こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの3/29のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日はダウは+0.30%、SP500は-0.09%、ナスダックは-0.60%やったで。皆マージンコールが引き起こす下落にびっくりしたやろう。Archegosのことや。Bill Hwangに率いられとるファンドや。Bill Hwangの名前は多くの人は、今回のことがおこるまで聞いたこともなかったやろう。このファンドがめちゃめちゃ多くのお金を借りて取引をしとったんや。そして吹き飛んだんや。
Hwangはどうやってかめちゃめちゃお金を借りることができて、しかもかなり少数の銘柄に集中したポジションを持っとった。Baidu (BIDU)やTencent Music (TME)のような中国株やったり、Viacom (VIAC)やDiscover (DISCA)のようなアメリカの会社の株やったりや。これらの会社は長い間めちゃめちゃ上がって来とったんや。先週Viacomは大型の公募増資を発表したばかりや。やけど今回のことで株価は半分になったんや。マージンコールがかかったらArchegosは追加担保として現金か証券を入れんとあかんが、それができんと強制的にポジションが清算されるんや。一つのファンドでこんなになるなんて、信じられんことやろう。そしてこれは実際の取引先の銀行にも大きな損失を与えるんや。特に今回やとCredit Suisse (CS)とかNomura (NMR)は大きな損害を被ると発表せざるを得なかったんや。Goldman Sachs (GS)は今回の損害はとるに足らないものやと言うとるが、やけどウォール街ではいろいろ噂されとって、リオープニングプレイとして良かった銀行株が一休みになっとる。
しかしなんでこんな、一つのファンドがこれほどのことを引き起こせるようになっとるんや、というのはあるんやが、それはさておき、Archegosと関係ない株を持っとる人でも、今回のことは株式市場全体に悪影響なんやないかと心配しとる人も多いみたいやが、わいは影響は何もないと思うで。たぶん投資銀行は、リスクの管理をよりよくする方法を考えんとあかんやろう。やけどこういうことが裏で横行しとることは、銀行もヘッジファンドの輩は皆知っとるはずやろう。やけど問題にならん。なぜかというと、銀行も手数料でがっぽがっぽやからや。クラッシュするまではな。やけどわいは、欲張りになりすぎる人は、罰せられてしかるべきやと思うで。こういうことが長年やられてきたのにそれには誰も何も言わんで、ロビンフッダーがWallStreetBetsでショートスクイーズを起こしたら問題にするのは、わいはフェアやないと思うで。
Archegosのごたごたと同時に、リオープニングトレードに水を差す発言がCDCからあったで。リオープニングトレードはこのままがしがし進んでいくにはちょっと未熟かもしれんという発言や。今一日に300万人もの人がワクチンをうけとるんや。確かに変異株への恐怖はmake senseやと思うが、あと、まだワクチンをうけとる人が十分に多くないのに、規制がいろいろ緩和されとるのは早すぎるというのは、わいも思うで。やけど今日、CDCの米国疾病予防管理センターの所長のRochelle Walenskyが、第四波が起こり得ると発言したんや。危機が差し迫っとると。この発言で、ここまで長い間上がって来とったレストラン株とかライブ・エンターテイメント株とか旅行株は下落したんや。石油株やシクリカル株も下落したで。
投資家は全部の株を投げ売ったわけやないで。このマーケットはいつもピーターとポールとのお金のやり取りなんや。ピーターはリオープニング株や。ポールはStay-at-Home株や。今回はピーターからお金が盗まれて、ポールに渡ったんや。これは奇妙な状態ともいえる。例えばゴールドマンサックスが10%のGDPの伸びを予想しとることを考えたらな。もしくはスペイン風邪のパンデミックからの回復のようなことがおこるんやないかと言われとることを考えたらな。
今日おこったのはカウンタートレンドや。トレンドの逆やったんや。Clorox (CLX)とかProcter & Gamble (PG)とかAmgen (AMGN)に主導される市場は、まるでロックダウンに、景気後退に向かっとるような感じやろ。まるで再ロックダウンがおこっとるドイツのような状況やと思ってしまうやろ。わいは、アメリカはドイツにならんと思う。まあ今あげた株はここまでの動きが冴えなかったから、ちょっと他の株においつくという意味もあるかもしれんが。わいはJohnson & Johnson (JNJ) の素晴らしいパイプランをリスペクトしとるが、やけど最近の上げはやりすぎやと思うで。
先週Larry Williamsは4つの銘柄を上げたやろ。どうなったか見たか?Walmart (WMT)もCostco (COST)もめちゃ上がっとるやろ。これらはエッセンシャルと分類されとったリテールや。その反対にノンエッセンシャルな、しかしリオープニングでよくやるようなKohls (KSS)やNordstroms (JWN)は冴えないんや。これもピーターからポールへお金が移っとるんや。わいはWalmart (WMT)もCostco (COST)もあなたのポートフォリオにいるべき存在やと思うで。まだまだ上げは終わってないで。
しかしこのローテーションの奇妙なところは、先週と違って、FAANGが上昇しとることや。Facebookはいくつかのええレポートが出たやろ。先週CEOのMark Zuckerbergは議会でSNSはどのような規制を設けるべきかしゃべったやろ。煙が晴れたら、議会はこのSNSジャイアントの利益を取り上げることはできんのやから、アナリストがいいレポートを出すのもわかるで。しかし来年の利益の20倍で取引されとるで、この会社の成長は伸びとるのに。Consumer Productsの株よりも安いんやで。
アマゾンはリオープニングトレードとはみなされてないからぐずぐずしとる。Googleは二面性があるで。旅行等の広告の盛り上がりが期待されてリオープニングトレードの側面があると同時に、stay-at-home銘柄が下がったらETFとかを通してこの会社も下がる傾向にあるんや。
何はともあれ、わいはこのカウンタートレードラリーは長くは続かんと思うで。今日やられた銘柄を見ても、わいはこれらの銘柄がやられ続けるとは思わんで。わいはお金はシクリカルに戻ってくると思うで。今日の動きはWallenskyの感情的なコメントに基づいとるだけや。彼女が、「差し迫った危機」という言葉を使わなければ、わいらはもっと、例えば4月の終わりまでには本当に多くの人がワクチンをうち終わっとるはずやということに心を向けれたはずや。5月までに国中の人々がワクチンをうつんや。
わいの推測は、明日はわいらはArchegosのことを忘れて、「差し迫った危機」という言葉も忘れて、リオープニングトレードにまたフォーカスが戻ると思うで。わいは改めてDisney (DIS)とBoeing (BA)に大注目したいで。ワクチンの配布速度が加速しとるということは、映画館やテーマパークの未来も明るいということや。BAはSouthwest Air (LUV)から大きな注文をうけたんや。一昔前はAirbusにとられるんやないかと思われとった注文や。FAAから787 Deamlinerを売ることのアプルーブも出たんや。これらはまだまだ株価を高く跳ね上げる可能性があるで。
今日のようなマーケットからのレッスンはこれや。今のマーケットは気まぐれや。だからといって、ちょっとした動きでトレンドが無くなったと思って株を売るのはやめるんや。あなたが我慢強ければ、下落の時と言うのはより安く買える、ベターな時間になるんや。今日はリカバリー銘柄にとって、ベターな時間やったんや。遅かれ早かれまたトレンドは戻ってくる。リカバリー銘柄に戻ってくる。やから今日のような日には、ロックダウン銘柄を軽くして、リカバリー銘柄を買います方向に使うんや。わいらはドイツとは違う。ワクチン接種の状況は、世界のほとんどの国よりも先んじとる。わいらはそれを本当に大いに誇りに思うべきなんや。
リオープニングプレイでいこうということですね。
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