こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの12/10のMad Moneyはどうだったでしょうか。

髪の毛一本まで割るような議論が続いているよな。Fedは利下げした、はい次のニュース、この世界は本来そういうものなのに、メディアだけはそうではないかのように振る舞って、このネタを徹底的に叩きのめすシステムになっとる。でも、「利下げがきた、やったー」という古くからの判断基準だけが重要なのに。Fedの会合で本当に知っておくべき「進行の型」はひとつだけや。「大きなイベントが近づいています。Fedはおそらく0.25ポイント利下げするだろうと私たちは考えています。」そのあと、わいらの思惑どおりの結果が出て、利下げなら、それが最後の利下げでないかぎり、買い、これが普通や。

しかも今の大統領のもとでは、今回が最後の利下げということはまずないんや。もし利上げなら、成長が安定している銘柄を残して、あとは売る。利下げなら、買い。Fedを見るコツなんて、本質的にはそれだけの話や。たとえそれが三流と言われそうな単純さに聞こえたとしても、な。だから、Fedの会合も終わってしまった今、わいらはようやく自分たちの仕事、すなわち良い銘柄を買うことに戻れるわけや。会合前、パウエル議長が0.25ポイント引き下げるのを待つあいだ、抑え込まれていた良い株たち、これを狙うんや。

こういう感じになったから、FOMC後に株価は火がついたように上昇したで。今日はダウは+1.05%、SP500は+0.67%、そしてナスダックは+0.33%だったんやが、Russell2000なんかまさに暴騰と言っていい動きやった。もちろん、「反対票を投じた理事の数」だとか、「実質インフレ率」だとか、「雇用統計の正確な数字」だとか、いろいろな質問が山ほど出とる。インフレ率が3%を上回っているんやないか、ということに対する大騒ぎもある。なぜなら、歴史的に見てインフレが高止まりしているときの利下げはあまり良い考えではないからや。

さらに、「灼熱のAI関連ビジネス」についての心配話も聞こえてくるで。AIは雇用を奪うのか、それとも奪わないのか?一方で、あまりぱっとしない他の経済分野は、株式市場の物語からは外されたままや。でも、良い株を買うつもりの投資家にとって、こうしたことはほとんど意味を持たないんや。さっき言ったようなことは記者が必ず聞かなければならない質問で、Fedのパウエル議長としては答えざるを得ないテーマやが、あなたやわいにとってはそこまで重要ではないんや。

ここで、本当に重要なポイントを3つだけ挙げようやないか。第一に、Fedはいまだに強気派の味方であり、金融環境は依然として緩和モードにあるということや。たとえ、足元の経済指標がハッキリしないとしても、や。これはつまり、株を買うときに「Fedと戦う」必要がないということを意味するで。第二に、今年のFedの動きが一段落したことで、機関投資家たちはもはや相場と戦おうとしないということや。株は上がりたがっとるんや。これまでは、「もしかしたらFedが利下げしてくれないかもしれない」というリスクがあったから、お金が温存されとった。サプライズがあって市場が痛めつけられる可能性があったからな。

でも今回はそうはならなかったんや。だからこそ、今や水門は開かれ、待機していたキャッシュが一斉に市場へ失踪している状態なんや。ここで、すでに亡くなった偉大な相場の魔術師・ストラテジストである Marty Zweig に感謝したいと思うで。彼は「Don’t fight the Fed(Fedと戦うな)」と「Don’t fight the tape(相場の流れと戦うな)」という二つのコンセプトと、その逆の状況について、見事に説明してくれたんや。いまのわいらは、まさにその「両方を味方につけた」状態にあるんや。

第三に、パウエル議長が短期金利を引き下げたとき、長期金利も実際に低下したという点や。Fedの行動を最終的に裁く唯一の存在は、債券市場や。昨年秋、Fedが利下げを開始したとき、債券市場は「反乱」を起こして、長期金利はむしろ上昇したんや。これは株式市場にとって非常に悪い状況やった。今回は債券が正しい方向に動いてくれたから、パウエル議長とその仲間たちは「ちゃんと分かってやっている」ように見えるわけや。正直言って、今週のFOMCに入るにあたって、わいが一番心配していたのは債券市場やった。でも、ふたを開けてみれば、すべてうまくいったんや。

たしかに、パウエル側が「短期のTreasury Billを買え」という新しいストーリーを打ち出したことが功を奏したのかもしれん。おそらく彼は、債券市場の売り手たちにこう言っているようなものや。「いいかい、よく考え直したほうがいい。結局、君たちは間違っていたと分かることになるからね」と。でも、そんなことはもう重要ではないで。金利は下がった。そこが重要なんや。つまり、1つ目に、Fedは敵ではなく味方である。2つ目に、強気筋は相場の流れと戦っていない。3つ目に、利下げを受けて長期金利が下がった。この3つがそろった「トリフェクタ(大当たりの三点セット)」が、株式市場を咆哮させるんや。

では、こういう局面であなたは何をするべきなんや?金利が低い時のほうが業績が良くなるタイプの株を買うんや。たとえ0.25ポイントの利下げであっても、それは有効や。つまり、住宅建設銘柄を買い、住宅関連の小売銘柄を買うということや。しかも、最近決算を聞いたばかりの銘柄を選ぶのがええんや。たとえば、ついこの間素晴らしい決算を発表したToll Brothersを買う、ということや。ガイダンスはそこまで強気ではなかったんやが、それはつまり「物語が変わる余地がある」ということでもあるで。いまのところ市場は悪い将来ばかりを心配しとるが、少しは明るく見てもいいのかもしれん。

Home Depotからも決算を聞いたばかりやが、こちらは期待したほど強くはなかったんや。これもまた「金利がまだ高すぎるから」や。それでも、今の株価水準ならまだ買うチャンスは残っとるで。わいが考える適正水準より100ポイントも下にあるからな。しかもこの会社は昨日のInvestor Dayで、Fedが利下げした場合に心強いシナリオを投資家に提示してくれたんや。わいはこの話を、CNBC Investing Clubで、「なぜ今Home Depotのような株を買えるのか」というテーマで取り上げるつもりやで。

それから、運輸株も買えるで。運輸株は金利低下局面で力を発揮するからな。トラック輸送ならJB Huntが買えると思うで。普段トラック株はあまり勧めないが、長く続いたトラック輸送不況は終わったと考えとるで。Fedexも買えるで。今はホリデーシーズンやし、Supermanとでも呼びたくなるほど優秀なCEOが率いている会社や。さらにUnion PacificやNorfolk Southernも買いやで。さらに三つ目として、ハイフライヤー、すなわち高値圏のグロース株や高PER株も買えるようになるで。人々は、そうした銘柄の利益に対して、あるいは利益がなければ売上だけに対してさえ、より高い評価を払うようになるからや。

利下げ局面ではいつもそうなるんや。これはヘッジファンドのプレイブックにきっちり書いてあるパターンで、そのためにRussell 2000 Indexが他のどの指数よりも大きく上昇したんや。この小型株指数には、利益創出力こそ大きくないものの、売上成長が非常に速い企業が多数含まれとるからな。要するに、何年も先の将来期待を織り込んで取引されているような銘柄は、金利が低いほど有利なんや。わいはここで、今年すでに勝ち組になっている銘柄をさらに攻めることを強調したいで。

たとえばPalantirや。株価はすでに大きく上がっとるが、この会社はしっかり利益を出しとって、もはや単なる“フライヤー”ではないで。さらに、アメリカ海軍向けに、潜水艦の建造をより効率的かつ大幅に低コストで行うための素晴らしい契約を勝ち取ったんや。わいは、今後も国防総省からの契約が次々と入ってくると見とるで。たとえば、水上艦、戦闘機、それに各種兵器・弾薬とかや。「自由の武器庫」全体がPalantirに任されるようになっても、わいは驚かないで。

Palantirは、今の相場でまさに機能するタイプの銘柄や。すでに大きく上昇している「究極のハイフライヤー」で、もしあなたが資金運用者なら、今まさに買ってポートフォリオに入れ、「自分もPalantirを持っている」と投資家に示せる銘柄なんや。あとは、ついに、あなたは工業株も買える状況になったで。なぜなら、ヘッジファンドのプレイブックには「金利低下は工業株にプラス」と書いてあるからや。たとえあなたが「そんなの大した影響ないでしょ」と思っていたとしても、や。

そして、この一連の話の最高に皮肉なポイントはこうや。パウエル議長自身が、メディア向けのコメントの中で「0.25ポイントの利下げなんて、どの産業にとってもそこまで大きな意味はない」とはっきり言ってしまったことなんや。わいはこれにはさすがに笑ってしまったで。でも、ヘッジファンドも投資信託運用者も、そんなふうには考えていないんや。彼らは、Caterpillar や Cummins のような銘柄を、史上最高値圏にもかかわらず喜んで買うんや。なぜなら、「今の環境にぴったりハマる株」だからや。

ここでいったん立ち止まって、自分のポートフォリオについて、ポートフォリオマネージャーのように考えてみようやないか。あなたが株を買うときに望むのは、Fed が利下げを続けてくれることや。投資家は、たとえ景気のために必要だったとしても、利上げというものを本質的には好まないんや。なぜなら、それは株価にとってマイナスだからや。そして、来年、パウエルの後任になる人物は、利下げを継続しようとするやろうとわいは予想しとるで。その人物は、今の パウエルのような「結果は結果として受け入れる経験主義者」というよりも、大統領の“使節”的な立場になるやろう。

長期的に見れば、それは問題をはらむかもしれん。でも短期的には、相場水準にはプラス、つまり、金利は下がり、株には追い風や。さらに、“big beautiful budget bill” による トランプアカウント のおかげで、何百万人もの新しい証券口座が生まれるやろう。これは新生児への素晴らしい「プレゼント」で、若いうちから投資を始めさせる仕組みや。わいはこれは好きやで。新しいお金が市場に流れ込むのは、いつだって気持ちがいいものや。しかも、これらの口座からは自動的に資金が市場へ入ってくるわけや。

ということで、話をあまり複雑にせず、とてもシンプルにまとめるとこうなるで。わいらはいま、パウエル議長 から非常に早めの「ホリデーギフト」を受け取ったところなんや。「もらった馬の口の中をのぞくな(せっかくの贈り物を疑うな)」という言葉どおりに行こうやないか。

結論やが、年末に向かって本来強気であるべきタイミングなのに、弱気になってしまわないように気をつけてほしいで。不機嫌で不満顔のベアたちは、きっと 多くのメディアに登場して、「買っている連中は間違っている」「私が正しい」「あいつ(=わい)は間違っている」と言い続けるやろう。たとえ、実際には買っている人たちが儲けていて、ベアが大損している最中であったとしても、そういうことがおこるんや。それでもなお、自分たちがどれだけ正しいかをアピールしたがるんや。それこそが、終わりが見えない強気相場の中でベアとして生きる者の宿命なんや。まあ、こう言うしかないで。全員を満足させることなんて、どうやったって無理なんや、ということや。
とりあえず長期金利が下がって良かったです。
応援よろしくお願いします。
