こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/20のMad Moneyはどうだったでしょうか。
わいはいつも、「いつもどこかにブルマーケットがあるんやで(Theres' always a bull market somewhere)。」というとるわけで、それを探すのが生業なんや。今日の朝、Reckitt Benckiser (RBGLY) とProcter & Gamble (PG)の決算発表を聞いて、はっきりと浮かび上がってきたブルマーケットを見つけたんや。個人衛生の分野や。
そうや、RBもP&Gも素晴らしい数字やったんや。RBは13%成長、P&Gは9%成長や。これらの会社をよう知らん人にはピンとこんかもしれんが、この13%や9%という数字はこの分野では凄まじい数字なんや。アナリストはせいぜいその半分の成長を予想してただけなんやから。
そしてその内容を詳しく見ていくと、まさしくブルマーケットが隠れておることが明らかになるんや。P&Gでは、個人衛生分野の売り上げが14%伸びとって、ヘルスケア関連が12%も伸びとる。RBでは個人衛生分野は19.5%でヘルスケアは6%の伸びや。P&Gの個人衛生用品はもう誰もがよう知っとるやろう。GainとかTideとかCascadeとかJoyとかMr. Cleanとかのブランドや。RBもLysolはよう知っとるやろう。スプレーであれワイプであれ、使ったことあるやろう。これらの製品は24時間ずっと休みなく、需要を満たすために生産され続けとるんや。Dettolとかも好調なんやで。
さて、新しいブルマーケットをあなたが見つけたとしよう。そしたら必ず考えなければならないことは、そのブルマーケットは一貫してこれからも続いていくのかどうかということや。そして、この個人衛生ブルマーケットに関してのその点は、P&GのCFOでカンファレンスコールをしきっとったJon MoellerとRBのCEOのLaxman Narasimhanの言葉が直接説明しとったで。
Mollarが言うには、人々の習慣が変わって、より個人衛生分野の製品が消費されるようになっている。そしてそれは今後も続いていくスティッキーなものだろう。例え我々がCOVIDを克服しても、COVID前の状態にすっかり元通り戻ることは考えづらい。そのそのこの分野の消費行動がリバース方向に戻ることはほとんど見たことが無い。人々の習慣はこれからも続いていくのだ。
Narasimhanが言うには、消費者製品の分野で個人衛生分野が今最もパワフルなトレンドになっている。去年に比べてこの分野では5倍の製品を作っている。生産拡大のコストは甚大だが、それでもまだまだ品薄状態だ。ということは、近い将来素晴らしいマージンの増大がみられるはずだ。最も重要なことは、パンデミックで個人衛生製品の重要性がうなぎのぼりになって、それが人々の健康の土台になっていることだ。86%の消費者が、COVID以後、生活において個人衛生面で向上したと答えている。ワクチンができたとしても、それによってがらりとこのトレンドが止まることは無いだろう。
さて、あまり考えすぎないのも重要なことや。例えばあなたは今までの話を聞いて、洗剤や石鹼や除菌剤がええんやったら、Colgate (CL) とかClorox (CLX)とかあるいはChurch & Dwight (CHD)あたりがええんやないかと思うかもしれん。Colgateはわいのファンドで持っとったんやが、少しの利益で手放したんや。やけど今日の2社の決算を聞いて、わいは買い戻そうかなと逡巡しとるんや。個人衛生分野はとても強くて、この先選挙や景気刺激策のごたごたで株価が下がるようなことがあればええ買い候補かもしれん。Cloroxはもう十分プレイしたで。CHDはそれ以外の分野もいろいろ動くしな。
ここでL Brands (LB) について述べさせてくれ。え?って思うかもしれん。Victoria's Secretが弱体化しとるのに?って思うかもしれん。やけど、LBはBath & Body Worksを持っとって、この売り上げは51億ドルで、LBの売り上げの約半分を占めとるんや。JPMorganのアナリストのMatt BossだけがLBを推しとるんやが、彼はまさにBath & Body Worksのおかげで50%のアップサイドがあると見込んどるんや。
個人衛生分野のブルマーケット。まさに見参や。しかもどこにもいかんのや。これからも続いていくんや。そしてその状況は誰が大統領になっても不変や。
なるほど。
応援よろしくお願いします。