こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/8のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日発表された昨年１２月の雇用統計やが、非農業部門雇用者数が前月比１４万人減と醜い数字やったで。なのにこれはどういうことや。まだ株が上がっとる。ダウは+0.18%、SP500は+0.55%、そして驚くべきことにナスダックは+1.03%も上がったんや。なんで労働市場が打撃をうけとる時に株式市場がまだ好調なんや？不幸にもワクチンの配布にもたついとって、労働市場のリバウンドがすぐおこることは期待されてないで。そしてそれがどうなるかというと、「悪いニュースはいいニュース」理論につながるんや。こんなにも雇用統計が悪いとやっぱり政府はかなり大型の景気刺激策をやるんやないかという憶測につながって、その期待もあって株式市場が上がっとるんや。
やけどそれだけじゃないで。今の経済は景気刺激策の期待無しでも、部門によっては強いところは強いんや。ハウジングはええし、コモディティーは上がり続けとる。やけど失業率が高止まりしとるということは、やっぱりFRBは金利を低いままに保ち続けて雇用を促進せんとあかんということや。ということで株が上がるというわけや。やっぱり「悪いニュースはいいニュース」ということや。買い手は株式市場しかゲームの場がないんや。だからまだまだテスラなんか今日更に8%も上がったやろ。連日のこの上がりや。そしてこのテスラの動きが他の好調なEV関連銘柄やクリーンエネルギー関連銘柄の動きを促進しとるんや。皆ネクスト・テスラを見つけたいと思っとる。そのことをわいは責めることはできんで。やけどわいは普通にテスラを持っとく方がええと思うけどな。
さて、ヘッジファンドマネジャーは皆、グロース株を売ってバリュー株を買うべきやとうるさく言うとる。経済が加速しとって金利が上昇するからやと。わいはまだそうは思ってないんや。彼らは間違っとると思うで。そう一概に言えるものではないんやないか。まだまだ注意深く決算とかも見ていかなあかんと思っとる。ということで、来週のゲームプランを見てみようやないか。
まずとても大事で注目の、JPMorganのHealthcare Conferenceが月曜から木曜まで行われるで。多くの会社から素晴らしいグロースストーリーが聞けると思っとるで。月曜日はまずBristol MyersがMyoKardiaの買収でどうなっとるのかに注目したいで。多くの人は買収の巨額の資金を使いすぎやと思っとるんやが、わいはわからんで。もしかしたらええかもしれんで。そしてわいらはJNJとModernaとRegeneronが何を言うのか注目せんとあかんで。JNJのワクチンは予想より早くできるという話や。モデルナは生産をスピードアップできるんか？なんでRegeneronのCOVIDの抗体カクテルはそんなに使用されてないんや？トランプ大統領を救ったのに。そういうことを知りたいで。JPMorganのHealthcare Conferenceは注目度が高くて、製薬会社は重要な発表をすることが多いんや。JNJのワクチンとかの発表がどうなるのか注目やで。そしてワクチンといえば、月曜日はEmergentの発表もあるで。JNJのワクチンの下請けもやっとるし、もしかしたらええニュースを聞けるかもしれんで。もうワクチンはいっぱい作っとって、FDAの承認を待つばかりとかな。わからんけどな。
さて、来週はJPMorganのHealthcare Conferenceと並んで、重要で注目なCESもあるんや。Consumer Electronics Showや。テック・エクスポや。電子機器の見本市や。わいは火曜日の朝のAMDのkeynote presentaionに注目しとるんや。PCとかゲーミングビジネスがどうなっとるのか。Xilinxの買収について何かあるかもしれんしな。そして水曜日の朝にはMicrosoftの発表があるんやが、どんな発表でも何のことでも興味深いで。わいがAMDもMicrosoftも好きなことは知っとるやろ？
さて、火曜日は更にkb Homeの決算発表があるで。金利が低い今、そしてCOVIDで都会から田舎への引っ越しが盛んな今、住宅建設会社の需要はずっと高いで。どんな発表なのか注視しようやないか。そしてJPMorganのHealthcare Conferenceに戻ると、火曜日はPfizerとCVSとabbvieの発表があるで。PfizerとCVSはいろんな発表をするやろうが、ワクチンに関して何か発表するのか注目しとるで。わいはPfizerが予期されとるよりもっとワクチンを配布できると言っても驚かんで。CVSは彼らの10000店舗でワクチンを接種するんや。そしてabbvieに関してはヒュミラの特許切れにどうやって対処するのか、注目しとるで。
JPMorganのHealthcare Conferenceやが、水曜日は更にWalgreensとDanaherの発表に注目しとるで。WalgreensはCVSと同様にワクチン配布で注目や。そしてDanaherやが、GEから買収したバイオファーマ部門が良くやっとるのかどうか注目しとるで。
木曜日やが、大統領就任が目前に控えとるバイデンが、景気刺激策について説明するで。わいはこれは大注目やと思うでマーケットを動かすメジャーな要素になるかもしれん。景気刺激策の規模によって株価は上下するかもしれん。COVIDに打ち勝つまでリセッションを食い止めるためにバイデンはお金を投入せんとあかんのやが、どうなるかや。木曜日は更にTSMCの決算発表があるで。半導体業界に欠かすことのできない、とても重要な会社や。もし数字が強ければ、半導体業界全体にええ影響があるかもしれんで。そしてDelta Airlinesの決算発表もあるで。デルタの決算発表はいつもストレートや。彼らの今の状態がストレートにわかるんや。さて、今ホットな大麻銘柄としては、aphriaの決算発表もあるで。ブルーウェーブになったことやし、注目しとるで。
金曜日からはメジャーな銀行の決算がはじまるで。JPMorganとWells Fargoや。昨今素晴らしい上がりを両社とも見せとるんや。そのええ上がりは業績の裏付けがあると思うか？わいはそうは思わんで。やけどワクチンがより配布されて、景気刺激策がまた経済を潤して、という未来を考えると、今後の数回の四半期に投資をしてみるのはええかもしれんな。長期金利が上がってくるかもしれんしな。
ということで結論やが、バイデン大統領就任まで2週間を切っとる今、大事なのは何をバイデンが言うかや。そして強調しておくが、決算シーズンが始まって、やっぱり大事なのはそれぞれの会社がたたき出す数字なんや。最終的には政治やないんや。決算の数字なんや。
来週も楽しみですね。
応援よろしくお願いします。
