こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの9/28のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日は下落の日になったで。ダウは-1.63%、SP500は-2.04%、そしてナスダックは-2.04%や。わいは必ずしも下落は終わってないと思うで。やけど確実なことを言うのは難しいんや。なぜなら今多くのネガティブなことがおきとって、その中の一部の小さなことでも改善が見られれば株価は上にいくということもあり得るからや。やけどこういう時は冷静さを失ったらあかんで。もう嫌になって全部持ち株を投げてしまうとか、あきらめて株価の動きを見るのをやめてしまうとか、そういうことをするんやなくて、冷静になんでこんなに市場が下落しているのか、原因を見ようやないか。原因としてはもちろん、長期金利が上昇しとることが挙げられるんや。やけど長期金利が上昇したからってなんやというんや?なんで上昇しとるんや?なんでそれでナスダックが2%以上も下がってしまうんや?わいはその背後の原因を六つあげていきたいで。
まずはインフレが過熱し続けとることや。Fedのパウエル議長はインフレは一時的やと言うたが、たぶん彼がもともと思っとったよりもインフレは一時的じゃないという感じになっとるで。一時的どころかまだまだ過熱しとるんや。パウエルはインフレは来年のいつかには大人しくなると言っとるんやが、やけど今至る所で、インフレのオーバーヒートが見られるんや。家の値段とかは20%も上がっとるんやで。家を持っとる人には朗報やが、家を買いたい人には凶報や。ローン金利は高くなりはじめとる。それが更に家を買いにくくさせるで。こういうことが、まだまだ家への需要が旺盛な今でさえ、ホームビルダーの株をクラッシュさせたりしとるんや。家をもっとどんどん建てたいんやが、原材料価格は上がっとるし労働者が不足しとるんや。状況は悪くなるばかりで、だからホームビルダー株が下がっとるんや。
二つ目の原因やが、天然ガス価格が上がっとるんや。今年もう倍以上になっとるんやで。ということは今年の皆の暖房費はめちゃ高くなるということや。ハリケーンでいろんなパイプラインが打撃を受けたのも痛かったで。これがいろいろなもののコストの上昇につながっとるんや。
そして三つ目がサプライチェーンの悪夢や。このサプライチェーン問題は、どうやって解決したらええのか、誰にももうわからんのや。港湾混雑は深刻や。こんなことになるまで、わいらの経済はこれほどまでに輸入に頼っとるとわからんかったやろう。コンテナの配置も西海岸から東海岸へ、ミスマッチがおこっとる。なんでそうなっとるのかわいに聞かんでくれよ。そしてトラックドライバーとかも軒並み不足しとる。わいはこの状態が早く解消されるようにと願っとるわけやが、昨日Union PacificのCEOとしゃべった時も、そういう兆しを感じ取ることはできんかった。彼はやっぱりノーマルに戻るにはパンデミックが終わらんとあかんと言うたんや。わいは彼に何かポジティブなことを言ってほしくてそう促したんやが、彼は何もわいをハッピーにさせることは言わんかったんや。
ということで、四つ目もつながっとるんやが、COVID発の労働力不足や。まだまだCOVIDのせいで労働力として復帰してない、できていない人が多くおるようや。そういう人が1000万人おるかもしれん。パンデミック前には時給$18だった仕事が、今は$22に上げても人が見つからんのや。レストランとかでHelp Wantedという張り紙が至る所に貼られとるやろ。
五つ目やが、インフラ投資法案についてや。もしこれが通ったらより時給が高くなってしまうかもしれんで。ただでさえ労働力が不足しとるのに、その上また莫大な新しい仕事を作り出そうとしてしまうんや。やけどこの法案がどうなるかによるが、あまりそういうことは2023年ぐらいまでは心配せんでええかもしれんがな。
六つ目やが、半導体不足がひどすぎるということや。わいは来年の1Qもこの状態は解決されてないと思うで。さて、これらの六つのことやが、パウエル議長はこれのどれかでも責任があるか?ウォーレン議員とか彼をアタックしとるが、わいはそういうパウエル議長を非難する人をリーズナブルだとは思わんで。彼は半導体を作っとるわけやないで。彼はCOVIDをまきちらしたわけやないで。彼はサプライチェーン問題をひきおこしたわけじゃないで。プラスチックを作っとるわけでもないで。今ホームビルダーでさえ家の建材が手に入りにくくなっとる状況や。
金利が上昇してインフレが過熱してたら、ほとんどの株は下がるで。石油ガス株は全く別やがな。もしかしたらマーケットはここまで長期間にわたって大きく上がりすぎたのかもしれん。だからどちらにせよプルバックの時期なのかもしれん。わいのファンドの動きやが、わいのファンドは何も売ってないで。それどころか10%以上下がったものは買い増しとったりするんや。なぜならこういうこともあろうかと、現金を厚く持っとるからや。
パウエル議長に利上げを急げと迫る人たちは経済がめちゃめちゃになってもええと思っとるとしか思えん。今いろんな要因があって、今日は六つ挙げたんやが、このうちのいくつかは事態がいずれ好転するかもしれん。セルオフはいずれ終わるのは確実や。終わらないセルオフはないで。やけどわいのお薦めは今じゃなくて、これら六つの要因のうちのどれが、どのように好転する兆しを見せるのかを、現金を厚く持ちながら観察するとええと思うで。あなたのお気に入りの銘柄が、安すぎて無視できないレベルまで下がってくるのを待つんや。しかし今日の引け後のMicronも決算後に下がっとるな。
Micronはジムクレイマーが警戒した通りになりましたね。
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