こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの5/13のMad Moneyはどうだったでしょうか。
CDCが今日、新型コロナウイルスの新しいガイドラインを発表したよな。ワクチンを打った人は大幅に行動の制限が緩和されたんや。日常生活の大半でマスクの着用やソーシャルディスタンシングが不要というものや。これはオールクリアサインなんか?パンデミックは終わったんか?わいらは完全に元通りの生活に戻れるんか?ワクチンを打っていたらだいぶそんな感じになりそうなんや。他の人類と握手もできるし、ハグもできるんや。これはめちゃええことなんやが、ええことだらけかというと、そういうわけでもないで。一つクリアなことは、CDCが言っていることというのは、もしあなたがパンデミックの時に、Stay-at-Home時代に伸びる株を持っていたら、あなたはやられるかもしれんということや。経済が盛り上がる時に良くやる株を買わんとあかんということや。
CDCのディレクターのRochelle Walenskyは、「ワクチンをフルに打った人は、インドアのイベントもアウトドアのイベントも、大きなイベントも小さなイベントも、マスクをせずに参加できるし、対人距離を取らずに参加していいる。」と言ったんや。でもちょっと待てよ、と、もしあなたが混乱したら、それも当然やと思うで。なぜならこのWalensky本人が、3/30に、コロナウイルスの感染状況は差し迫った危機(impending doom)にあると言っていたんやから。でも彼女のその発言は効いたともいえるんや。皆恐れをなしてワクチンを打ったんやから。そうでなければ彼女の言ったことはまさに最も困惑させるものの一つやったんや。
まあでもとにかく、わいらはまた株価下落で憂鬱な一日を過ごしそうだったのが、彼女のポジティブなコメントで救われたというわけや。これはビッグ・ディールや。祝うに値することや。やけど今日株式市場が下落から立ち直って上がった理由を、その背後に何があったかを今一度見ていこうやないか。なぜならばCOVIDの危機が去るということの他に、現実世界でのアセットが関係することやから。
今のマーケットの重要な視点として、インフレをきちんと飼いならせるかということがあるで。経済が成長するがオーバーヒートしないように保てるかということや。人によっては、そう、Fedのパウエル議長のように、時間がたてば過度なインフレは自然に収まると考えとるんや。いろいろなものの供給が逼迫しとるが、製造が回復して物価の上昇が止まると考えとるんや。人によってはもう遅すぎて、インフレは過熱しすぎとると思っとるんや。インフレ列車は出発してしまったと思っとるんや。そういう人はインフレでの勝者株以外は全てを売り払わなければいけないと思っとるんや。どのような見方をとるかは、どのような会社の立場から見るかにも左右されるんや。売り上げも利益もない会社なのか、いい売り上げがあるけど利益を出していない会社なのか、素晴らしい売り上げで少しの利益がある会社なのか、FAANGのように素晴らしい売り上げで素晴らしい利益がある会社なのか。先に行った方からどんどん厳しくなって株価が削られとるんや。今週なんかはFAANGのグループでさえ大きく下落したんや。そして今お金は、インフレが激しくなる時に良くやる一部の会社に渡っとるんや。わいはいつも、いつもどこかにはブルマーケットがあると言っとるが、ここ数日は資源会社とか、そういう一部の会社に限られとるんや。なぜならほとんど毎日、全ての種類のコモディティーが上がって、銅や石油やスティールや穀物を持っとる人以外はいけてないことになっとるんや。
ここのところずっとそうやったんやが、今日は違ったんや。まず、かなり大きな驚きやったんやが、コモディティーの中心選手がクラッシュしたんや。そうや、石油や。身代金を要求するランサムウエアによるサイバー攻撃を受けとったコロニアルパイプラインが、約500万ドルの身代金を払って操業を再開したんや。これはショッキングな出来事で、石油の上がりに賭けとった人はギブアップせんとあかんかったんや。マーケットがオープンする前に石油が下がり始めた時、金利も下がって、生産者物価指数(PPI)が予想を上回っても、石油の下落が天井知らずだと思っていたコモディティーのトレーダーを冷やしたんや。
まあ石油だけだったら問題ないんやが、ここまでとてつもない勢いで上がっとった木材も、ピークをつけた感じになったんや。木材は$300から$1700近くへとめちゃめちゃ上がっとったんやが、これで三日連続の冴えない日になって、そのことはピークで起こるクラシックなサインなんや。コモディティーは傾向として一緒にトレードされるんや。値動きが同じなんや。インフレのヘッジで皆が一様にトレードしとることもあるし、ETFが一緒くたにコモディティーをトレードしたりするからな。最もホットな二つのコモディティー、木材と石油が下がったら、他のほとんど全てのコモディティーにその動きが波及したんや。大きく下がったんや。コモディティーの低下はそれでも物語の一部や。あとは仮想通貨や。木材に端を発してコモディティー全体が下がったように、Elon Muskがテスラの車を買うのにビットコインは受け付けないと発表して、仮想通貨も急落したんや。
さて、債券市場はコモディティー価格の上昇が嫌いや。仮想通貨のようなよくわからんものも嫌いや。一日とはいえ、両方とも下がって、しかもCDCが新しいガイドラインを発表してノーマルな生活にゴーサインを出したということが重なって、そしたらどうなった?Fedのパウエル議長はインフレは一時的やと言い続けて、コモディティーが上がっとる時はFoolishやったんやが、今日は彼が最も正しい男かのように見えたんや。インフレなきグロースがあったら金融株も、テクノロジー株も、消費者製品株も、全てがええんや。やけど明日の小売売上高の発表を前にそんなにアグレッシブに株は買えんやろう?もし小売売上高がホットやなかったらどうする?もし失業保険の上乗せがカットされたらどうする?ワシントンの経済刺激策がうまくいかんかったらどうする?
今日のような好調なマーケットが続くには四つの要件があるで。石油が下がること。木材が下がること。ビットコインが下がること。そして、Woodstocksが下がること。Woodstocksとは、キャシーウッドが買うような株のことや。Speculativeな株や。今日のようにこれらの四つが共通して下がるようやと、今日のようにマーケットは上がるんや。もしこれらの四つの動きが続かんようやと、マーケットの上がりも続かんのや。今日はただの一時的な上がりやったということになるで。
Woodstocksをいっぱい持っているのですが。。
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