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【ジム・クレイマー】生産者物価指数とFed meeting!今週のゲームプラン!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの6/11のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日はダウは+0.04%、SP500は+0.19%、ナスダックは+0.35%と、比較的大人しいマーケットやったで。このところ穏やかなマーケットが続いとって、人によってはこれは嵐の前の静けさなんやないかと言ったりしとるで。やけどわいは昔学んだんやが、このような鈍い、冴えないマーケットの時に株をショートしたらあかんのや。ここのところ派手な動きがなくて、じりじりと新高値を更新しとるのはええニュースなんや。昨日の高いインフレの数字でも上がったんや。ネガティブを飲み込んどるんや。こういう時でも人々は何かと話題を見つけたがって、際限なくそれをぺちゃくちゃしゃべりたがるもんや。今のような時は例えば、株を買うべきか、売るべきかじゃなくて、買うというのはええにしても、例えばバリュー株を買うべきか、グロース株を買うべきかという感じでな。やけどそういう話題に飲み込まれるんやないで。

 

わいはグロースを買う時にはバリューを売るべきやとは思わん。その逆も思わん。グロースでもバリューでも、関係なく、比較的安い株を買うべきなんや。なぜならウォール街はしばしば間違えて、フェアじゃなく株価が安値になっとる時があるからや。グロースなのかバリューなのか、そんなことはわいにとっては何の意味もないで。ここのところ冴えなかったFAANGが最近上がって来とるよな。Amazonに関してはラリーウィリアムズが言った通りになっとる。ということで来週のゲームプランやが、月曜日はまずはそういうグロースかバリューかみたいな話に惑わされんといてほしいんや。マーケットが目立った動きをしてないからといって、不必要な話に耳を傾ける必要はないんや。そういうことを心に留めて、火曜日からのゲームプランを言っていこうやないか。

 

火曜日やが、大注目の生産者物価指数、PPIの発表があるで。昨日のCPIの発表で物価が予想より上がってたにもかかわらず株価が下がらんかったのは、昨日のMad Moneyで言った通りや。似たようなことがこの火曜日のPPIの発表後にもおこるかもしれんで。PPIのめちゃホットな数字が発表されても、大丈夫かもしれん。あるいは、CPIでは大丈夫だったけど、PPIの数字も高かったら二つの高い数字が揃うことになって、今回はマーケットはそんなに親切じゃないよということになるかもしれん。そして特にFedのミーティングが水曜日に控えとることを考えても、株式市場がやや荒れることはあり得るで。

 

火曜日の引け後はOracleの決算発表があるで。この退屈なオールドスクールのエンタープライズ・ソフトウェア会社は、今年株価が28%も上がっとるんや。彼らのコアビジネスが加速しとるからや。世の中がCOVIDから回復していくにつれて、多くの会社がもっともっとテクノロジーにお金を使うようになっとって、オラクル製品への需要も高まっとるんや。オラクルは彼ら自身のクラウドも好調や。批判家は、オラクルを、より若いSaaS会社にやられる対象としてとらえたりしとるが、実はオラクルは素晴らしいクラウド・ソリューションを自分自身で持っとって、お金をいっぱい稼いどるんや。わいはええ決算を発表すると思うで。

 

水曜日の朝はハウジングマーケットの指標になる住宅着工件数・許可件数の発表があるで。ちなみに10年債金利が下がっとるから、ローンを組む人にとってはプラスや。住宅建築会社にとっては、ここのところは、歴史上最もホットなハウジングマーケットになっとるんや。その一因として、新築の家がめちゃめちゃ不足しとることが挙げられるんや。都市から田舎へ引っ越す人はまだまだ家を見つけんとあかんのや。わいは住宅着工件数・許可件数、共にまだまだ高い数字が発表されると思っとるで。

 

そしてやっぱり水曜日の注目はFedのミーティングやろう。2PMからの会見で、果たしてインフレは"transitory"、一時的という言葉がでるかどうかが注目や。ウォール街の多くの人がパウエル議長は間違っとると思っとる。やけどわいはパウエル支持や。まだまだインフレはたいしたことない。別に2%のインフレ目標を一度上回ったからといって、世界が終わるわけやないんや。失業率はまだまだ5.8%と高くて、そしてその数字はパンデミックを機に労働からドロップアウトした人を含んでないんや。わいはFedが金融引き締めとかをやるのは早すぎると思うで。やけどインフレの数字が強いままやったら、早晩パウエルは何かアクションを起こすことを強いられるやろう。やけど来週とか再来週は、わいはコモディティー価格は下がってくると思うで。なぜかというと、中国の経済がクールオフして来とるし、時間がたつにつれ供給が重要においつくやろうからや。しかしパウエルは質疑応答でいろんな質問に際限なく答えとるが、10個のベストな質問に答えるという風にすべきや。多くの質問が意味のない質問で、彼の時間がもったいないで。

 

水曜日の引け後は、巨大ホームビルダーのLennarの決算発表があるで。前のCEOで今の会長のStuart Millerほどハウジングマーケットの状況や会社の状況を的確にしゃべれる人はおらんで。家を建てるあたって、原材料費がめちゃめちゃ高騰しとるが、まあ木材価格は下がって来とるが、家の最終値段がそれほど上がっていないのは、Lennarのような建築会社が素晴らしいからや。

 

木曜日の朝はKrogerの決算発表があるで。多くの人がスーパーマーケット株を心配しとる。リオープニングで家で使う食材の需要が減るんやないかということもあるしな。やけどKRが堅調に上がって来とって、インフレの恩恵も受けて素晴らしい経営をしとるんや。多くの人がそう思ってないが、わいはKrogerは良く経営されとる会社やと思うし、ええ決算を発表すると思うで。まあやけど、わいは買うんやったらKRじゃなくてWalmart株を買うけどな。こっちの方がええグロースやで。WMTはいずれ上に跳ねると思うから、その前に買っとくんや。

 

木曜日は更に、あまりフォローしとる人がいないかもしれんが、わいは注目しとるJABILの決算発表があるで。電子機器受託製造サービス会社や。この会社はアップルと多くのビジネスをやっとるんや。ウォール街は、このJABILの決算でアップルの業績を類推しようとするんや。多くのアナリストがそういう愚かな推理ゲームをやるんや。まあわいはアップルうんぬんよりは、JABILそのものにフォーカスしたいけどな。ここまで素晴らしい動きをみせとって、今年36%も上がっとるんや。別に注目しとる人は多くないかもしれんが、その中でこの会社はめちゃ儲けとるんや。

 

ある日誰かが、どの一つの会社をとっても、eコマースを代表できるような会社は無いと言うとったんやが、わいはそれに大反対したいで。Adobeは代表できるんや。もしかしたらAdobeはPhotoshopだけの会社やとでも思っとるか?Adobeは木曜日の引け後に決算発表があるが、CEOのShantanu Narayenはわいのお気に入りの一人で、何回もAdobeを生まれ変わらせとって、彼はeコマースについて、たぶん地球上の誰よりも詳しいやろう。株価は上に下にとぐわんぐわんしとるが、こういう時はええ買い場なんやで。

 

さて、金曜日やが、まあ金曜日特定のことやないんやが、ここまでわいが触れてなかったのがミーム株のことや。Wall Street Betsがショート比率の高い株を、ショートスクイーズを起こそうとして買い煽って、その結果株価が急騰して、それでヘッジファンドがやっつけられたりする、そのミーム株や。新しいミーム株がこの週も生まれるかもしれんで。もしかしたらこの後インタビューで取り上げるUWM Holdingsのような会社かもしれんで。住宅ローン会社や。この会社もショートポジションが高く積み上がっとるんや。わいがWall Street Betsを見てて気づいたのは、だいたい一週間に新しい株を一つ、ショートスクイーズをおこそうとするんや。それがこの週は何なのか、見てみようやないか。やけどそういう株を買う時には、その株をショートスクイーズ候補じゃなくても買いたいかどうかというのを考えてから買ってほしいで。ただショートスクイーズを予想して、それだけの理由で買うのは、愚か者のゲームやで。特に、ショートされとる株はそれ相応の理由があるもんやからな。

 

結論やが、この週の注目はPPIの発表とFedのミーティングや。わいはFedは今の姿勢を維持すると思うで。やけど彼を心変わりさせることがこれから出てくるかどうか、注視し続けようやないか。

 

 

来週も楽しみですね。

 

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