こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの12/19のMad Moneyはどうだったでしょうか。

ウォール街が「史上最高の成長ストーリーの一つ」であるAIと、それに付随するあらゆるものに、もう見切りをつけた、そんな胸がえぐられるような期間があったんやが、今日はそれにまた猶予が与えられたような感じやったな。もしかすると、第二の追い風ですらあって、AI関連に資金がどっと流れ込んだんや。わいのファンドもAIデータセンターの建設拡大に依存するポジションを持っとるから、今日が一年で指折りの良い日だってことがわかるで。まあもっとも、そういうことは指数全体を見るだけだとわからんのやけどな。

今日はダウは+0.38%、SP500は+0.88%、そしてナスダックは+1.31%だったんやが、心からホッとしたで。最近のAI株保有は、かなり荒い乗り物にのっているようなものだったからな。まず、わいらはこう悟ったわけや。データセンターの建設拡大を維持するための資金が、世の中に十分に行き渡らないかもしれない、と。ここ最近、建設には現実的な障害が次々に見つかっとる。労働者不足、資材不足、電力不足、そして何より、かつてはウォール街で称賛されていたハイパースケーラーの野心的な拡張計画が、今や株式市場に「罰せられている」という事実までつきつけられた。

ハイパースケーラーは互いに張り合うために巨額を投じ続けていて、ウォール街はもう耐えられない。同時に、AIというテーマは輝きを失ったのではないか?という疑問もでてきて、買い手は、別のもっとワクワクする分野へ移っていったんや。消費者の復活が、どこからともなく起きたんやた、確かにこれは面白いストーリーや。たとえば小売りが燃え上がり、裁量的支出に結びつくものは何でも勢いづいとる。最新の例を挙げると、Carnival Cruiseの株は、今朝発表した数字が良かったこともあって、今日は10%近くも上がったんや。しかも配当も復活させたんや。わいは昔からクルーズ会社が好きで、なぜならすごく安上がりだからや。Carnival は本当に割安感があって、そういうところが、この株を人々にとって魅力的にしている理由の一つや。

一方で、IPOやM&Aが次々に出てきて、銀行株に猛烈な買いを引き起こしとる。例えばGoldman Sachsは年初来で56%上昇して、いまやMag7のパフォーマンスの大半を上回っとるんや。確かな理由があるで。Goldman Sachsは、テックのほとんどの銘柄よりも、ましてMag7よりも速いペースで成長しているかもしれん。しかも、リスクがずっと小さいんや。今は結局そこが一番大事だったりするんや。こうした金融株や消費関連の企業は、予想が信じられないほど低く見積もられている一方で、データセンター関連はバカ高い期待が乗っているんや。そのギャップの中で、金融株や消費関連株は期待を上回る数字を次から次へと出し続けとるんや。

期待が高すぎることは、テック株にとって本当に致命傷になりうるんや。こっちの方は株価も期待も、まだ高すぎるままや。でも良いニュースとしては、「魔法のような投資」の年は終わったということや。だから、量子コンピューティング株、原子力株、資本力の乏しいデータセンター建設会社、そして見せかけのBitcoin関連や代替電力会社といった、ほぼあらゆる“流行りもの”の銘柄が、すっかり時代遅れになったんや。これはありがたいことや。

わいはあの手のSpeculativeなグループが本当に嫌いだったんや。だって、みなさんの多くが損をしていたからや。わいはできる限り、そこから抜け出してもらおうと頑張ってきたんやが、番組でいくらわめいても正直あまり意味はなかったと思っとるで。そんな中で今日は、奇跡みたいに思え始めていた「データセンター拡張のための資金調達」が、魅力的な形で“ある程度の確実性”を取り戻したんやないかという雰囲気が出てきたで。データセンター、そしてAIに参入したがっている資本の“プール”が、まだいくつも残っているかもしれない、その可能性が語られ始めて、でも本当にそうなら、落ちぶれていたテック株の幅広い銘柄を、2026年に向けてヨロヨロ進むのではなく、上へ押し上げる原動力になりうるんや。

今日はAI関連株は噴き上がるように急騰したんやが、わいには予想外やった。でも、これは続くのか?これが問題や。わいはデータセンターについては、ここ最近ずっと批判的やった。宣伝屋たちの大きな夢は、悪夢のように聞こえ始めていたからな。確実性が極端に乏しいのに、ある会社が“確実だ”と言い切るような話し方には疑問を抱くことがあまりに増えたんや。わいは、ある会社が別の会社に金を渡し、その受け取った側が、渡した側の会社から製品を買う、そういう取引が好きではないんや。

こういうのは 回転取引、あるいは循環取引と呼ばれるが、こうした取引は、その下で進行している本当の弱さを隠してしまうことが多いんや。気づいたときには手遅れで、大きく損をする。わいはそれからあなたを守りたいんや。非常にネガティブだったニュースの流れによって、わいの自信も、たぶんあなたの自信も、ひどく試されてきたやろう。でも今日の動きは違ったわけで、これから更にAI銘柄がうまくいくには何が必要なのか、何がうまくいき得るのかを話そうやないか。

データセンターというテーマを軌道に戻すために、もう少し楽観的に考えるには何が起きるべきなのか。いま、この市場における最大の懸念は Oracle から来とる。負債を大きく抱えたソフトウェア会社で、同時に“データセンター建設会社”とも位置づけられている存在や。彼らには OpenAI という巨大顧客がおる。AIと、それに付随するボットの先駆者である未上場企業や。Oracle は、OpenAIのために総額3,000億ドル相当のデータセンター建設を受注しとると言われとる。一見なんて素晴らしい話だ、と思うよな。

昔ながらのテック企業が、データセンター建設企業として生まれ変わり、それを誇らしげに語る。Oracle は OpenAI からの巨大受注だけでなく、他社からさらに2,230億ドルの受注も得とる。Oracle は、その潜在的な売上を RPO(remaining performance obligation) という項目に入れたんや。多くの場合、それは“ほとんど現金同然(手元資金に近い)”のようなものや。これが明らかになったことで、Oracle の株価は9月のある1回の取引セッションで241から345ドル台に一気に跳ねたんや。その日はデータセンター関連の他の多くの銘柄も、連れ高で一斉に跳ね上がったんや。

もちろん、Oracle はまず資金を調達せんとあかん。そこで社債市場に行って180億ドルを調達しようとしたんや。そのタイミングで懸念点がいろいろ話題になるようになったんや。社債は credit default swaps(クレジット・デフォルト・スワップ)と呼ばれるもので保険をかけられるんや。実は、社債を保有していなくても、その社債に“賭けて"、すなわち下落・破綻に賭けて使うこともできるんや。もし Oracle がデフォルトするかもしれないと恐れるなら、あなたは CDS を買えばええんや。

さて、Oracle のCDSが実際どうなったかというと、社債の価値が下がったり、社債の“見かけの信用価値”が落ちたりするとおこるように、急騰したんや。この急上昇をメディアが取り上げて、それがすべてを台無しにしたんや。突然、Oracle の壮大な計画は実行不可能に見えてきたんや。そしてわいらは、データセンター関連全体が足踏みしてしまうかもしれんと考えるようになったんや。Oracle の株価は暴落し、328から178まで一直線に落ち込んだんや。2年前に付けていた水準まで沈み、今日は上がったが、それは少しだけ戻したにすぎない。

同時に、あらゆる競合を出し抜くためにデータセンター建設拡張に頼っている OpenAI は、状況について正面から語ろうとせず、メディアに「IPOの可能性を前に、この事業に一枚かみたいファンドが多すぎるので、資金はいくらでも調達できる」と“リークする”程度の対応にとどめたんや。ああ、それに「政府によるバックストップ(支え・保証)の可能性」にも触れたんやが、これは信じられないほど落胆させる話やった。もっとも、彼らはその後、それを言い過ぎだったと引っ込めたけどな。

さらにリーク情報では、OpenAI は評価額で最大1,000億ドル規模の資金調達を行う可能性があるということや。OpenAIの評価額は5,000億ドル超、6570億ドルかもしれない、あるいは8300億ドルかも、という話や。評価額は変な“階段状の上がり方”をしとる。ほんの数日前には7500億ドルと言っていたのに、次は8000億、そして昨日は8300億。つまり、それが本当なら素晴らしいんやが、わいが疑うのは、毎日ちょっとずつ数字が上がっていくのに、会社側では特に何も起きていないからや。

そこで、「いま何が必要か」という話になるで。第一に、OpenAI は鉄は熱いうちに打てで、評価額1兆ドルで2,000億ドルの資金調達を狙うべきや。今週の流れを見ると、それも可能に思えるから、さっさとやってほしい。わいには、それが彼らにとって唯一の前進策に見えるで。資金調達がなければ、OpenAI は Oracle が今このデータセンターを建設するために必要としている資金を支払えないんや。そうなれば、他のあらゆるハイパースケーラーも、追いつくためにインフラ投資を続けざるを得なくなるんや。

OpenAIから安心感が出て初めて、Vertiv や Caterpillar、さらには Broadcom に至るまで、データセンター関連株全体が本格的に再点火できるというものや。実際、今日はその手の株が大きく上がったんやが、結局AIセクターこそが今この世界で最も重要な競争で、わいらが先頭を維持する道なんや。でもそんなこと起こり得るんやろうか?どうやろう。最初は、評価額1兆ドルで2,000億ドルなんて絵空事やと思うやろう。でも、もしかしたら可能性はあるで。この分野に対して、人々はいまだに非常に興奮しているんや。

たとえば OpenAI がいま未上場のラウンドで1,000億ドルを調達し、来年、上場後の公募でさらに1,000億ドルを調達する、そんな形でも、データセンターのテーマは勢いよく回り続けるかもしれん。もちろん、OpenAI が十分な資金を集められないなら、今日見た動きは全部逆回転して、相場はまた下に戻るで。それがこの世界の仕組みや。わいは OpenAI が資金を集められると楽観しとる。彼らのここまでの、リークや、無理やり感のある評価額の提示のやり方は好きではないんやが、それでも、彼らはやり切れると思う。

でも、やっぱり OpenAI は、とてつもない傲慢さがあるのに、自分たちのストーリーの語り方が分かっていないんや。自信過剰すぎるで。経営陣には謙虚さがゼロや。これは“身のほどを思い知らされる瞬間”の基になるかもしれんし、逆に「彼らが傲慢であることが正しかった」と証明することになるかもしれん。どっちかは分からん。でも、結論やが、とにかく何があろうが同じや。OpenAI は大量の資金を調達せんとあかん。しかも、今すぐに。そうでなければ、データセンターというストーリー全体が崩れ落ちて、そのまま沈み続けるやろう。でも、もし今後数週間ほどで1,000億ドルを調達できるなら、わいらはまた勝負を続けられるで。そして今日みたいな日が、まだまだいくつも訪れるやろう。
上昇が続きますように。
応援よろしくお願いします。
