こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの12/16のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日は一日目や。何のかって?「Fedに逆らうな」の株式下落の一日目や。そしてサンタクロースラリーの二日目でもあるんや。その結果として多くの安い株はサンタクロースラリーで上がって、やけど高い株は下落した、そういうミックスの日になったんや。ダウは-0.08%とほとんど変わらずで、やけどSP500は-0.87%と下落して、そしてナスダックは-2.47%と、最も下落したんや。皆さん、このパターンに慣れてください。これがこれからの新しいパターンかもしれんのや。
昔の投資家で金融アナリストでわいの大好きだった人にMartin Zweigという人がおったんや。マーケットの歴史に誰よりも精通しとった人やった。1987年のブラックマンデーのクラッシュを当てたことでも有名や。トレードのベストな教師の一人なんや。Louis RukeyserのWall Street Weekというテレビ番組で彼がしゃべっとる時なんかは、わいはテレビにかじりついてメモをとったもんや。彼は複雑な株式市場を一般大衆にわかりやすく啓蒙する天才やった。
Martin Zweigには二つの金言があって、その一つが'Don't fight the fed'や。Fedに逆らうなということや。そしてもう一つが'Don't fight the tape'や。株式市場の流れに逆らうなということや。Martin Zweigよ、ありがとう。あなたの言葉で自然とネガティブになれるんや。わいはここまで長い間株式市場にBullishやったやろ。わいはまだ今でも多くの好きな株があるで。やけどパウエルがテーパリングの加速と利上げを示唆するまでは、もっともっと多くの株が大好きやったんや。成長速度が早くて、利益を出してなくても売り上げがどんどん伸びる会社も好きやったんや。
やけどMartin ZweigはずっとFedと株式市場の関係性を口を酸っぱくして言うとったんや。実際はいろいろ複雑で総合的にいろいろなことを理解するのには多くの時間が必要なんやが、ただあなたのポートフォリオがどうかということにおいてはただただシンプルなんや。Fedが金融引き締めをやっとる時は、それまでより上がる銘柄が少なくなるんや。株価が上がりづらくなるんや。Fedに逆らうなとは、ここのところを素直にとらえなければあかんということや。
一方で株式市場に逆らうなということは、歴史的に今はサンタクロースラリーの時期で、株式は上がりやすい時期でもあるということや。ただだからといって、Fedに逆らうなということで、一か月前のように株式市場の上昇を期待したらあかんかもしれんということや。これがマーケットの性質なんや。じゃあFedが金融引き締めをやっとる時にワークせん分野は何や?まず思い浮かぶのがシクリカル銘柄かもしれんな。シクリカル銘柄は強い経済が株価上昇に必要なんや。工業株とかや。やけど金融引き締めで経済は冷えるかもしれん。普通は金利上昇局面での初期は経済はそんなに冷えないしシクリカル株も悪くないんやが、やけどわいらは素早く動かんとあかんと思うで。まだまだ金利上昇までには時間があるやろ。だからシクリカル銘柄も大丈夫なはずなんやが、やけど注視していかんとあかんのや。
まあでも最も今の状況で気をつけるべきは何と言っても利益が出てない会社やろう。売り上げ成長率の高さだけで、期待で買われとる銘柄やろう。わいはここのところ毎日、なんでこういう銘柄が金利上昇局面であかんのかという質問を多くうけるんやが、理由はいろいろ言えるが、一言で言うと金利が上がる時と言うのはもうそういうもんなんや。株式市場のプレイブックに書いとるんや。
マネーマネジャーのオフィスにおると思ってくれ。そのオフィスに机があって、その左右の二つの引き出しにそれぞれ封筒が入っとると思ってくれ。右の引き出しの封筒には、Fedの利上げ局面まで開けてはいけませんと買いとるんや。そしていざ、Fedが利上げ直前になったから封筒を開けたとすると、その中の紙に何が書いてあると思う?「マーケットで最も割高な株を売れ」と書いとるんや。それだけや。それをマネーマネジャーはやりだしとるということなんや。
皆わいに、このテクノロジー株はどうや、あのテクノロジー株はどうやと質問を浴びせてくるけども、やけどわいはCNBC Investing Clubを通して、そしてこのMad Moneyでも、売り上げだけでしか評価ができない、利益が出てない株に気をつけろと言ってきたやろ。あまりにも決算が良かったら持ったままという選択肢もあるけどな。もし決算がそれほど素晴らしいということでなかったら、そしたらどうやったってFedに逆らってはあかんということになるんや。テクノロジー株で売り上げの30倍の株価があったとして、普通の株は「利益」の20倍ぐらいやということを忘れたらあかんのや。売り上げの30倍の株に問題がおこることは自明やろ。例えその会社自体は素晴らしくやっとって、今まで株価も好調やったとしても、や。
Fedが金利を低く保っとる時は簡単なんや。ウォール街は売り上げの何十倍でも喜んで払って、将来の成長を買うんや。やけど金利上昇が心配されだしたら、Fedはもはやあなたのベストフレンドやないんや。以前までは素晴らしい決算だったら株価は上がっとった。やけどだんだん、よっぽど素晴らしい決算じゃないと株価は上がらんようになるで。Adobeは利益の40倍で取引されとる。この会社は利益を出しとるんや。売り上げだけで評価されとるような会社やないで。そんな会社でさえ、売り上げとEPSはクリアして、ガイダンスをミスしただけで株がたたき売られるんや。わいは実際下落した今の株価は魅力的やと思っとるわけやが、でもここで買うのは待とうやないか。もう一月前の状況とは違うんや。と、一事が万事こういうことになっていくんや。
Fedの金融引き締めであかんようになる株として、他にはハウジング分野が挙げられるで。わいはずっとこの分野は素晴らしいと思ってきたんや。ビジネスはずっとめちゃ好調やった。やけど今日のLennarの数字はそれほどいいものではなかったんや。こういうこともあろうかと、わいのファンドは今、ハウジング分野の銘柄は一つも持ってないで。これから家のローンも上がるやろう。あとはハイマルティプルなリテールはどうや?オミクロン株の影響で人々の買い物に影響が出とるんやないかと言われとる。やけどそんなことは、Fedの金融引き締め前やったら無視しとけばええんや。消費者の懐は温かい、未曽有の消費活動がおこっとると、高みの見物をしておけばよかったんや。ただ、これも今は状況が違うんや。
こういう状況下でよりワークする株もあるで。金融株とかや。わいのファンドはMSとWFCを持っとる。わいは来年の金利上昇を見越して、WFCが大好きや。ただよりタフになるRegulationが嫌やけどな。わいは最近MSを買い増したで。MSはクレジットリスクは無いし、巨大な手数料で稼ぐマシーンとなっとるんや。安定した成長があって、そこに議論の余地はないんや。わいらはここで人より賢くなって出しぬこうとか、そんなことを思う必要はないんや。シンプルでええんや。
あとは生活消費財の会社もええかもしれんな。やけどこの分野はええ会社を見つけるのが難しいんやけどな。やけど例えばCroloxとかでええんや。めちゃめちゃ素晴らしくやっとるわけじゃなくても関係ないんや。これからも上にいくと思うで。それがマーケットでおこっとること、そしてこれからおこることなんや。ちなみに他にもええ株がいっぱいあって、例えばここのところずっとわいが言うとったEli Lillyや。CNBC Investing Clubでずっと言うとったんや。例え昨日と今日の上昇分があったって、株価が$279まで来たって、売る理由なんかないんや。
結論やが、わいの意見はもはや関係ないんや。ウォール街はもうプレイブックがあるんや。もしそれに反対しようものならあなたは罰せられるで。だからFedに逆らうなという金言があるんや。そして株式市場にも逆らわんようにするんや。
ナスダックが駄々下がりでしたね。。
記事に価値を感じていただけた場合、Amazon JapanもしくはPayPal経由で投げ銭いただけると励みになります。
応援よろしくお願いします。