こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの12/17のMad Moneyはどうだったでしょうか。
株式市場が好調や。ダウは+0.49%、SP500は+0.58%、ナスダックは+0.84%や。ユーフォリアの様相を呈してきとる。トゥーマッチや。これはまずいで。こういう時はどうすればええかというと、調子にのっとる株をあげつらって、その頬をひっぱたいて、いかにそれらの銘柄がいけてないかということを言っていくのがええんや。いかに株価が上昇しておる銘柄が、その株価上昇に値しないかを訥々と語ればええんや。単純に今日のSP500銘柄で上がり幅が最も大きかった二つの銘柄をあげつらってみようやないか。Accenture(ACN)とLennar(LEN)や。それぞれ6.88%と7.62%も今日一日で上がったんや。
まずACNやが、素晴らしいJulie Sweetに率いられた素晴らしい会社や。今日の決算発表で予想された数字を打ち負かして、ドラマチックにガイダンスを引き上げたで。予約は驚くべき25%もの上がりを見せて、ガイダンスも$7.8-8.1やったのを$8.17-8.4に大幅に引き上げたんや。このすさまじいパンデミックの最中に、失業者が多く出とる最中に、この会社はあろうことかめちゃめちゃ儲けて、330万株も買い戻す始末や。なんで自社株買いをするかというと、ウォール街の見積もり以上に彼らは稼いどって、株価が割安でバーゲンなのをわかっとるからや。彼らは配当も10%ブーストしたで。
ACNは小さい会社やないで。514000人もの従業員がいて、新しい予約は129億ドルや。ナスダックで人気のあるめちゃ高い株価のテクノロジー会社の多くよりも大きな数字で、吹き上がりを時に見せるSPACなんかとは比べ物にならん。キャッシュ・バランスは84億ドルから上がって86億ドルや。このようなええ数字は、例えば株価は上がっとったけど内容が貧相な会社が多かった2000年初めには見られなかったものや。マージンも素晴らしいで。
ということで中身を見てみると、こういう数字を持っとる会社こそあなたが買い上げるべき銘柄やということがより明らかになるで。ACNは割高やといえん。
ACNのビジネスはなんでこんなに火を噴いとるんや?こう考えてみようやないか。もしあなたが会社を経営しとったら、デジタル化は避けられない世の中や。SalseforceとかWorkdayとかZscalerとかOktaとかAmazonのAWSとか、いろんなヘルプをしてくれる会社があるが、何をどうすればええかわからん人も多いんやないか?ほとんどのCEOはこれらのことに詳しくないんや。CEOは彼らの会社のビジネスは良く知っとる。当たり前や。やけど具体的に会社のデジタル化をやりたいときに、デジタル化業界の人間やなかった場合、難しさは常にあるんや。そしてCEOはその会社の内部のITの人間が好きやが、彼らは往々にして既存のシステムの固執したり、最先端のシステムについていけなかったりするんや。
例えばあなたがHaliburtonのCEOやとしよう。石油会社や。石油ビジネスのことは詳しい。やけど効率を上げたい、デジタル化やりたい、そうなった時に自分ではわからん。内部の人も最先端のプロフェッショナルやない。そこででてくるのがAccentureなんや。彼らは全てのデジタル化を手伝ってくれるで。クラウドも、ファイナンスも、サプライチェーンも、全てや。今回の決算のカンファレンスコールで経営陣はこういうとる。「全ての会社がテクノロジービジネスではないのに、テクノロジービジネスは指数関数的な速さで進歩する。全ての会社がデジタル化を推し進めてコストを圧縮し、経営体質をスリム化して、リモート化にも対応して、新しいグロースの種を見つけなければいけない。」それを助けるのがAccentureなんや。
すまんな、わいはAccentureの悪口を言いたかったんや。そして上がり続ける株式市場に警鐘を鳴らしたかったんや。Accentureは1750億ドルの価値なんてないことを示したかったんや。やけどわかったことは、この会社は今まで誰も聞いたことなかったほどの、デジタル化やクラウド化の推進者やったんや。もしかしたらまだ割安なんやないか。買いやで。
次こそは悪口を言ってみせるで。LENや。巨大ホームビルダーや。COVIDの新規感染者数が増え続けて失業者があふれとる今、普通やったらLENのような会社は生き残りをかけて厳しい戦いを覚悟すべき会社や。やけど今は違うで。LENはキャッシュ・マシーンや。今回の決算で20憶ドルのキャッシュフローを生んで、今年では30億ドルや。CFOのDiane Bissetteが言うには、自分たちのビジネスの強さへの自信が配当を倍にすることにつながったということや。オーダーは16%上がって15214や。オーダーボリュームは、22%上がって63億ドルや。グロスマージンは素晴らしい25%やで。
なんでこんなに強いんや?経営陣がカンファレンスコールで言うには「シンプルにハウジングマーケットが強い。家への需要が強い。新築も中古も供給を上回っている。こんなに家が、どの価格帯でも思ったようにいくらでも売れる状況は過去には無かった。」ということなんやが、なんでこの失業者あふれる時代にこんなになっとるんや?経営陣が更に言うには「低いローン金利と、バケーション等で使われるお金がだぶついていることが大きい。人々は映画も見れない。レストランもいけない。そして景気刺激策での一時金が入ったりもしている。それが家の購入に拍車をかけている。今家に住んでいる人も、より大きな家を買おうとしている。オフィスにも学校にもなる家。自炊するからキッチンも広くて、それぞれの家族のメンバーが十分なそれぞれの空間を持てる家です。」
多くの人がこのトレンドが終わるのを心配しとる。懐疑論者も多いで。やけどこのトレンドのトップは例えば家が建ちすぎで供給が多くなりすぎたり、後はローン金利が上がっていったりという時に来ると思うが、そういうレッドフラッグは見当たらんで。炭鉱のカナリアはぴんぴんしとるんや。昨日もパウエルが2023年まではこのゼロ金利で行くというとったやろ。過去十年間で家が十分たたなかったから、今家が不足しとると言われとる。同時に家族という形態を持つのを先延ばしにしとったミレニアル世代が家族を持って家を構えはじめとると言われとる。やからこのハウジングブームはひょっとしたらCOVID発の一過性の短期のものじゃないかもしれんのや。言葉を変えると、シクリカルなものではなく、連続的なものかもしれんのや。
Lennar株は利益の何倍やと思う?90倍とか100倍とかいう値に見慣れたやろ?たった9倍や。買いやで。はっ。わいは株式市場のユーフォリア感をやっつけようとしたんやが、わいは今日何を言ってしまったんや?そうや、これらの株は是非あなたのポートフォリオにいれてほしいということや。
株式市場が好調で何よりです。
応援よろしくお願いします。