アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】マーケットの好調さの秘密の材料!ショートはこれからもつらい!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの8/12のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日はダウは+0.04%、SP500は+0.30%、ナスダックは+0.35%と堅調な日になったんやが、それにしても去年のボトムからのこの信じられないラリーはすごいよな。それを実現しとる秘密の材料は何か知りたいか?わいは見つけたんや。わかったんや。それはショートセラーなんや。Bearが株価が下落しとる方にかけたいとすると、ヘッジファンドとかはどうするかというと、株を借りるんや。そしてその借りた株をすぐ売るんや。やけど株価が思惑通りに下落せずに上昇したら、ロスを避けるためにすぐさま株を買い戻さなあかんのや。それがBullishな相場を加速させるというわけや。

 

普通の投資家は株を買うやろ。そして思惑がはずれて株価が下落したらいつかの時点でタオルを投げて株を売るやろ。それと全く同じように、ショートセラーは株を売って、株価が上がったらタオルを投げて株を買い戻すわけや。こういう一見目に見えない買い戻しの動きが毎日毎日おこっとるんや。そしてここの部分はわいらは普段十分に語ってないんや。なんで6週間連続、5%も下がることなしにマーケットは上がることができるのか。それは降伏したショートセラーが、彼らの思惑とは全く違って不本意ながら、まるでマーケットを助けるように、Bullの味方になるようになっとるんや。

 

だいたいショートセラーはオーバーバリュエーションの根拠を持って株をショートするわけやが、やけど例えば注意深くいかなあかん、株価が下落しそうだなと感覚で思ってもショートするわけや。そして人々の怖れや危機感を待つわけやな。やけど株をショートするのは気をつけんとあかんで。なぜならあなたの損は無限大やからや。あなたが株をロングしたら、最低は0やろ。そしてポテンシャルなゲインは無限大やろ。ショートは逆や。損が無限大になり得るんや。やから気をつけんとあかんのや。

 

もちろん何か悪いニュースがあったりスキャンダルがある時もあるで。借金まみれの悪いバランスシートの会社はショートの大好物や。株価のブレイクダウンの可能性が高いからな。やけどや。新しい世代の投資家がでてきとる。彼らはショートセラーを狙ったりしとるんや。ショートセラーはかれらのプレイの対象になったりするんや。かつてなかった特異的なマーケットになっとるんや。AMCを例にとろうやないか。この映画館チェーンはこの一年半もの間ソリッドなビジネスは何もなく、死に体で、しかも競争はどんどん激しくなっとるんや。皆家でストリーミングでいろいろ見るんやから。

 

8カ月前はAMCは明らかなショート候補やったんやが、やけどそこでWallStreetBetsがきたんや。そしてそこで集まった人たちがショートスクイーズを起こそうとして、というか実際に起こして、株価はみるみる上がったんや。一たび株価が上がりだすと、Bearは慌てて株を買い戻さんとえらいことになるんや。そしてショートスクイーズがおこるんや。こういうのがあってCEOのAdam Aronは50億ドルのお金を手にしたんや。そのお金で売り上げも満足にない借金だらけの会社が今後5年間にわたって生き残れるというわけや。Adam Aronはこの公式を見て、株価を上げ続ける、すなわち新しい投資家に愛され続けることに集中したんや。そこからショートはまた株価を下げようといっぱいトライしたんやが、その都度跳ね返されとるんや。

 

このアクションは長く株式市場にいるベテラン投資家には理解できんものや。アナリストの中にはこの$33の株価の会社に対して$1の目標株価にする人もおったが、そんなのおかまいなしなんや。しかも今週予想よりええ決算を発表したんや。デルタ株の広がりで今度こそAMCは終わるという人もおれば、醜悪なバランスシートを見てやっぱりこの会社はあかんという人もおるが、やけどわいはそういう人の見方は馬鹿げとると思うで。AMCはもはやファンダメンタルズに基づいてトレードされてないんや。

 

AMCとくればいつも一緒に語られる株があるやろ。そうや、GameStopや。もう一つのメジャーなミーム株や。ちなみにAMCとGameStopは全然違うで。別のゲームを戦っとるんや。GameStopはええバランスシートを持っとって、Chairmanのライアン・コーエンはWallStreeBetsからの支持を得とるんや。わいは別にAMCとかGameStopをここで買う価値があると言っとるわけではないで。やけどあなたはショートしたらあかんのや。ショートするたびにショートセラーは焼かれるんやから。

 

このGameStopは明るい未来があるのかと問われると、正直わいは知らんで。気にもしてないほどや。そういうことが問題やないんや。もしかしたらGameStopは仮想通貨の取引所になるかもしれん。もしかしたらバーチャルリアリティーの分野でお金を儲けれるかもしれん。わいは正直わからんで。やけど今彼らはほとんど無限の資金力があるから、彼らは彼らのプランをあいまいにしておきたいやろう。そうすればいっぱいのオプションを持てるからな。しかしこういうことはおこるべきじゃないんやないか?このGameStopの動きを説明できるアナリストなんかおるか?普通にファンダメンタルズを見て、実店舗型のビデオゲーム会社だったら、まじこのバリュエーションはかんべんしてくれとなるやろう。やけどAMCと同様、GameStopはファンダメンタルズに基づいてトレードされてないんや。

 

ここでこれらをテスラと比べてみよう。ここまでのテスラは戦場を歩んできたんや。めちゃめちゃ賢い人たちが世界でベストの電気自動車をつくろうとしたんや。政府からのタックスクレジットとかもフルに利用してな。そしてこの株もショートセラーを利用したんや。テスラもショートする人が多くて、その人たちが株価の上昇で焼かれるたびに株価が上がったんや。多くの部分はイーロンマスクの功績や。さて、このイーロンマスクとAMCのAdam Aronを比べてみようやないか。

 

株価を上げる手腕は両者凄いが、AMCは結局時代遅れの映画館チェーンや。株主にフリーのポップコーンをふるまったり、仮想通貨をうけつけたりとか、いろいろできるかもしれんがな。やけどそんなことはWallStreetBetsの連中に関係ないんや。彼らはファンダメンタルズも、その会社のビジネスも、下手したらCOVIDのデルタ株も気にせんのや。彼らが気にする唯一のことは、いかにショートスクイーズをおこすかということや。あなたはそんな動きは嫌いかもしれん。ウォーレンバフェットなんかこんなの一笑にふすやろう。やけど今のマーケットはこういうふうな、いろいろなことが関わり合う多層構造になってしまっとるんや。

 

このことを知っとることがなんで大事なんや?だって今この時にもヘビーにショートされとる株がショートスクイーズの対象として狙われるかもしれんのや。これはショートされる会社が今まで決して持ち得なかったプロテクションや。ということでこの頃は、どの株もショートするのは危険なんや。例えばAlvertson(ACI)や。新しいCFOを迎えて、そのこと自体は退屈なことやが、やけど株価がいきなり20%も跳ね上がったんや。なんでやと思う?なぜならそれまでバークレーがずっとこの株を売れと言うとって、それに耐えたからや。ショートがカバーされたわけや。論理がわからん。やけどわかることは、いくらデルタ株や債券の動きやと、いろいろあろうとも、それが個別株でもこのマーケット全体でも、ショートして大きく下落させ続けるのはとても難しいということや。

 

ということで結論やが、真の意味でBullをパニックに陥らす何かがおこって、自然に多くの売り手が発生するまでは、ショートにとってはタフな状況が続くと思うで。

 

 

トランプ時代がなつかしいですね。

 

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