アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】FAANGの逆襲!マーケットが上昇した後は用心深くなろう!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/5のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

 

経済のグロースがあって、インフレが無くて、この前の土曜日とかは記録的な、一日に400万人がワクチンを打っている今の状況で、あなたはどうする?そうや、株を買いまくるやろ。Stay-at-Home銘柄以外をな。それが今日人々がやったことや。ダウは+1.13%、SP500は+1.44%、そしてナスダックは+1.67%も上がったんや。金曜日の雇用統計の数字は、考えられる範囲で最も素晴らしいものやった。916000もの仕事が創り出されたんや。予想されてたよりも300000も多かったんやで。それでいて時給は上がってなかったんや。プロフェッショナルな投資家はインフレなきグロースを切望しとって、まさにそういう状況になっとるということなんや。もちろんあなたが生活のために働いとったら時給は上がるとうれしいやろう。やけどマネーマネジャーは、時給が上がらんことを望んどるんや。インフレなきグロース、これを望んどるんや。この状況が株式にとっての天国や。

 

 

Fedのパウエル議長はこの数字によって、金利を低く抑えたままにすることに青信号が出たと思うやろう。パウエルはパンデミック前の経済に戻したいんや。その時は失業率がここ50年で最も低かったんや。わいらが全員ワクチンを打ったら、その状態になることは十分可能や。そしてそこに順調に向かっとるんや。障害があるとすればインフレ懸念なんやが、物価の上昇は賃金の上昇にむずびついてないということは、パウエルが言うように物価の上昇は一時的な可能性があるんや。Transitoryなんや。ということで今金融引き締めする理由はないんや。更にいいことには、オイルがクラッシュしとる。$3以上も下落しとるんや。これもインフレ懸念の面において、パウエルにええことや。ということで、今日株価の上昇を演出したセクターをいくつか見てみようやないか。

 

 

まずはFAANGを見てみようやないか。ちなみにFAANGはわいがつけた言葉なんやで。数週間前にはこれらの株が全然だめだったのが信じられんで。なんで今FAANGは息を吹き返しとるんや?それはシンプルや。ここまで全然上がってきてなかったからや。動いてこなかったからや。マーケット全体に後れをとっとったからや。Facebook (FB)なんか最も安いグロース株の一つになってしもうとるんや。利益のたったの27倍やで。ほとんどの他のSP500の会社よりも安定したグロースがあるのにやで。Amazon's (AMZN)に関しては安くはないで。やけどプロフェッショナルな投資家がこの株を好む理由があるんや。それは今年、上がってないということや。ロックダウン中に新たに獲得した客が、社会経済活動が戻ってもAmazonで買い物し続けるやろうことを考えると、そして40億ドルというAmazonがCOVID対策に、労働者をCOVIDから守るために使っていたお金が必要なくなることを考えると、今年マイナスというのは尋常やないで。

 

 

Apple (AAPL)やが、Tim Cookは週末のインタビューで、車業界への参入の噂について冷や水を浴びせんかったで。Appleの株は今年5%も落ちとるんや。SP500は8%も上がっとるのにやで。このAppleは無視するにはジューシーに見えすぎるで。いつも言っとるやろ。持っとくんや。トレードするなと。この数週間、この株がどれだけトレードされたことか。間違っとるで。Netflixは今日はあまり動かんかったな。先週大きく動いたからな。そして難問のAlphabet (GOOGL)や。今年もう26%も上がっとるが、これまで他のFAANGに比べると株価の動きが後れをとってきとったから、今追いつくような動きになっとるのはMake Senseや。わいはGoogleはFacebookと同様に、素晴らしい広告マシーンであり続けると思うで。顧客にリーチするための他のどのような手段よりも優れとるんや。Googleは去年不調やったのは、パンデミックで旅行関係の広告が厳しかったからや。それが復活するわけやから、ここまで大きく上がったが、まだこの株に乗るのに遅すぎることはないで。

 

 

オールド・テック銘柄は退屈やが、Microsoft (MSFT)より退屈なものはないで。やけどこの会社も典型的な、インフレ無しのグロース局面で良くやる会社や。Microsoftはどんな状況でも素晴らしい数字をあげるんや。FAANGもMicrosoftも、グロース局面でインフレが無ければ上がるはずの株なんや。そしてそれが今日上がったんや。

 

 

二つ目のグループとして半導体を見てみようやないか。半導体不足の問題はおさまる気配すらないで。それどころかどんどん悪くなっとるようや。車関係ではじまった半導体不足は、その他全てのデバイスやIoT業界まで拡大して来とるように見える。先週Micron (MU)は、DRAMだけじゃなくてNANDにも供給不足があると言うたんや。携帯パーツの需要はとどまることを知らないんや。そしてこの半導体不足は、半導体製造装置が十分ではないことに起因しとって、だから火曜日のApplied Materials (AMAT)のアナリスト・ミーティングは重要や。この巨大な半導体製造装置の会社は、この半導体不足がどこまで拡大するかの手がかりを教えてくれるかもしれんで。半導体銘柄は今日軒並み上がったが、AMATの発表に注目や。

 

 

半導体不足の問題は続くが、今ワークしとる業界の一つとして車業界があげられるで。Ford (F)とGM (GM)の株を推し始めるアナリストは増えとってそれが株価の着火剤にもなっとるんやが、まだ利益のたった11~12倍や。まだまだ上昇の余地が大きいで。わいはFordを推すで。なぜならこの会社は、世界中のどこでも、儲けられるとこでしか車をつくらんことにしたからや。それって当たり前やろ?やけど以前までのFordは、馬鹿みたいに聞こえると思うが、お金を失っとるところでも、採算があわんところでも車を作っとったんや。Fordは世界中で車をつくるべきやという考えやったんや。Jim Farleyがその強迫観念を打ち砕いて、半導体不足のインパクトは大きいが、株は無視するには安すぎるという、そういう状態になったんや。GMもここまで上がってきたが、まだまだ安すぎるで。

 

 

この国はリオープニングに向かっとって、旅行も激増すると予想できるわけやが、やから航空会社の株やクルーズ株が上がっとる。Norwegian Cruise Lines (NCLH)のFrank Del Rioが、CDCに7月にクルーズ船再開を許可する要請文を送ったから、クルーズ株は上がったんや。これに関してはこの後Mad Moneyに来てくれるから、聞いてみようやないか。

 

さあ、こういう上がった株がいっぱいある中で、これからどうなる?このいい状態はこのまま長くは続くとは限らんで。続かんかもしれんで。株は、経済状況が良くなっとるというニュースで上がっとるわけやが、決算シーズンがまたスタートするんや。マーケットには新しいお金が入って来とるが、個人投資家の投資活動が低下しとるというレポートもある。多くのお金がインデックスファンドに流れ込んどって、それも、インデックスで大きなパートを占めるFAANGの株が上がる原因にもなっとる。個別株志向が減退しとるのを考えるのは嫌やが、インデックスの買いがまたデフォルトに戻って来とるのかもしれん。

 

 

今日のような大きな上がりの後は、わいはより注意深くならんとあかんと思うで。わいのファンドは多くのポジションを削ったんや。大きくは削ってないが多くのポジションを小さく削ったんや。ActionAlertPlusの会員になったら逐一わかるで。こういう上げの日にはそういうことをやるんや。ストレートにマーケットが上がれば上がるほど、用心深くなるんや。やけど、低金利と、政府から個人に現金給付があったことと、Fedが雇用を促進しようとしとること、賃金が上がっていないこと、これらが重なることはまれやで。マーケットはこういう状況やと上がるべきや。そして今日はそうなったということや。

 

 

FAANGが上がり始めてうれしいです。

 

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