こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの9/8のMad Moneyはどうだったでしょうか。
人生も投資もデータセンターだけがすべてやないで。もちろんデータセンター投資がエキサイティングなのは分かっとる。動いている金額は莫大やし、OpenAIから新しいモデルが出て大きな話題になったかと思えば、Intel復活の話も出てきて、これはとんでもなく大きな話になる可能性があるで。機械がいずれ人間の支配者になるんやないか、みたいな哲学的な議論もわいは好きや。けれど、あまりにもデータセンターばかりに注目が集まり、反データセンターの動きまで強くなっているせいで、データセンター以外に次々と出てきているチャンスが見えなくなっとる。わいはもう、みんながそういうチャンスを逃し続けるのを黙って見ているつもりはない。
今日はダウは-1.18%、SP500は-0.58%、そしてナスダックは-0.32%と下落の日になったんやが、今回はだから、データセンターへの執着のせいで、多くの人が見逃している素晴らしいストーリーについて話したい。勘違いしないでほしいんやが、わいがデータセンターのストーリーを信じなくなったわけではないで。それは全然違う。わいはむしろかなり楽観的に見とるし、選挙が終われば、このグループはまた勢いよく上がり始めると思っとる。わいのファンドでも、天然ガスを電気に変えるタービンを作っとるGE Vernovaや、CPUを作っとるIntelを手放しているわけじゃない。Intelなんて今、需要が供給をはるかに上回っとるからCPUを値上げしているぐらいや。
それに、わいはアイダホ州ボイシにあるMicronの世界本社を訪問したあと、わいのファンドでMicronを買ったんや。今週の木曜日の正午にはCNBC Investing Clubでいろいろ話す予定で、是非多くの人にわいの言うことをきいてほしんやが、まあでもつまり、データセンターは今でも信じとる。けれど、それ以外にも目を開いてほしいんや。例えば今朝、GE Aerospaceが約120億ドルを使って、Consolidated Precision Productsという鋳造会社を買収した。航空機に使う重要な部品を作っとる会社で、この重要な部分を自社のサプライチェーンに取り込もうというわけや。
この会社は民間航空機にも重要やし、特に防衛にも重要や。そして今、その両方が絶好調や。原油価格が上がっている日に航空関連なんて見たくない、と思うかもしれん。けれど、イランとの戦争が続いている間も、旅行需要はずっと強いままやった。今回の買収はGE Aerospaceにかなり早く利益をもたらすと思うし、生産をもっと加速できる可能性が高くなる。ということは、GE Aerospaceの大口顧客で、生産スピードをもっと上げる必要があるBoeingにとってもええニュースや。GE Aerospaceの株価は高値にかなり近い。これは当然やと思う。一方、Boeingは高値からはまだかなり遠い。けれど、受注残はパンパンや。
先週、Boeingが問題だらけのSpirit AeroSystems買収のせいで苦しんでいる、というネガティブな記事が出た。この買収を決めたのは2年前や。けれど、この買収はやらなあかんかった。なぜならBoeingもGE Aerospaceと同じように、自分たちのサプライチェーンをもっとしっかりコントロールする必要があったからや。「そんな問題を抱えた会社なんて、わざわざ買う必要あるんか?」と思うかもしれん。Boeingはちょうど、過去4カ月で最も少ない納入機数を発表したところや。けれど、ちょっと待ってほしい。まず、Spiritの買収に伴う問題はもうかなり後ろに行っとる。この話自体、実はもう古いニュースや。
それにCEOのKelly Ortbergは、納入や受注の数字には月ごとにかなりばらつきが出ると前から言うとる。わいはそれを分かっとった。もちろん原油価格、とりわけジェット燃料価格が上がるのは航空会社にとって悪材料や。けれど逆に言えば、燃料が高くなればなるほど、新しいエンジンや新しい航空機の価値は高くなる。なぜか。圧倒的に燃費がええからや。これはデータセンターとはまったく関係のない、ええストーリーや。ただし、もっと高度なテクノロジーが必要になるし、そこではAIも役に立つ。
次にRobinhoodや。Robinhoodの株価がものすごい上昇を続けとるのに気づいたやろうか。最近の仮想通貨の強さや、予測市場への盛り上がりが関係しているのは分かっとる。けれど、そこだけ見ていたら大きなポイントを見落とす。Robinhoodは若者市場を握っとるんや。顧客の4分の3が45歳未満で、年齢の中央値は35歳。そして入金額は28%のペースで増えとる。これは驚異的な数字や。それに、実際にお金を入れている顧客が2,840万人もいる。
そして、Buy Now, Pay Later、つまり「今買って、あとで払う」のAffirmもある。Affirmには、そうそうたる企業がパートナーとして並んどる。最大手のAmazonをはじめ、Costco、Shopify、Target、そして明日、高価格帯の新しいスマートフォンを発売するAppleも入っとる。わいはAffirmの決算を見たけれど、素晴らしかった。それでも株が売られているのは、Fedが利上げするんやないかと投資家が心配しているからや。その心配は分かる。けれど、その懸念がなかったら、この株には今よりかなり高い値段がついているはずや。重要なのは、今回の四半期にものすごい勢いがあったことや。わいはこの勢いなら、ホリデーシーズンを含めて年末までずっと素晴らしい数字が続くと思っとる。
そして今、ヘルスケアにも強気相場に入っている素晴らしい会社がある。その筆頭がHinge Healthや。これはデジタル理学療法の会社で、利用するのは従業員、料金を払うのは雇用主というビジネスや。この会社についてはまたあとで詳しく話したい。そしてMedtronicもある。医療機器メーカーのMedtronicは、予想を大きく上回る決算と、オーガニック成長率の大幅な改善で市場を驚かせた。しかも今、問題を抱えている糖尿病事業を分離しようとしている。年末までには分離される予定や。GLP-1ドラッグがこれだけ普及していく世界で、わいは糖尿病事業を抱えたいとは思わん。ところがMedtronicの株価は、決算を発表したときとほぼ同じところまで戻ってきている。それなのに会社の事業そのものは前年と比べてはるかに良くなっとる。これはわいから見たら、かなりおかしい。
そしてイランとの戦争が長引く限り、ValeroやMarathonみたいな製油会社は勧めやすい。今夜もアメリカとイランが海峡周辺の島や船舶をめぐって攻撃を応酬しとる。この状況を見たら、わいにはすぐ終わるようには見えん。けれど、製油会社だけやない。北米で生産される原油の約30%を運んでいるパイプライン会社はどうや。Enbridgeや。配当利回りは5.5%ある。しかも原油だけやない。天然ガスもある。Enbridgeはアメリカで消費される天然ガスの約20%を輸送しとる。確かにこれはカナダの会社や。けれど関税問題にはほとんど巻き込まれていない。カナダ産エネルギーに高い関税をかけたら、アメリカ自身にとって大きな経済的打撃になるからや。
そしてEnterprise Products Partnersもある。わいが『How to Make Money in Any Market』を書いたとき、Enterprise Products Partnersがこの戦争のおかげで、アメリカ最大級のパイプラインの勝ち組になるなんて思ってなかった。そもそもこの戦争自体、予想してなかったからな。EnterpriseのCEO、Jim Teagueは、ホルムズ海峡の閉鎖によってどれだけ大きな利益機会が生まれているかを説明しとる。例えばエタンからエチレン、エチレンからポリエチレンといったこの会社の液体製品の一部では、利益率が急上昇している。Enterprise Products Partnersの配当利回りは5.8%あるで。
そして最後がAmgenや。これは正直、少し勇気がいる。今日だけで株価は44ポイント下落した。なぜ下がったかというと、AmgenがNovartisの薬に似た開発候補薬を持っていて、そのNovartisの薬が今日、心血管系の臨床試験で失敗したからや。それを受けてNovartisの株価も22ドル下がった。Novartisはこの薬を、心筋梗塞や脳卒中の治療薬としてかなり期待しとった。Amgenが持っている似た薬の試験結果が出るのは2027年か2028年になる。そして完全に同じ薬というわけでもなく、少し違う。けれど、ここまでAmgenの株が下がった今なら、極端な話、その薬を開発パイプラインから完全に外したとしても、株価はここからそれほど大きく下がらんのやないかと思う。
ここで言いたいのは、今挙げた銘柄が全部、データセンター関連より優れているということじゃない。そうじゃなくて、データセンターへのあまりにも強い集中と、それに対する強烈な反発が同時に起きとるから、今から選挙までの間、データセンター関連はかなり荒れやすいということや。ここは現実から目をそらしたらあかん。データセンターを全部売れと言っているわけでもない。けれど、かなりの部分をデータセンター以外に分散しておけば、これからの2カ月はもっと楽しく、もっと儲けやすい時間になると思っとる。
結論やが、もし今夜「Am I Diversified?」をやるなら、わいはかなりの数のデータセンター関連株について、株価が強いときに売っておけと言うと思う。なぜなら、ウォール街の多くの人がまだ無視しようとしている反データセンターの大きなうねりに巻き込まれて、ポートフォリオ全体を持っていかれる必要はないからや。データセンター銘柄を船いっぱいに積み込む必要なんてない。本当にいいものをいくつか持っておけばええ。そして残りは、今まさに目の前にある、データセンター以外の数多くのチャンスを探しに行ったほうがええんやないかと思っとるんや。
選挙で荒れませんように。
応援よろしくお願いします。