【ジム・クレイマー】素晴らしい決算を出す会社の株を下げ続けるのは難しい！？【Mad Money】

投稿日：2021-07-27

こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの7/20のMad Moneyはどうだったでしょうか。

債券市場によって死んで債券市場によって生きる。それが今日のマーケットを説明するのにふさわしい言葉や。ダウは+1.62%、SP500は+1.52%、ナスダックも+1.57%と、昨日の下落から立ち直りをみせたんや。債券金利も上に行って、ベターな時がわいらを待っとることを暗示しとるで。前にも言うたが、この10年債の動きはいろいろな要因でコントロールされとるものや。金利に対してもいろいろな意見があると思うが、これだけビジネスがブームしとるのにこの金利は低すぎるとわいは思うで。経済の先行きの弱さを暗示するかのようや。ワクチン反対派の人たちがわいらの経済のリカバリーをハイジャックしとるかのようや。COVIDのデルタ株は世界中で猛威をふるっとる。アメリカも含めてや。アップルは社員のオフィス復帰を遅らせたりしとるし、マスクがまた義務化されたりもしとる。

やけどだからといってこの債券金利が物語る経済のスローダウンはどこで見れるんや？わいには見えんで。わいらは決算シーズンの真っただ中におるやろ。債券の動向がどうなろうが、多くの会社が状況がどう変わろうが繰り返し繰り返し大きな儲けを出して成長を続けとるんや。だからいい決算を出し続ける会社の株は、債券がどうでも、下落し続けることは難しいかもしれんのや。今夜のChipotleの決算を見たか？こういう株を下落したままにしておくのは難しいんや。ということで債券の動向を越えたストーリーを見ていこうやないか。これらの銘柄がわいらが注目すべきでとれーどすべきものなんや。一つ一つ見ていこうやないか。

まずはHCA Healthcare (HCA)やが、今日の決算はめちゃめちゃ良くて、ガイダンスも大きく引き上げたんや。だってワクチンを打った人はCOVID下でははかどってこなかったいろいろな普通の手術ができるようになっとるわけやから。そういうところにお金があるんや。株価は14%も今日上がったで。そしてこれがヘルスケアグループ全体を押し上げたんや。Intuitive Surgical (ISRG)もMedtronic (MDT)もAbbvie (ABBV)も上がったで。ABBVはわいのお気に入りでわいのファンドでも持っとるんや。二年ほど前にAbbvieは630億ドルをだしてAllaganを買収したんや。今その買収は効果を発揮しとって、ボトックスビジネスは絶好調や。COVIDのパンデミック後、皆マスクを外して外出しとる状況で、どんどん伸びとる。

後はCarnival Corp. (CCL)はどうや？この会社は今年の末までには75%ものクルーズを再開できると発表したんや。クルーズ株はここまで大きく下がって来たが、ここで新しい買い手が現れとるんや。注文の入り方がめちゃ強いからな。わいはクルーズ株の買い手は、弱い買い手からより強い買い手に変わって来とると思うで。銀行はBank of America以外の決算は素晴らしかったんやが、例えばWells Fargo (WFC)やMorgan Stanley (MS)の株価は素晴らしい戻りを見せとる。これらの株はStaying Powerがあると思うで。

他には、先週Child tax creditが皆の銀行口座に入り始めたが、それで消費が増えるところを狙おうと以前の動画でも言うたんやが、今夏休みの子供たちも学校が始まる時が来てその準備をせんとあかんし、そこを捉えたいときにTarget (TGT)を買って間違うことはないで。Costco (COST)もWalmart (WMT)もや。ハウジングのことを考えるとWilliams-Sonoma (WSM)とRH (RH)も好きやで。

あと、絶対にFord Motor (F)とGeneral Motors (GM)を忘れんでくれ。半導体不足で打撃をうけとった車会社やが、ここにきて株価が上がって来とる。半導体不足が解消されて来とるという報道もある。半導体が十分に供給されたらこれらの会社は清算をブーストさせることができるやろう。FもGMも株価は高値からは下がっとって、わいがそれが大好きや。今日のそれぞれの株価の上がりはただ債券の動向に反応したものやが、これらの会社の未来は素晴らしいと思うで。最後にIBMや。昨日のカンファレンスコールを聞いたか？売り上げのグロースが加速しとって、退屈なレガシービジネスの会社から脱皮をはかっとるんや。

まとめるが、今続々と発表されとる決算を聞いたりしとると、素晴らしいものが多い。今日は株価が上がった日になったが、これがここからも続くかどうかは個々の企業の業績にかかっとると思うんや。債券市場がわいらにカーブボールを投げてきても、や。そして今日は、債券金利は上にも行くよということをわいらに思い出させてくれた日にもなったよな。