こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/21のMad Moneyはどうだったでしょうか。
14年間で変わったものは何なんや?今朝、シングル・ファミリーの家のセールスが2006年の9月以来で最高を記録したというニュースがあったで。そしてこのニュースはアメリカの経済にとってええニュースやで。まあ今日は、ダウは-0.04%と一休みやったんやけどな。SP500は+0.03%と横ばいで、ナスダックは0.55%上がったんやが。
14年前、このホームセールスの高さは大惨事を引き起こしたんや。なぜならその時のハウジングブームがグレート・リセッションの根本的な原因になったからや。やけどその時すぐにやないで。数年後に大惨事になったんや。そうや。2007-2008年の金融危機と2007-2009年のアメリカのサブプライム住宅ローン危機や。その時のハウジングブームでは、めちゃめちゃ多くの人がリスク高く、無理にお金をほいほい借りて家を買ったんや。家の価格が下落して、住宅ローン金利が上がって、家の値段よりもローン価格が高くなって、債務不履行や抵当物件の差し押さえが相次いだわけやが、なんやかんやで住宅ローン市場が崩壊して、銀行や他の金融システムもやばくなったんや。わいらはこの時のトラウマから、少なくとも心理的には回復してないで。
しかし今は2021年や。2006年の時とは全然状況が違うで。2006年の時、1.67 millionの家が売れた時、わいらアメリカ人の人口は2億9800万人やった。今は3億3000万人や。その時よりも増えとるわけや。まだまだいくかもしれんで。実際、空き物件が枯渇して来とって、家の値段はどんどん上がっとるんや。ローン金利も上がってくるかもしれんで。
今朝このハウジングの数字が発表されたら、多くの人がこれは危ないんじゃないか。これが引き金で何か悪いことが起こるんじゃないか。皆家を買って借金がかさむんやないやろうか。家の値段が新しいインフレサイクルをおこすんやないやろうか。そういう危惧の声が多く聞かれたで。なんで誰もこれがええことやと言わんのや?わいらの失業率は高止まりや。経済がオーバーヒートする危険性はゼロや。わいはこのハウジングの数字は素晴らしいニュースやと思うで。ハウジングは経済の10%にすぎんが、この強さはこの国の経済の希望や。
まだまだパンデミックは猛威をふるっとるから、このハイジングの隆盛を、COVIDを克服するまでのブリッジとして使おうやないか。今わいらは一日100万人の人にワクチンをうっとる。数週間前に比べたら素晴らしいことや。やけどまだまだ改善が必要で、一日当たりの数字を少なくとも250万人まであげんとあかん。この250万人がマジックナンバーや。ここまでもっていかんとあかんのや。さて、素晴らしい科学者のEric Topolがいうには、バイデン大統領はN-95マスクをもっと大量につくるべきやと。そしてわいらは皆、ベストのN-95のマスクをつけて、そして毎日家で簡単にできる抗原検査をするべきやと。わいはその通りやと思うで。わいらは感染しても症状がでるまでは知りようがない。感染したままオフィスにいってしまう。リオープニングにはそのことが問題なんや。抗原検査がどれぐらい簡単か、来週のMad Moneyで実際にわいがやってみようかな。
アメリカ人全員がワクチンをうつのにはまだまだ時間がかかる。アメリカはサービス経済や。GDPの三分の二はサービス産業からきとる。そしてサービス産業は、旅行や、レジャーや、エンターテイメントや、スポーツや、外食や、すなわち皆がワクチンをうつまではワークしないようなことから成っとるんや。わいは新しいフェデラルポリシーで皆がマスクをつけるようになるのを嬉しく思うし、できれば抗原検査もそうあってほしいんやが、どちらにしろまだまだサービス産業は氷の上におるようなもんや。
だからハウジングの数字は光なんや。他の人がオーバーヒートしとると言おうがなんだろうが、ハウジングのブームは素晴らしいことや。ぐだぐだ言うやつははっきりいって何にも物事をわかってないやつや。過去にひどいケースがあったから今回もそうやということには全然ならんのや。それどころか素晴らしいことなんや。そして何でわいが2006年のグレートリセッションの時と今回は違うと思うか説明しようやないか。
まず、家を買っとる人は支払い能力があるんや。今までにないくらいや。2006年とかアメリカ家庭のバランスシートはめちゃめちゃ悪かったんやが、今は真逆や。めちゃめちゃええんや。いっぱいキャッシュを持っとる。旅行にもレジャーにも外食にもお金を使ってないんやからな。第二に、以前の失敗から学んで、ローンを借りるときのスタンダードが厳しくなっとるんや。手続きはDocusignのおかげとかで簡便になっとるんやが、それでも頭金を多く入れた方がええし、いろいろな書類は必要やし、きちんとしたregulationがあって、ホイホイとリスク高くは借りれんのや。確かに例外もあって、例外はいつどこにでもあるもんで、大枠はそういうことなんや。第三に、今家を買うのは皆、不動産を転がそうというよりは、必要に迫られてなんや。特に若い世代の人たちや。彼らは親と同居しとる人が多かったんやが、こんなにずっと家に閉じこもっとると、同居はいやや、独立したいってなるんや。
そして、この高まる需要を考えたら、家の値段はまだまだリーズナブルなんや。先週KB Homeの決算で平均の家の価格がでとったが、例えば西海岸で$640,300、サウスウェストで$344,100、セントラルで$312,200、サウスイーストで$282,500という値段や。そんなにバカ高くはないやろ?確かに西海岸は高い。カリフォルニアは家の値段が高いんやが、やけどサンフランシスコとかでは家の値段がどんどん下がっとる。もしあなたにお金がなかったり、不幸にも失業しとったら、これらの値段は高く感じるかもしれんが、今の家の価格は新しいインフレサイクルうんぬんでは決してないで。
そもそも家が買われんかったら、皆どこにお金を使うんや?このCOVIDの時代に。この時代に支出を促す二つの大きな流れがある。それがリモートワークとリモートスクールや。わいらは今仕事に関してはハイブリッドモードに突入しようとしとる。家で仕事しても良くて、会社にいくのはオプショナルという感じや。家にお金を使う流れは続くんや。家をオフィスに、学校に変えんとあかんのや。今新築の家は仕事もできやすい感じになっとるのを売りにしとるやつもあるんや。古い家はリフォームしてつくりかえんとあかんのや。やから、Home Depot (HD)とLowe's (LOW)が盛況なんやないか。これらの株はホームビルダーの株を同じぐらい上がっとる。そしてリフォームやが、かつて皆リフォームにもローンを組んでたんやが、今皆キャッシュでやるで。どこにインフレを感じるんや?家には塗装が必要や。やからSherwin-Williams (SHW)とPPG (PPG)や。PPGが決算後株価が落ちとるが、それはまた改めて考えようやないか。そして資材や。Trex (TREX)は高値更新や。Azek (AZEK)は前にわいが薦めた通りやろ?そしてビデオゲームとかパソコンとかも家にいるから、Hewlett Packard (HPE)とかDell (DELL)とかApple (AAPL)や。ハウジングブームとハイブリッドワークスタイルでこれらは好調や。そして、皆田舎に大きめの家を買いたいから、車で移動するから、車がいるんや。やから中古車会社のCarMax (KMX)はぐんぐん伸びとるし、GM's (GM)も、電気自動車だけじゃなく、車ブームが来とるんや。Ford (F)もや。
いずれわいらは、生活基盤のためだけじゃなくて、楽しいことにお金を使えるようになるが、まだその段階までいってないんや。その段階にいくまでの橋渡しとしてのこのハウジングブームや。そしてその橋はもうそんなに長くないんやで。楽しい未来は遠くないんや。
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