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【ジム・クレイマー】痛みを耐えてこその明るい未来というものが確かにあるんや!今痛みに耐えるべき株はこれや!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの12/9のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

ペインについて語ろうやないか。痛みや。間違っている、汚い、痛みや。体の痛みやないで。いつまでたっても慣れることのない心の痛みや。そうや、株式市場の動きで目論見が外れた時の痛みや。この痛みは毎日のように皆の心を襲うやろ。今日がそういう日だったやないか。ダウはフラットやったんやが、SP500は-0.72%と下落して、ナスダックは-1.71%と大きく下落したんや。

 

さて、今日はCNBC Investing Clubの初めてのオンラインミーティングがあったんや。めちゃめちゃ楽しかったで。その中で、オレゴン州に住む女性からあの銘柄について質問を受けたんや。あのいけてない銘柄や。そうや、Boeingや。わいはもうlightning-roundを16年もやっとるんや。毎日のように質問をうけてそれを答えるのには慣れとるんや。そんなわいでも、このBoeingの質問は堪えたで。ハードだったんや。なぜならわいはこのBoeing株でもがき続けとるからや。目が見えないまま道を歩いとるかのようや。わいのファンドは結構うまくいっとるんやが、このBoeing一つだけでも大きなダメージをおっとるんや。平均取得単価かそれほど悪いというわけではないんやが、やけどわいはこの株にずっとやられとるんや。わいは疲労困憊や。

 

今朝、American Airlineのニュースがあったよな。2022年の夏の国際便の運航を縮小するよう計画しておる、と。その原因がボーイングや。ボーイングの新型「787ドリームライナー」機の納入が遅れとることが理由なんや。じゃあなんで遅れとるのかと言うと、それはFAAや。アメリカ連邦航空局や。FAAの検査が遅々としとるんや。そしてそもそもFAAはきちんとBoeing機を精査できる十分な人員があって、適切なプロセスが踏めていて、生産ラインの問題を同定できる能力があるのか問われとるんや。Boeingは問題は全て修正されたと言っとるんやが。

 

そうこうしている間に中国は737Maxの再承認に進んどる。中国民用航空局は737MAXは、年内か来年初めにも商業運航が認められるという見通しを示しとるんや。やけどまだ、中国という最大顧客からの新しいボーイング機の注文は滞ったままや。今また高まっとる米中の緊張関係を考えると、このまま注文はないということもあり得るかもしれんで。

 

ということでわいらはBoeing株をどうしたらええんや?わいはまずは質問してくれた女性に、心配する必要はないと伝えたんや。株価も大丈夫やろうと言ったんや。やけどわいはBoeingを取り巻く出来事がアンフェアやと思っとるんや。FAAは何がしたいんや。BoeingのCEOの首を差し出せば満足するんか?そういうことを考えるとわいは耳から蒸気が出そうなほどかっかしてしまうで。わいは、FAAよ、もう沢山だ、と今にも言ってしまいたいほどなんや。わいをBoeing株を抱えとるという痛みから解放してくれ、と叫びたいんや。

 

やけど、たった今朝、思い出したんや。CVSのことを。今朝CVSは自社株買いを加速させると発表したんや。来年の100億ドルの自社株買いプログラムを承認したんや。さらに今年度の通期見通しについては1株利益、売上高とも従来のレンジ上限を上回る見通しを示して、来年度も予想を上回る売上高の見通しを出したんや。そしてCVS株は4.5%も上がったんや。なんでこれを思い出したかって?Boeingと何の関係があるかだって?それは今CVS株が、わいのファンドが売ったとこよりも$30も高値にあるからや。わいは長い間ずっとCVS株を持っとって、ずっと上がらないのを我慢した挙句、ちょっとの利益で我慢できずに売り払ってしまったんや。そうや、その時わいは痛みをうまく飼いならすことができんかったんや。

 

わいはCVSの素晴らしいストーリーを知っとったんや。この先素晴らしく株価が上がるやろうことを確信を持っとったんや。やけど痛みに負けてしもうやんや。わいはCVSがはやくどんどん自社株買いを発表することを願っとったが、その時はバランスシートが買収で圧迫されとってそういうことができんかったんや。やけど明るい未来はわかっとったのに、我慢できずにこのざまや。そうや、痛みを乗り越えんことには約束の地にはたどり着けないんや。そしてその時の痛みはわいにはtoo muchやったんや。

 

Viacomのケースも思い出したで。CEOのRobert Bakishは素晴らしい仕事をしとるんや。そのことがわかっていながら、痛みに耐えれずにわいはこの株をなんとほぼボトムに近いところで売ってしもうたんや。理由は本当にただ痛みに耐えれなかったというだけや。やけどわいが売ったところから株価はすぐ4倍にもなったんやで。そもそもあんなに下がるのがおかしかったんやと後からわかるんや。

 

だからわいはBoeing株のことを質問してきた女性には、時には痛みに耐えることも必要やと言うたんや。そうや。時には、や。時には痛みに耐えるしか選択肢がないんや。もしあなたが今Boeing株を売るんやったら、あなたは後悔すると思うで。いつBoeing株が上がりだすかはわからん。わいはその時期を言うことはできん。わいが愚かにもCVSやViacomを早く売ってしまった時も、いつ上がるのかは全然わからんかった。そういうのをわかるやつはおらんのや。

 

やけどちょっとBoeingに戻って、なんでわいがBoeingを売らないのか言ってみようやないか。短期的には恐ろしい状況が続くかもしれん。やけど長期的にはわいは馬鹿げとるぐらい素晴らしい将来があると思うんや。だからわいは今Boeingの悪口を言うやつは間違っとると思うんや。そうや、きちんと自分の理論があってそれを正しいと思うなら、痛みに耐えるべきなんや。そしてわいの理論はシンプルや。まず第一に、人々は裕福になり続けとる。そして空の旅を多くしたい人は増え続けとるんや。中国だけみても、最近の数十年でこの国は、8億人のミドルクラスを生み出しとるんや。そしてそういう人たちにとってもはや空の旅は特別なことではないんや。中国政府に問題がないと言っとるわけではないが、いずれにせよ中国は多くの航空機が必要なんや。そしてBoeing無しには結局は立ち行かなくなるんや。

 

第二に、飛行機を作っとるメガ会社は世界で二つしかないということや。AirbusとBoeingやが、Airbusの航空機は売り切れ続出や。見事な二社独占状態なんや。お互いしか競争相手がおらんのや。第三に、今朝、サウスウェスト航空のCEOのGary Kellyがインタビューで、古い飛行機は燃費も悪くノイズもひどい、早く新しい機に入れ替える必要があるやろうと言うたんや。飛行機は永遠に使えるものじゃなくて定期的に入れ替えんとあかんのや。そして特に今と時代は、気候変動を以前よりずっとずっとシリアスにとらえなければあかんということになっとるんや。世界中の全ての航空会社が燃費のいいより新しい航空機への入れ替えに迫られとるんや。その際に誰が必要なんや?Boeingやろ?

 

最後に、もし今言われとるようにオミクロン株の脅威がたいしたことないんやったら、来年こそはすごい旅行ブームがくるで。めちゃめちゃ膨れ上がった旅行への欲求と需要があるんや。特に、今各国がやっとる自己隔離が全部無くなった日にはすごいことになると思うで。COVIDに関しては様々な意見があることは理解しとる。やけどある時点でわいはある程度のリスクは結局とらんとあかんようになるんやないかと思う。COVIDが完全に消え去るまで人類が何もせずにじっとしとることなんてあってはならんと思うんや。

 

投資家の中にはZoomがビジネスの出張を減らすことを心配しとる人も多くおることもわかっとるが、そしてそれはBoeingにとって良くないことかもしれんが、やけどいつの時代にもある程度の出張はあるやろうし、よりわいにとって重要なのは今の航空機では需要を満たすことができんのやないかということや。世界各国から空の旅のゴーサインがでたら、問題なのは需要ではなく、供給や。そしてわいはBoeingの経営陣はFAAを満足させる全ての手段をとって飛行機を作って売ると信じとるんや。

 

時に株価はなかなか上がらんこともある。同時に会社の長期の見通しがとても強くて、なかなか上がらない株価に我慢強く付き合わなあかん時もあるんや。そういう時は痛みに耐えんとあかんのや。今のBoeing株を持っとる時のようにな。

 

 

Boeing株を買いたくなりました。

 

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