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【ジム・クレイマー】パウエル議長は2打数2安打で、株を売っとる奴は2打数0安打や!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/18のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

 

今日は株式市場が大きく下がった日になったで。ダウは-0.46%とましやったが、SP500は-1.46%も下がったし、ナスダックに至っては、-3.02%や。Fedはまだまだ低金利を続けると言うとる。なんで株式市場がクラッシュするんや?どうなっとるんや?低金利は株にええことのはずやろ?それに賭けたらあかんのか?全部の株にとってええはずやないんか?

 

 

 

 

 

残念ながら違うんや。もう株式市場はそういう風には動かんのや。かつての、ほとんどの大型株がSP500 Mixの一部分として同じような動きをしてた時代は終わったんや。今はどうなっとるかというと、オールドファッションな、昔ながらの工業株と、銀行株が同じようにトレードされとるんや。その他の株、特にテクノロジー株はどうかって?今テクノロジー株には悪い時期やと思われとるよな。成長の早い会社は、将来の利益ストリームが他の会社よりも、金利上昇のインパクトが強くなるからや。

 

 

 

だから今日はダウが好調やったんや。工業株がいっぱい入っとるからな。この下落の日に、もうちょっとでポジティブな日になるところまでいったんや。ナスダックの大きな下落とは対照的や。そしてこれらの動きは理にかなっとるんか?その問いにはYesと言うで。やけど正しい動きかどうかということにおいては、わいはそうは思わんと言うで。あなたを儲けさせる市場の動きかどうかについては、それはあなたの考え方しだいやと言うで。新しく株式市場に参加してきた多くの若者投資家は債券の動きを全く気にしないんやが、やけどあなたはなぜテクノロジー株がこんなに下落しとるのか知らんとあかんで。じゃないと落ちるナイフをつかむことになるんや。

 

 

 

 

いつの時代も多くの投資家がホットな株の中でもとりわけ一番ホットな株を買いたがるんや。ほとんどの場合、ホットな会社と言うのは、Year-over-yearでぐんぐん成長していく会社や。例えば長い間、そういう株はFAANGに代表されとったで。やけど、わいが「ほとんどの場合」と言ったことに注目してほしい。お金って言うのは、ブローアウトな、予想数字を吹き飛ばす決算を出すであろう会社に吸い寄せられるんや。テクノロジー会社だろうが何だろうがや。そしてそれは今、工業株がこれまでよりもずっとずっとええ決算の数字をたたき出すやろうと思われとるんや。なぜならパンデミック明けの需要がものすごくて、供給が貧弱で、そしてこのような状態にこんなに早くなると予想した人がほとんどおらんかったからや。この状況に拍車をかけたのが、パウエル議長の昨日の会見や。この状況に冷や水を浴びせることをよしとせんかったんや。

 

もしFedが工業株がパーティーやと言えば、大口の機関投資家とかはもちろんそれに群がるやろう。そしてもちろんお金は有限やから、何かを買うには何かを売らなあかん。ということでテクノロジー株が売られるわけや。そしてお金が工業株に移動するんや。なんでそんなことが断言できるかやって?株は結局需要と供給なのはご存じの通りや。アメリカはここのところ、本当に巨額のテクノロジー株を作った。テクノロジー株が増えまくって資金が集まりまくったんや。やけどその間工業株と銀行は何をやってた?公募増資して株式を刷らないだけじゃないで。長年にわたる自社株買いをして、株数を引き締めとったんや。わいのヘッジファンドトレーダーやった時の経験を踏まえて言うと、工業株、例えばCaterpillar (CAT)としよう、この株を$3~$4上げるのに、100万株も買えば十分やろう。どれだけ流動株が少ないかや。銀行も、自社株買いが許されとるときは断続的に自社株買いを行ってきたんや。やから買い手はある程度の額で株価を動かすことができるんや。工業株に比べたら株数が多いから難易度はちょっと上がるけどな。やけど巨大テクノロジー会社を考えてみ?株価を動かすには何十億ドル必要なんや?

 

 

 

じゃあもうテクノロジー株とのラブ・アフェアーは終わったんか?これに関しては昨日のパウエル議長の発言を取り上げたいで。彼は、インフレ懸念が増大してるのは認めつつ、それは一時的やと言うたんや。債券投資家は彼を笑ったんや。全てのcommodityの価格が上がってて、今更に景気刺激策のお金が流れ込むんやで?一時的やって?transitoryやって?パウエル議長の発言は看過できん、そう思ったんや。やが、失業率が高止まりしとって、パウエル議長は完全雇用を目指すことをより重視していて、特に彼はマイノリティー、アフリカ系やラテン系のアメリカ人がより打撃をうけとることに心を痛めとって、旅行やレジャー部門で働く人々のことに心を痛めとって、金利を上げることでインフレをどうにかすることは、得られるものに比べて失うものが多すぎると思っとるんや。

 

 

わいはパウエルは正しいと思うで。Fedは早く利上げをしすぎるきらいがあって、イエレンの2015年の12月とか、後はパウエル自身も2018年とか、あまりいけてない時があったんやが、パウエルはそのいけてない時をこれ以上自分の在任中に起こしたくないと思っとるんや。そしてわいは今売り手にまわっとるやつは間違っとると思うで。最も大きなインフレの大元は石油やが、石油は下がって来とる。Fedと関係ない動きやと思うで。あとおこっとるのが、全ての種類のプラスチックが今めちゃめちゃ不足しとるんや。ポリなんとかだろうが、エチルなんとかだろうが、価格が跳ね上がっとる。わいらのプラスチック産業の大元はテキサスとかルイジアナにあるんやが、このダメージははかりしれんで。30-60%の全てのプラスチック商品、シャンプーのボトルとかミルクのコンテナとか車のパーツとか、そういう全てのものの製造が影響を受けとるんや。やけどこれは、Fedの動向、金利の動向とは関係なくおこっとることや。

 

 

 

 

木材はどうや?価格は倍以上になっとる。家を建てる価格がべらぼうに高くなっとる。金利が上がることで木がにょきにょき生えてくるか?金利が上がることで製材所がどんどん建つか?そんなわけないやろ。半導体はどうや?これはサプライチェーンの問題や。わいらがダメージをうけとるときに、中国がめちゃめちゃ注文をだしたんや。しかも悪いことに、わいらは製造を台湾や韓国にたよっとる。業界で激しい労働力不足がおきとるが、金利が上がるとこれらが解決するか?わいはいくらでも続けることができるで。銅はどうや?チリやペルーやアリゾナから来るのを待つしかないんか?塗料はどうや?今全ての債券の売り手が反抗してることは、めちゃめちゃすぐに価格に織り込まれる可能性があるで、すなわち、彼らはなんでこんなに債券を売ってたんやろうと思う時はすぐ来るかもしれん。そういうことを考えると、何で皆、テクノロジー株を今売っとるんや?

 

 

 

 

 

パウエルはやらなあかんことをやっとるんや。そして皆がおそれとるインフレにおいても、一時的やという彼の言葉は正しいかもしれんで。皆去年、パンデミックがおこって、週末をまたいでいきなりSP500が12%も下がった時のことを覚えとるか?経済をクラッシュさせんように、パウエルが金利をぐっと下げたんや。そしたら皆、そんなに金利が下がるほど状況が悪いんかと思って、めちゃめちゃ株が売られたんや。やけど結局はそこがええ買い場やったやろ。パウエルはこの時、正しかったんや。そして今回、彼が金利を上げないままにしたら、それはそれで恐れおののいとる。何をやっとるんや?パウエルほど賢い男はそうおらんで?彼ほどいろいろデータを見てわかっとる男はそうおらんで?雇用を優先する。経済活動を優先する。彼は正しい。株価は下がったら買い場や。わいは彼は2打数2安打になると思うで。そして今ひとりよがりに気取って、ハイテクのグロース株を売っとる奴は、2打数0安打で、蒸気ローラーでぺしゃんこにされると思うで。

 

 

下落のたびに買いたいけど余裕資金がないです。。。

 

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