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【ジム・クレイマー】株価が下落したから買い始めたい!?ボトムはいつ来るのか!?10のチェックリスト!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの1/6のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日はマーケットは-0.47%、SP500は-0.1%、そしてナスダックは-0.13%やったんや。マーケットはここのところ下落しとるが、このマーケットはいつボトムをつけるんや?見せかけのボトムじゃなくて真のボトムや。どうやったらマーケットの真のボトムをつかめるんや?皆、今この疑問を持っとることやろう。わいはこの問題について40年間取り組んできたんや。その過程でわいはボトムをつけるときのチェックリストを作ることができたんや。ここから投資を再開することができるというボトムのありかや。

 

わいがここでボトムと呼んどるのは、大きな下落の後のボトムや。株価が大きく下落しとる時というのは、後から振り返ると素晴らしい買いの好機を提供しとることが多いんや。ボトム近辺で株を買えたらそこから大きなゲインが得られるんや。どうやってそのボトムを判断すればええかというのが大事なのがわかるやろう?わいのチェックリストを一つずつ見ていこうやないか。わいが株を買い始めた1979年以降だったら、このチェックリストを満たした時はだいたいボトムやったんや。

 

まず第一に、十分なネガティブさが市場に蔓延しとるかどうかや。胃が痛くなるようなやつや。2020年のパンデミックの時のボトムの際には、多くの人が様々なポートフォリオの死について口々に喚いていて阿鼻叫喚やったんや。ちょっと誇張して言うたが、雰囲気としては本当にそんな感じや。多くのマネーマネジャーがめちゃめちゃ悲観しとったんや。そういう時にボトムが来るんやが、今はそこまでのネガティブさは全然ない状況や。逆にマネーマネジャーはポジティブなことをしゃべっとるぐらいや。まだまだセンチメント・ボトムを形成するような悲観的なネガティブさは見られないんや。まだまだ自信、楽観がマーケットに蔓延しとるで。

 

第二に、マーケットは売られすぎてるかどうかということや。めちゃめちゃ売られすぎとったらボトムが近いで。やけど今のマーケットはまだそんなことはないんや。実際わいがちょくちょく言うとるS&Pオシレーターは下手したらまだ買われすぎとさえ出とるんや。+3や。テクノロジー株だけを見たら下がっとるように見えるやろうが、多くの巨大な買いがテクノロジー株以外の株に入っとるからや。わいはここのところいつも強調しとるが、2022年というのは利益を出しとる会社に集中するんや。そしてそういう会社の株は実は、買われすぎレベルにあったりするんや。テクノロジー株だけを見たら大きく売られとるんやけどな。やけどこの項目も、ノーや。

 

第三に、アナリストが匙を投げとるかどうかや。ボトムをつける前はアナリストもあきらめ気味になるんやが、今は全然そんなことないで。AdobeもSalesforceもダウングレードがあったが、誰も気にしてないんや。目標株価のカットも極端なものじゃなくて、だいたい今の株価の動きにあっとる感じなんや。大きなボトムの前と言うのは、アナリストがめちゃ悲観的になっとったりするんや。今はまだそんな段階じゃないで。やからこの項目も、ノーや。

 

第四に、大きなモメンタム株の投資家が大打撃をうけとるかどうかや。今のマーケットのナンバーワンのモメンタム投資家はキャシーウッドや。ARK社や。キャシーウッドは2020年はベストな銘柄選択の達人やったが、2021年はそうじゃなかったんや。彼女はまだまだ彼女のやり方を貫いとって、まあモメンタム投資家というのは往々にして姿勢を変えたり改めたりしないものなんやが、ARKの旗艦ETFのARKKは最も醜い動きをしとるETFの一つにはなっとる。そういう意味ではこの項目はチェックや。やけどキャシーウッドは今、全然タオルを投げるという感じではないで。それどころがミーム株のゲームストップが、今時間で株価が噴いとるよな。仮想通貨とNFTの市場に参入するんやないかというニュースが出たからや。そういう意味では全然打撃が足らんともいえるが、まあでもこの項目はチェックをつけておこう。

 

第五にこの下落を引き起こしとるイベントはシステミックなリスクをもたらすかどうかや。わいは今システテミック・リスクがあるとは思わんで。やけど一つ火種があるとすれば、わいらはボトムを見るためには多くのマネーマネジャーの阿鼻叫喚を聞きたいわけやが、やっぱり皆インフレの過熱と、それにもしかしたら過剰反応するんやないかというFedが怖いんや。その怖れが現実のものになるんやったら、それはシステミックリスクと言えなくもない状況になってくる可能性もまだあるんや。今は全然違うが、チェックにしとこうやないか。わいは全然大丈夫やと思うけどな。確かにインフレが今はあるが、正しく扱えばええはずや。やけどもしかしたらインフレを恐れとる人が正しいかもしれん。まだまだ10年債利回りは1.7%、20年債利回りは1.2%と、歴史的に超低い水準やからな。ここまでの5項目でチェックは2つだけや。グレイトとは言えんで。

 

第六に、IPOマーケットが閉まるかどうかや。IPOは新しい株の供給でマーケットをじゃぶじゃぶにするんや。ごみのようなIPOとSPACでどれだけ株が希釈されとるか。やけど今はもしかしたら、このIPOウィンドウは閉じようとしとるかもしれんな。比較的ええ会社でもIPOを止めたり延期したりするニュースが出て来とるで。Forever 21とかjuicy Coutureとかな。ということでこれはチェックかな。

 

第七に、いい決算がマーケットを救うかどうかや。今日はConstellation BrandsとBBBYとConagraの決算発表があったが、別にこれらの決算が大勢を変えたということはないで。来週の後半から本格的に決算シーズンがはじまるまでこれについてはわからんから、クエスチョンマークをつけとこうやないか。

 

第八に、株価は十分下落したから皆が横においとった新しいお金の流れが株式市場に流れ込んどるかということや。わいはこの質問の答えに関してはノーやと思うで。確かにナスダックは高値から下がっとるが、ダウはそんなことはないんや。株式市場全体がボトムをつけるには、全ての指数が下がらんとあかんのや。

 

第九に、株価の下落の主要因を変えるようなことがあるかどうかや。今なんでマーケットが下がっとるかというと、インフレを怖れたFedが金融引き締めをしとるからや。もしオミクロンの影響とかでインフレに対して思っとるよりもソフトな数字が出たりしたら、状況は変わってくるやろうが、まだわいらはその段階やないで。良いニュースとしてはたぶんオミクロン株は早晩ピークをつけるやろう。わいは今月末までには、と思っとるで。このことはインフレに戦うのに重要やで。ということでこの項目はクエスチョンマークをつけとこうやないか。

 

最後に、Fedを忘れて、それ以外で政府が株式市場の助けになっとるのか、障害になっとるのかという点や。わいはこの点に関しては心配してないんや。ということでどの項目にチェックが入ってどれに入ってないかを見ると、ボトムをつけるにはまだまだ、まだまだ遠いと見えるで。チェックの数が少なすぎるんや。やけどだからといって株を買えないわけではないで。よく選択して下がっていくところを少しずつ買っていくんや。わいのファンドでもそういうことを視野に入れとるで。まだアグレッシブに買いに入るのは早いと思っとるけどな。

 

結論やが、チェックリストを見ると、まだボトムの議論には早すぎるんや。まだまだ痛みを感じることがないと、皆が待ちわびとるボトムは来ないんや。

 

 

金利もまだ上昇してないですもんね。

 

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