こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーがMad Moneyで、株価の上がりについて語っています。
Federal ReserveのチェアマンのパウエルがCBSの60 minという番組で、ポジティブに答えとるよな。今年の後半は経済回復に向かうかもしれんが、でも完全なる回復はワクチンが無いとおこらないかもしれないと。でも、アメリカ経済の上昇に賭けるべきだと。そして、Fedの弾薬は尽きることはないと。お金をかすLending programは実質無制限だと。
あとはあれやな、経済の再開が起こり始めとる。いろんな州が再開しとるし、もしくは再開させはじめようというのが目前に迫っとる。ビーチにも人が戻ってきたんやで。
そして極めつけはこれや。ModernaがCOVID-19のワクチンの臨床試験でポジティブなデータを発表したんや。
彼らはAWSを使ってAIを動かしとって、凄まじい計算で何兆個もの候補の中から選び出したものをもとにワクチンをつくっとるんや。トライアルアンドエラーでは到底なしえないことや。もし最速でワクチンを作ることができる会社があるとしたら、それはモデルナや。今はCOVID-19に効く薬はギリアドのレムデシビルしかない。効くって言うても、重症者が完全に治るわけではないで。レムデシビルは重要やが、ワクチンはまじでGame Changerや。
わかっとるわかっとる。ちょっと賢い人たちはわいにこう言うんや。あんまり興奮したらだめだ。ワクチンに入れ込みすぎたらだめだ。できるかどうかわからないじゃないか。やけど、今朝のこのニュースはどうや。刮目すべきニュースや。このまま順調にいけば、今の景気後退は歴史上で最も短いものになるで。最もシャープなものになるで。
今日上がった株は何かというと、COVID-19で吹き飛ばされとった銘柄や。旅行、石油、車、銀行や。銀行まで上がっとるんやで。バフェットが大きく売ったゴールドマンサックスなんか、4%も下がってたのに5%以上も上がっとる。その他、UALもNCLHもMARもRCLも軒並み上がっとるんやで。
これはどうなんや？もうあと数か月したら、クルーズ船の予約を考えられるようになるんか？モデルナが仮にダメでも、ワクチンは多くの他の企業もやっとる。リジェネロンもJ&JもファイザーもInovioもNovaVaxも、ちなみにNovaVaxはofferingを出したから気をつけんとあかんが、楽観論が心地ええで。
ウォール街の人々は、COVID-19の状況で、勝者の株は敗者の株からお金が移ってきて伸びると思うとる。やけど今日起こったことはそうやないで。COVID-19での勝者は上がっとるんやが、それ以上に今まで負けてた敗者が上がっとる。そしてZoomとかPelotonとかは売られとるんや。COVID-19の敗者の伸びはショートスクイーズのようや。
今日の動きでバーベル戦略をとったほうがええかもしれんな。かたや、COVID-19のパンデミックで、Stay-at-Homeエコノミーの勝者に引き続き注目していく。もう一方で、今まで負けてた敗者の立ち上がりにも注目していく。ワクチンができたら今までの敗者がより立ち上がるやろうし、ワクチンが出来なければ今までの勝者はそのまま勝者や。
ここで注意しときたいのは、マーケットが”Better-to-be-sorry-than-safe”の雰囲気になっとることや。Better to be safe than sorryは、安全第一、後で悔いるより最初から安全でいるのがよいという意味のことわざやが、その逆なんや。安全に行くよりも期待感から突っ走っとる感じが否めないで。わいらは忘れたらあかんで。モデルナは何も成し遂げたわけやない。あのデータは、彼らは正しいことをしているという意味に過ぎん。まだワクチンの効き目は証明されてないで。わいはこの安全第一の逆の雰囲気がはやく無くなればいいと思うとるで。まだ経済は再開されてないどころか、コロナウイルスの大きなアウトブレイクがきたら元通りの暗さに戻るんや。そしたら今日急激に上がったな株は、またもとに戻って急激に下落していくんやで。
ワクチンは博打ですね、しかし。
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