんでもなく良い決算になる可能性があるで。Foot Locker を安値で買収して、New Balance、Hoka、On 、Nikeをそろえとるからな。ラインナップとしては完璧や。

 

Analog Devices の決算もあるんやが、これについては前から心配しとるで。というのも、ここはInternet of Thingsや産業用半導体に大きく依存していて、その分野がすごく弱いとわいは見とるからや。わいとしては、今この銘柄を買う価値はないと思っとる。でも、もし決算が良かったら、わいはそうだったら、 Texas Instruments の株を買うことを検討してみてほしいと思うで。Texas Instruments もAnalog の「アナログ(類似銘柄)」で、わいはこっちの方が好きなんや。

 

火曜の夜がめちゃめちゃ重要やで。まず Dell Technologiesの決算があるんや。市場のコンセンサスでは、この会社はつまずくやろうと言われとる。その理由は原材料、とくに半導体や。四半期を通して価格がかなり上がったからな。でもわいは、その見方を買っていないんや。だって相手は Dell やで?CEOはMichael Dell やで? 他のコモディティの話も含めて、そんなことで心配する気にはなれないんや。冗談じゃない。彼ならちゃんとうまく調達して、いい価格で持ってくるはずや。わいは、今回のストーリーは「データセンターとエンタープライズ向けビジネスが引き続き絶好調だ」という話になると思っとる。だから、この決算の前に Dell の株を持っておくべきやで。まあでもこれは度胸のいる予想やけどな。

 

一方で、わいは更に火曜日に決算があるHP を同じようには扱わないで。HP は本当にコモディティ価格に振り回される状況にあって、たとえ株価が今日ほぼ6%も上昇していても、目標とする数字を達成できないと思うんや。株価水準は低いし、もしかしたらそれであまり問題にならないかもしれん。でも、それって「買うべき説得力のある理由」とまでは言えないやろ?本当に「買う価値のある」株が欲しいなら、次の銘柄や。最近、サイバーセキュリティ関連はずっと不調続きの「ダメ株」扱いやが、火曜日にZscaler が決算を出すときには、きっと記録が塗り替えられて、シャンパンを開けて祝えると思っとるで。なぜって? これまでもほぼ毎回そうだったからや。それに、最近売られ続けていたこのセクター全体にとっても、今回やっと「初めて本当のバリューが出てくる」タイミングになるはずや。

 

火曜日はアパレル関連の決算も豊富やで。Abercrombie & Fitch が午前中に決算を出すんやが、これは完全に「運任せ」の領域で、気の弱い人には向かない銘柄や。わいのことは「気が弱い」と思ってくれて構わないで。Burlington Stores も決算を出すが、ここは「オフプライス」のビッグ3の一角で、残りの2つは TJX と Ross stores や。すでにその2社が素晴らしい決算を発表済みやから、Burlingtonも期待したいところやが、でもBurlington はその3社の中でいちばん弱いから気をつけんとあかん。

 

最後に、水曜日には John Deere の決算があるで。株価はまるでテフロンでできているかのように、悪材料がくっつかないように見える銘柄や。農業というのは厳しく、でも必要不可欠なビジネスやから、これまでも政府は苦しい時期に彼らを支援する補助金を出してきた歴史があるんや。どの農家だって不作なんて望んでいないんやが、本当にひどい不作になれば、政府から給付を受けられることが多く、そのお金はしばしば農機具の購入に回されるんや。つまり John Deere にとって追い風になり得るということや。ここ数週間で、多くのコモディティ価格のプレッシャーも急低下しとる。わいは、そのことが売上にどう影響するのかを知りたいで。この銘柄は決算が出たあとでも、まだ上昇余地の大半を取り逃がすことなく買えるとわいは思っとる。だから、今のうちからフライングして飛びつく理由は特にないんや。

 

あと残りは木曜日はThanksgivingのホリデーで株式市場はお休みや。翌金曜日も短縮取引で、市場は1時に閉まるで。ということで結論やが、とにかく皆さんにとって素晴らしい Thanksgiving ホリデーになりますように、と心から願っとるで。この狂ったような市場から少し離れて、友人や家族との時間をどうか楽しんでほしいんや。実を言うと、わい自身もそうしようかと今考えているところなんや。

 

 

確かにちょっとゆっくりしないとですね。

 

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