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景況

【ジム・クレイマー】希少性が上げる工業株の価値!今日の下落は工業株を拾う好機や!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/22のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

 

マーケットは一直線に進むことは滅多にないで。テクノロジー株はここのところ売られ続けとって、銀行株や工業株は上がってきたで。そして今日、いわゆるカウンタートレンドラリーやったんや。すなわち反対側やな。ダウは+0.32%、SP500は+0.70%、そして一番上がったのがテクノロジー株のナスダックや。+1.23%やったで。

 

 

 

 

 

今までまるで不可解な、さも銀行や工業会社は何一つ問題がなくて、テクノロジー会社は全然あかん、問題だらけかのように株が動いとったんや。銀行株はイールドカーブの恩恵をうけるやろうということで上がっとる。銀行がローンにもっとチャージできて、あなたのキャッシュバランスともっとビジネスができるかのように。それはだいたいは正しいんやが、まだまだ銀行はそんなに助けられてないんや。大きな、リスクフリーのお金と言うのは、Fedが短期金利を上げた時にようやく入ってきて、そうなるやろうという予測でしか上がってないわけや。リオープニング期待でシクリカルも上がっとって、やけど今の上昇を正当化できるのかどうか、疑問もあるで。

 

 

かたやテクノロジー株の崩壊は、インフレーションスケアーによるもんや。皆インフレが怖いんや。そしてこういうローテーションは歴史的にいつもおこってきたことや。やけどこういう動きは、特に直に歴史を見てきていない、そして歴史的な教育もうけてきていない若い投資家には不可解なことやろう。追加の景気刺激策のお金を握りしめながら、インフレ懸念が増大しとる時に投資をした経験がない人はいっぱいおるやろう。やけど経験がないゆえに怖いもの知らずの若者が発する疑問に、言っとることは間違っとっても正しいことがあったりするかもしれんのや。彼らはただただテクノロジー株が好きや。例えばこういうことを若者から聞いたで。お金を借りてない会社は金利が上がっていってもええはずやないか、テクノロジー株を買おうぜ。もちろんこれは間違っとるが、やけどFedのパウエルがインフレは一時的やと言うとって、本当にそうやったら、結果的にテクノロジー株は上昇を続けるべきやというのは正しいんや。

 

やけどもしあなたがいつも番組を見てくれていたら、トレンドに乗るようにわいがいつも言うとることを知っとやろう。反対のトレンドにのったらあかんと。今日はテクノロジー株が好調で工業株がそれほどでもなかったが、もしかしたら工業株が一休みで、ええ買い場になったかもしれんのや。前にも言うたと思うが、なんで工業株があがるのかというのは、ローテーションもあるが、それらの株数が少ないのも大いに関係しているんや。やからそういう株には株不足の価値が上乗せしとるんや。Scarctiy(不足、欠乏)。これが今ワークしとる株を説明するのにもしかしたら最も大事なワードかもしれん。わいらはそのことを今まで十分に語ってこんかったんや。

 

なんで今日のような日に、工業株のええ買い場やと思うのか、クラシックな例を挙げてみようやないか。例えば農業用機器の分野や。この分野がこんなにホットなのは驚くべきことなんやが、事実なんや。例えばDeere (DE)や。素晴らしい会社やが、歴史的に決算やガイダンスをミスすることが多かったんや。やけど農業系のCommondityの価格が上がるのにあいまって、ここのところのDEの決算発表は素晴らしくて、ガイダンスも引き上げられ続けとる。フローキャッシュフローは爆発しとるんや。今年株価は38%上がっとって、今PERは23倍や。このトレード具合は、グロース株のようや。Facebookのようや。実際Facebookよりも高くなっとるんや。問題はこの価格の高さが正当化できるのかということやが、それができるんや。なぜならば、農業用機械の分野は株数が限られとるからや。ライバル会社がめちゃ少ないんや。Agco (AGCO)ぐらいや。そしてDEはアグレッシブに自社株買いを行っとる。ここ10年で株数が25%減っとるんや。412 millionから316 millionにや。そしてAgcoも自社株買いをどんどんやっとるんや。結果として、この分野は株不足に陥っとるんや。この分野の会社は少ししかなくて、しかもそれぞれの会社の株数が減っとるんや。

 

 

 

全く同じことが鉄道分野におこっとる。より状況はエスカレートしとる、というのは、わいのお気に入りでアメリカで数少ない独立系鉄道会社、Kansas City Southern (KSU)が、Canadian Pacific (CP)に買われるからや。となると、わいらに残されとるのは、Norfolk Southern (NSC)、CSX (CSX)、そしてUnion Pacific (UNP)の三つしかないんや。Union Pacific (UNP)はわいのファンドも持っとるで。わいはこの三つの鉄道会社は全部買いやと思うで。中でも最も魅力的なのはUNPや。今日株価が下がったけど、全く馬鹿げとる。人々はCanadian Pacific (CP)と西海岸での競争になることをおそれとるんやが、やけどわいはCPとKSUの合併がそんなに影響するとは思わん。より重要なのは、ビッグプレイヤーが一人いなくなることで、株がもっと不足することや。やからUNPは買いなんや。たった三つしかSaaSの会社がないと思ったらどうや?想像できるか?

 

 

 

 

 

 

エンジンはどうや?ほとんど二つしか会社がないんや。Caterpillar (CAT)とCummins (CMI)や。両方とも株数を減らしとるんや。自社株買いをどんどんやってな。CATはここ10年で15%株数を減らしとる。645 millionから544 millionに減っとるんや。CMIは25%も減らしとるんや。193 millionから149 millionへや。じゃあこれらの会社から買うんやなくて、レンタルはどうや?United Rentals (URI)はここ10年で94 millionから72 millionに株数が減っとるんや。19%も減っとるんや。繰り返すが、株不足による価値の上昇がここでも見られるんや。

 

 

 

 

 

 

この現象は他の様々な、下手したら全ての工業分野でおきとるんや。そしてそれらの会社の多くはSP500の構成要素やから、そこのインデックスファンドからの買い注文も自動的に入ってくるんや。そういうこともあって、終わりなき需要がそこからも生まれるんや。今のローテーションが続く限り、まだまだ工業株は上昇の余地があると思うで。今日は小休憩やったんや。まだ買ってない人は、明日これらの株の買いを考えてもええんやないやろうか。

 

わいは今のローテーションがまだまだぐんぐんいくと断言しとるわけやないで。今日のテクノロジー株の上がりもパワフルやった。やけど今日のカウンタートレンドラリーは結構早く終わってしまう可能性があると思うで。そしてテクノロジー株がまた下落する時、それは巷にあふれとるテクノロジー株がいけてなくなる時なんや。次々と現れる新しいテクノロジー分野とそれを構成する会社の株は増え続けるばかりや。終わりがないんや。多くは二番煎じやったり、もしくは競合の多いスペースにひしめきあっとるわけやが、SaaSやIoTやEV関連やフィンテックや。もういちいち覚えておれんほどや。これらの分野の株数は終わりがないかのように増え続けておる。そしてIPO株はロックアップ期間後に、インサイダーがどんどん株を売ることでクラッシュしたりしとるんや。

 

皆のテクノロジー株に対する情熱は、IPOした全てのユニコーンの株を平らげたんや。やけど今は多すぎるユニコーンが同種の資金を巡って争っとるんや。そしてそこにSPACが加わっとるやろ。これでまたマーケットがじゃぶじゃぶになっとる。これらが全部痛い目を見んと、今の状況は終わらんかもしれん。株式市場は需要と供給でなっとるんや。工業株は大きな需要に限られた供給があるだけや。テクノロジー株は、衰退していく需要に対して、今までないぐらいどんどん増えていく供給があるんや。

 

 

 

 

もちろん今のローテーションの終わりのシナリオは、テクノロジー株が大打撃を受けることだけがその可能性やないで。テクノロジー株がめちゃめちゃ合併するかもしれん。工業株や銀行株が失望の決算を発表するかもしれん。SPACが大打撃を受けるかもしれん。やけどとにかくこのローテーションは、インフレ懸念が一時的やと言う、パウエルの説が正しかったことがわからんと終わらんやろう。そしてそれは起こるで。もう既に起こっとってもおかしくなかったぐらいや。やけど今の、Fedが正しくも、金利を低く保ってて、SPAC上場が全然止まらん今の状況を圧倒的や。

 

今日のように10年債金利の上昇が一休みして、今までのトレンドの逆になる日もあるやろう。やけどわいは今は、そのカウンタートレンドが長く続くことに賭けたくはないで。やから例えば明日、テクノロジー株のポジションを軽くして、今言うたような工業株を買うのはええかもしれんで。ベストなスティールメーカーのNUEもええし、BAもええし、UNPもええし、GMもええし、Fもええし、UALもLUVもええで。

 

 

 

ポートフォリオはやっぱり分散させんとあかんで。もしテクノロジー株だけもっとったら、リオープニングの素晴らしい機会を逃してしまう。もしテクノロジー株しか持ってなかったら、そして工業株を買うのに資金がいるんやったら、今日のような日に、テクノロジー株のポジションを少し軽くして工業株を買うのは、理にかなったことや。それをすることで、あなたは後悔せんと思うで。

 

 

バーベルということでしょうかね。

 

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