こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの12/15のMad Moneyはどうだったでしょうか。

もし「今この瞬間、どの“テック銘柄”が好きか」と聞かれたら、わいはこう答えるで。いま一番好きな“テック銘柄”は Procter & Gamble や、と。P&Gがテック?て、思ったかもしれんな。でも“イノベーションの館”とも言えるこの会社は、年間20億ドル超を研究開発に投じて、想像しうる最高のパーソナル製品を作っとるんや。たとえば、叩きつけられるような衝撃にも耐える Pampers、6段階の洗浄力をうたう Tide の洗剤、そして最高のシェービング体験のための Gillette の加熱式カミソリとかや。

この会社には、わいがお金を払ってでも手に入れたい種類の“技術”が詰まっとるんや。技術を作るテック会社ではないかもしれんが、技術を使いこなす側のテック会社やないか。しかも、この株は年初来で13%以上下げていて、経営陣はすでに「今四半期は未達になる」と言うとるんや。だからこそ、これはもはや既にリスクが取り除かれとる状態なんや。今のようなこんなイカれた相場では、「技術を作る側」ではなく、「技術を使いこなす側」を持つべきや。

今日はダウは-0.09%、SP500は-0.16%、そしてナスダックは-0.59%とまた下落の日になったわけやが、今のような株式市場で欲しいのはまさに Procter & Gamble の株なんや。新しいCEOが2026年1月1日付で入ってくる局面で、わいの記憶にある限りでも株は「これ以上ないほど安い」水準に見えるで。巨大なテックの“ユーザー”であって、“メーカー”ではないんや。でも、今うまくいっているのはまさに「テックのユーザー」なんや。Procter & Gamble はAIでサプライチェーンを立て直したんや。新工場の設計にはデジタルツイン技術を使って、旧来の建設と比べて何百万ドルものコストを節約しとるんや。さらにAIを使って、本当は必要のない資材・供給をどう減らすかも見極めとる。

だから、わいは別に皮肉で言っているのではないで。いまわいが一番好きな“テック株”は、B2Bの形でテクノロジーを使い倒す企業なんや。こうした企業は今後ますます、「驚くほど優れた技術」を買える立場になっていくはずや。それによってコストを削減し、新製品をこれまで以上に速く市場に投入できるんや。しかも、わいらが“必要だとすら知らなかったもの”まで生み出してしまうやろう。加熱式カミソリみたいにな。わいらはテックの“生産者”ばかりに目を奪われがちで、いつもITの“大物”を語りたくなって、ついつい忘れてしまうことがあるで。得をしているのは「作る側」ではなく「使う側」だということを。

テックを作る側の株は依然としてとても割高なままや。一方で Procter & Gamble のように、PERが20倍強で配当利回り2.9%という“掘り出し物”は、この相場ではなかなか見つからないんや。悪くないやろう。大統領が金利を1%まで下げたいと言っているような環境ならなおさらや。いまの伝統的なテック企業の中で、そういうバリュエーションを見つけるのは本当に難しいんや。テック株は、より良く持続可能な水準に落ち着くまで、まだおこるべき調整が大きいで。

その点 Procter & Gamble は、すでに十分安い。いわゆるMag 7、そして半導体株は巨大な上昇を経験してきたんやが、先行きがあまりに不透明で、しかも上げ幅が大きすぎたせいで、いまは消化不良を起こして下げているんや。たとえば「調整の俎上に載りやすい銘柄」としていくつか挙げるなら、例えばAmazonや。念のため言うが、わいはトレードがしたいんじゃないで。率直な話をしたいだけや。Amazonは、低価格で「一晩で何でも届けてくれる」会社で、最近は日中のうちに届くことも増えてきとる。

好調な広告事業があり、さらに Amazon Web Services という事業があって、ここのところは、売上に占める割合は20%未満なのに、会社全体の利益の約60%を稼いどる。いまや AWS が中核事業で、半導体、データセンター、エネルギーに何十億ドルも何十億ドルも投じとる。でも実はわい個人としてはそんなものは要らないんや。欲しいのはただ「荷物を自宅に届けてもらう」ことだけや。だから、Amazon ではなく、もし Walmart のほうが安くて、しかも Walmart 自身が大量のテクノロジーを持っているなら、わいは喜んで Walmart を使うで。

いま Amazon の株は年初来で約1.5%上がっているだけや。パフォーマンスは大して良くないし、AI覇権レースで競合に追いつき続けるために必要な支出額は、正直言って狂っとるレベルや。でも彼らに何ができる?OpenAI が小売とウェブサービスの領域に入ってきて、顧客を奪うのを座して許すわけにはいかんやないか。Walmart が店舗網を使って、Amazon を“本家の土俵”で打ち負かすのを許すわけにもいかんやろう。Amazon の戦略は「勝つために金を使い、守るためにも金を使う」というものや。

Meta はどうや?年初来でほぼ11%上がっとる。大した上昇ではないんやが、Amazon よりはマシや。Meta の株は来年予想利益の約22倍で取引されとる。“そこそこ安い”で。わいが経営陣を高く評価しているのと同じくらいあなたも評価するなら、“ばかみたいに安い”とすら言えるやろう。でも同時に、支出も猛烈で、来年の設備投資は1000億ドルに達するかもしれないんや。しかも、あの巨大な報酬パッケージのこともあるで。会社はサラリーキャップもないように人材をかき集めるのにお金を使い、設備投資にもじゃぶじゃぶお金を使っとる。

「おい、誰かそれ直せよ」という感じだ。あの設備投資は、評価で言えばCなのかBなのかAなのか、そんな話になるのも致し方ないで。Meta は発電所とデータセンターを手に入れようとしとるが、正直、それらは完成した頃には時代遅れになっている可能性だってあるんや。それでも、彼らに選択肢はないんや。もし Meta がアクセルを緩めたら、OpenAI が彼らを狙って入ってくるかもしれん。ソーシャルメディアの領域で覇権を脅かされるやろう。大手テック企業は皆、それを恐れて生きとるんや。「AIに勝った者が、他のすべてにも勝つ可能性がある」と信じているからや。

もし、強力な“資本力/バランスシート”を持つ OpenAI がどんどん食い荒らせばどうなるかもしれん。一旦勢いがついたら、既存の会社は“やられる”。そして、いったん“やられたら”どうなるか分かるやろう? Meta の株は他のテックの仲間たちと同じように、何か月もほとんど動いていないんや。一方で、輸送関係や金融株は、もう飛ぶように上がっとる。Meta の株を動かす唯一の方法があるとすれば、今すぐ出てきてこう言うことや。「いいか、私たちはもうこんな金は払わない。電力にこんな金は払わない。こんなデータセンター建設はやらない」と。とはいえ、テックの世界で優位性を失わずにそれをやる方法がわいには分からないんや。

では Microsoft はどうや?これはいつ底を打つのか。株は年初来でいまや約13%高にすぎないんやが、職場では相変わらず支配的で、Teams を無理やり押し付け、わいらに Copilot を提供してくるんや。そのうえ、いろんな“ガラクタ”でわいらを懲らしめるで。わいはCopilotボタンが出てこないようにするために、あれこれしようとするが、それでも出てくるんや。何十年ものあいだわいがそうだったように、清潔で美しい Apple ではなく、Microsoft ベースのPCから逃れられない人たちは分かっているはずや。ここで本当に稼ぎ頭なのはB2B(business to business)だということを。

Microsoft は揺るがない地位にあるんやが、そのためには クラウド基盤ビジネスのAzureを維持するために、莫大な支出を続ける必要があるんや。Google とか Amazon とかと競争しとるんや。つまり、世界でも屈指の金持ち企業が3社とも、同じパイの取り分を奪い合っているということや。わいらにはどうしようもない。正直そういう話や。しかもこれは Microsoft だけやないで。わいが追っているテック企業のほとんどすべてが、特定の業界を支配するために何百億ドルも投じる、怪物級のライバル集団を抱えとるんや。

ただし、あるケースではその支出が見合うこともあるで。Google は検索分野に新規参入者が入って来られないようにするため、十分な額を使ってきたんや。そして Apple に小切手を書いて、デフォルト検索エンジンにしてもらっとる。年間200億ドルかかる契約やが、連邦判事がその契約をお墨付きにしてしまった以上、いまとなっては「金を払った価値があった」ということや。わいは今後、Google が Apple に対して、Gemini をデフォルトAIチャットボットにするためにも金を払うやろうと見とるで。そうなったら、他人の金で勝負しているOpenAI は、太刀打ちできないかもしれん。

要するに、こうした巨大テック株は、支出を抑え込めない限り、上には進めないんや。でも、どうやって支出を抑えられるのかわいには分からん。なぜなら OpenAI が外にいて、そのCEOが「すべての垂直領域で勝ちたい」と考えとるからや。しかも未上場企業で、金を投げ込みたがる投資家が十分にいるという状況や。想像してみてほしいで。もし Procter & Gamble が競っているあらゆる事業に、研究開発費が2倍の新規参入者が入ってきたら?もしそうなったら、あなたがどれほど Procter & Gamble の製品を気に入っていても、その「R&Dまみれの競合」は、それを乗り換えるような商品をいくつも出してきて、Procter & Gamble の利益率を破壊してしまうやろう。分かるやろ?

わいは「テック株がここで買えない」と言いたいわけじゃない。わいのファンドもいくつも保有しとる。Nvidia や Broadcom も持っとる。わいはそれらが本当に好きや。ただ以前ほど熱狂できないんや。競争があちこちにあって、彼らは狂ったように金を使い、それでも株はすでに大きく動いてしまっているんや。わいは、競合の全員が莫大な資金を持っている“乱戦”の中にいる会社に賭けて、大金を稼いだことがないんや。いま勝っているように見えるのは Alphabet だけや。勝者がもっと必要なのに。

興味深いのは、AI関連の“伝統的な”銘柄を眺めると、わいに言えるのは、「バブルが育っているわけではない」ということや。もしバブルがあったのなら、10月末に弾けとる。あの頃、ほとんどの銘柄が“儲からなくなり”、多くが下がり始めたからや。「魔法の投資の年」の終盤に、バブルが育っているとわいが言ったのを覚えているやろ? それはもう弾けたんや。結論やが、メガテック と Procter & Gamble の違いはこうや。多くのテック企業は、単に「周りに遅れないため(keep up with the Joneses)」に金を使っとる。一方 Procter & Gamble は「支配するため」に金を使うんや。だからこそわいは、まさに今この水準で買う価値があると思うで。配当が下値の支えになるし、設備投資の上限が見えないなどという話とは程遠いからや。
AI銘柄が好調になってほしいのですが。。
応援よろしくお願いします。
