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【ジム・クレイマー】銀行の決算発表を踏まえての、銀行ランキング!3つのグループに分けれる!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの10/15のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

 

決算シーズンが一連の銀行の決算で始まったよな。そしてここまでで、メジャーな銀行の決算発表が全部終わったよな。もし決算発表後の株価の動きだけを見てれば、どの決算が良かったのか悪かったのか、ちょっとconfusingやで。CitiもJPMorganもBank of AmericaもWells Fargoも全部決算発表後に売られたんや。一方でGoldman SachsとMorgan Stanleyは決算発表後に上がったで。そしてその後GSとかは下がって元通りになったんや。

 

 

 

まあその、決算後のアクションがどうかっていうのは、全体のストーリーと関係ないことも多いんや。決算の内容を精査してみれば、実に3つのグループに分けられるんや。状況がいい順に、Tier 1はGoldmanとMorgan Stanley、Tier 2はBank of AmericaとJPMorgan、そして最後のTier 3 はCitiとWells Fargoや。Tier 1はもうはっきり、Tier 2 とか3と様相が違うで。

 

 

今の状況は大きなマネーセンターの銀行には良くないで。金利が低くてイールドカーブがフラットすぎるで。しかしTier 1のような投資銀行にとってはええ状況なんや。Tier 1は悪いローンによる損失をそれほど心配しなくていいし、今のボラタイルな株式市場の状況で、トレーディング業務が火を噴いとる。マネーマネージメントビジネス、アセットギャザリングの分野も同様や。Tier 2 には好調な大銀行がおる。決算内容も良くて、決算後に売られるには値せんかったで。TIer 3は内容が良くない銀行や。決算も良く無かったで。

 

一つずつ見ていこうやないか。今朝のMSの決算は素晴らしかったで。売り上げもEPSも予想を軽く上回ったで。やけど数字自体にわいはあまり興味は無くて、どうやってその数字を作ったかをわいは重視しとるんや。いつものように株や債券業務、M&A業務が好調やったんやが、わいは特にアセットマネジメントビジネスの分野の成長が好きなんや。この分野のビジネスは景気がいい時も悪い時もあまり変わらない、Stickyなビジネスや。顧客が離れづらいんや。そしてE-tradeとEaton Vanceが加わることで、そういうビジネスに倍掛けすることになって、それをわいはめちゃ好きなんや。2008年から2009年にかけての金融危機の時以来、多くの投資銀行がどのようにリスクをとらえるかを苦心してきた。MSのCEOのJames Gormanのアプローチで、今はアセットマネジメントビジネスは4.4兆ドルものクライアントのお金を扱うことになっとる。問題はマーケットの思い込みで、これがどれだけ既存の投資銀行と違うのか、それが投資家に伝わってないことやが、Gormanは投資家がそれを認識するのは時間の問題やと言うとる。しかしこのMSが売り上げのたった9倍で取引されとるのは、馬鹿げとるぐらい安いで。今の価格はギフトや。

 

ちなみにGSの株価も安いで。売り上げの8倍や。MSと同様にGSもde-riskを行っとる。アセットを短期で取り扱って長期で持たない。富裕層中の富裕層の顧客を抱えとる。IPOもやっとるが、リスキーではない。わいのファンドはGSを持っとるが、わいはGSを信じられんぐらい安定しとって、今後も儲かる銘柄やと思うとるで。MSもGSも双方の株価はめちゃ安いんや。多くの投資家が気づく前に買っとくんやで。我慢強くいかんとあかんかもしれんがの。

 

 

JPMはどうや?素晴らしい銀行で、今回の決算も予想より数字が良かったで。多くの人が悪いローンによる本当に多大な損失を心配しとったんや。今中小企業が苦境にあえいどって、失業者があふれとるわけやから。やけど予想されとるよりクレジットロスの状況は良くて、人々はエキサイトしたんや。やけど、特にJPMに関してはカンファレンスコールを注意深く聞かんとあかんのやで。クレジットロスの状況が良かったのは、返済を待ってるケースも多くて、政府からの援助もいっぱいあったからや。言い換えると、悪いローンは来年に持ち越されとるんや。わいはカンファレンスコールではもっと好調な点にフォーカスすべきやったと思うとる。投資業務とかや。まあでも全体的にはええ決算やったと思うで。

 

 

 

 

 

BoAはどうや?基本的にはええ決算やったと思うで。売り上げの少しのミスはあったけどな。やけど注意深く中身を見ると、弱い数字やなかったで。悪くなかったんや。JPMと比べて多くのクレジットロスを計上しとるんや。やけどそのおかげで、この先の業績には期待を持てるで。カンファレンスコールでのCEOの言葉は力強かったで。もう10月から状況は上向いとると。予想されたよりええ決算発表やったと思うで。やから決算後一回落ち込んだが、今日は上がったやろ。ところでこの銀行のデジタル化の進捗具合は素晴らしいで。わいも口座を持っとるが、快適や。

 

 

 

 

さて、問題はCitiとWells Fargoや。この2つの中では、Citiの状況はまだよっぽどましや。もろもろの悪い状況があるんやが、クレジットロスは前四半期の22億ドルから19億ドルに減ったで。そしてCEOのMichael Corbatが引退して2月にJane Fraserと交代するんや。Wells Fargoはもうはっきりと悪い決算発表やったで。予想はハードルをそもそもかなり下げられとったと思うが、それでもEPSは予想を下回ってしもうた。決算後に売られたのは当然のことや。決算の数字が悪かっただけやない。WFCの行員100人が不正にコロナウイルス救済金を受け取ったとして、解雇されたんや。WFCのCEOはまだ比較的新しいCharlie Scharfやが、彼は素晴らしい男でこの銀行を立て直してくれると思うが、明らかにまだまだターンアラウンドはなされてないで。そしてこれからもスキャンダルが続かんとは限らんで。WFCを買うのを考え始めるのはまだ早すぎるんや。

 

 

 

 

 

 

 

まとめると、これらの中から何か買いたければ投資銀行のGSかMSにするんや。昔ながらの銀行業務ではないところで安定のグロースがあるんや。マネーセンターである銀行を買いたければBank of AmericaかJPMorganのどちらかや。そして、messyやが株価的にはとても安いCitiがあって、そして哀れなWells Fargoや。WFCにはさわるんやないで。異論があるなら是非Charlie Scharfは番組に来て、株を買った方がええ理由があるなら説明してほしいで。時間はたっぷり与えるで。

 

 

 

 

MSを買いたくなってきました。

 

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