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【ジム・クレイマー】今の株価上昇は、希望と誇大宣伝によるもので、事実によるものやないで!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの10/12のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

 

今週はまたラリーではじまったな。株価は果たして、何も無いのにこんなに上がることがあるんか?その答えはYesなんや。今日は何も無いのに上がった日になったんや。ダウは0.88%、SP500は1.64%、ナスダックに至っては2.56%も上がったんや。

 

 

 

 

 

そうや、株価は時に何も無いのに上がることがあるんや。株価が上がる時として主に3つが挙げられるで。一つ目はまず、決算が予想より良かった時や。これは当たり前やろう、皆良く知っとるやろう。二つ目は、会社が自助努力をしとる時や。バリューを作ろうと工夫しとるときや。会社を割ってある部分をスピンオフしたりということや。

 

 

三つ目は、誇大に宣伝したりすることや。いや失礼、今は誇大宣伝とは呼ばんかったな。Multiple expansionや。もう十分に知られとる事実があるのに、どんどん高い価格がついていくことや。なんで高い価格がつくかというと、他人がより高い価格で買うと思っとるからや。その繰り返しでどんどん株価が上がっていくんや。このMultiple Expansionが今起きとって、株価がどんどん上がっとるんや。

 

まずアップルから見ていこうやないか。わいらはいつもアップルをフォローしとるやろ。もしあなたかカジュアルにでもアップルを知っとったら、火曜日に新しいiPhoneがお披露目されるのがわかっとるやろう。iPhoneのサイズや重さ、色、コストはどうなるのか、これらのポジティブな店とネガティブな点が話題をさらうやろう。

 

 

 

Wedbush SecuritiesのDan Ivesは、"The Grand Entrance for iPone12 Begins; Cook Kicks Off Supercycle Tuesday"という記事を発表したんや。彼はこの新しいiPhoneの発表を、この6年間で最も重要な発表やと言うとる。6.7インチの大きなモデルの需要が上がっとって、iPhone 12への期待感を煽っとって、10年に一度と言っていいほどのポテンシャルを今回のiPhoneの発表は持っとると言うとる。更に彼は、中国がアップルのスーパーサイクルの要やと言うとる。そしてこのアップル、プロダクトリリースのスーパーサイクルに入って、株価はもっと上に行くやろうと言うとるんや。

 

 

スーパーサイクルと言うと、皆注意をひかれるが、わいは懐疑的なんや。不幸にもいけてないジンクス的になることもあるんや。2011年の石炭のスーパーサイクルがええ例や。石炭がクラッシュする直前までの時や。スーパーサイクルと言われると、それは往々にして株価的にはトップなこともあるんや。

 

 

やけどわいはアップルを売れとは言わんで。わいはただアップルを持っとるんや。いっつも言っとるやろ。トレードするんやない。ただ持っとくんやと。やけど、アップルに対するハードルのバーはめちゃ高くなったで。やからアップルの発表がよっぽど良くないと、月曜日に買った人は火曜日に売りたくなるなんてことになりかねないで。

 

 

アマゾンはどうや?今日は4.75%も上がったが、明日から二日間、アマゾンプライムデーがあるで。わいらはパンデミックの最中や。アマゾンで買い物する人は山ほどおるやろう。ちょっと様子を見てたらあかんのか?やけどCowenのJohn Blackledgeは、それやとあかんと言うとる。Prime DayはめちゃめちゃBullishやと。2020年後半のeコマースはとんでもなく伸びると。消費者の行動はますますeコマースだよりになっていくと。いや、その通りやが、それは今に始まったことやないやろ。今言うべきことなんか?Johnがあかんと言うとるわけやない。やけど今更言うことでも無いやろう。やけど彼は、何も言わないんやなくて、更に今ここで煽るということをやって、それが今のところ成功しとるように見えるで。やけどその煽りがええ結果につながるかはわからんで。AMZNのハードルも上がってしまったんやから。

 

 

ちなみに、GOOGLやFBの株価が、彼らより小さい競争相手、SNAPやPINSに比べて遅れをとっとって伸びが低いのは気づいとるか?Deutshe BankのLloyd Walmsleyは気づいとって、彼はGOOGLとFBの両方を買うべきやと言うとるんや。買うべき大きな理由があると。GOOGLとFBのどっちがええかは難しい問題やと。なぜなら彼は両方とも甲乙つけがたく好きやからやと。GOOGLの方が特に株価は冴えなくて、リカバリープレイの側面もあり、GOOGLの方がより好ましいかもしれん。わいはこの会社に対して、期待値をあまり上げないでほしいなと思っとる。そうしたら決算発表でビートができるで。今年まだ17%しか上がってないしな。ちなみに、Google クラウド、ウェイモ、ヘルスビジネス、YouTube、あとは検索エンジン、これらはそれぞれ別の会社になった方が好調になると思うで。独禁法の小委員会で提言されたことが、実は株主にとってはええ選択になるかもしれんのや。FBに関しては、わいは中小企業を助けとるショップスが大好きやで。

 

 

 

 

 

ドイツ銀行のTaylor McGinnissの記事を見てみようやないか。MSFTのファンダメンタルな強さと、更にリモートワーク現象からの追い風を考えたら、やはりMSFTは強いとみるべきやと。

 

 

別にドイツ銀行のアナリストをことさらに取り上げたいわけやないで。でもちなみに、Walmsleyは、TWTRを薦めとる。Come Fly with meや。シナトラや。TPを$56に上げとるんや。TPはターゲットプライスやで。トイレットペーパーやないで。ターンアラウンドに注目が集まっとるんや。こういう記事が出ることで、株価はre-rateされて見直されるんや。そういう時に、人々は今までより高値で株を買うようになるんや。でもこういう動きはSustainableかどうかと言われると難しいと言うしかないで。

 

 

テクノロジー株だけやないで。CitiのトップアナリストのWendy Nicholsonは、PEPのratingをホールドから買いに上げたで。わいは記事を読んだが、この株がアンダーパフォームされとるという主張や。他の株に比べて安すぎると。この5年間に渡るアンダーパフォーマンスの末に、ようやく今PEPを買う時が来た、と。TPは$169に上がったで。これで他の会社のバリュエーションに追いつくと。逆に言えば、今までパフォーマンスの割には株価が追い付いてなかったんや。

 

 

わいはどう思うかやって?わいは他社と比較してのパフォーマンスは気にせんで。絶対的なパフォーマンスがほしいんや。やけどこれらの記事から持ち帰れるものに注目しようやないか。今の株価のラリーは、希望と誇大宣伝によるものや。事実によるものやない。もちろんまだまだ高くいくことはありうるで。やけど持っとる株をホールドするにはええ理由になっても、更にここで買いあがる材料になることはないで。

 

 

 

今週はまずは絶好調ではじまりましたが、どうなるでしょうか。

 

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