こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/10のMad Moneyはどうだったでしょうか。
株式市場がどんどん落ちるのを指を咥えて見とったらあかんのや。何かせんとあかんのや。ウォーレンバフェットはこう言うとる。野球と違って株式市場には見逃し三振はないんやと。わいはこの言葉はある程度正しいと思うんや。債券金利は上がってきたとはいえ、まだまだ低い水準や。そういう状態の時は、今日のような下落の日には何かを見つけてすくなくとも少しはお金を株式市場にいれんとあかんと思うんや。今日はダウは-0.45%、SP500は-0.14%、そしてナスダックは日中の下落からものすごいカムバックを見せて+0.05%やったんや。
なんでこういう株式市場が下落したディップの時に株を買うことを検討して、実際少しは買わんとあかんのや?いくつかの理由があるから言っていこうやないか。まず第一に、株価が下がっとる時というのは高い株価を追わんでええからや。もしあなたがいい投資家でいたかったら、買値はできるだけ低くないとあかんのや。当たり前のことや。今は少なくとも一週間とか二週間前よりは株価は下がっとる。今朝とかもマーケットはフリーフォールやったやろ。ナスダックとか醜かったやろ。こういう醜い時にナスダックを買わんとあかんのや。そういう意味ではバフェットの言葉は間違っとるかもしれん。株式市場に見逃し三振はないというが、株式市場にはつかめなかった買いの好機は山ほどあるで。今朝のナスダックのような大きな下落を何をせずにやりすごしたら、それは見逃し三振をするようなものや。特にこの日のようにナスダックはが下落から戻ったらなおさらや。
多くの人はどんどん上がっていくマーケットに乗ろうとするんや。上がりに乗り遅れるのが怖いという感情があるんや。高値で買って、より高値で売るということをやるんや。やけどそうやろうとすると、時には高値で買った後に株価がクラッシュして売れなくなったりするんや。一方例えば今買えば、少なくともめちゃくちゃな高値圏で買うということは避けられるんや。多くのナスダックの株が数週間で大きく下落しとるわけやから。こういう時に買うんや。例えここからまだまだ下がろうとも、高値圏ではもはや買ってないんや。そうやろ?わいのファンドも今日いくつかの株を買い増ししたが(DHRとAMDとMRVLを買い増ししていました)、醜い時に拾っておこうという規律にのっとったものや。もしクオリティーが高い株が大きく落ちたら、規律をもって拾うんや。特にベストな株を醜い時に買うのがええんや。
第二の理由なんやが、Adobe株の上昇や。そもそもこのテクノロジー株の醜い動きを先導したのはAdobeだったよな。2500億ドルのソフトウェアの巨人や。株価はどんどん下がって醜くて今朝もそうやったんやが、$497まで下がったりしたんやが、やけどなんと今日、するすると株価が上がって、なんと終値で+2.96%のプラスだったんや。この会社は12月に決算を発表したが大きく儲けとるんや。やけど株価はやられて他のテクノロジー株も下落で続いて、1/4にはUBSが、売り上げがスローダウンするんやないかということでダウングレードしたりもしとるんや。わいはUBSの意見は必ずしも正しいわけではないと思うで。決算後にCEOのシャンタヌに来てもらって話を聞いたが、彼は多くの良いことを言ってくれたで。彼はスローダウンがあるとは言ってなかったで。わいはUBSよりも彼の言うことを信じるで。
確かにパーフェクトではないやろう。やけど$500を切っとるAdobe株と数か月前の$680のAdobe株は全然違う株なんや。言い換えると、株価が大事なんや。いろんなバリュエーションの方法が株価にはあるが、とにかく取得単価が大事なんや。わいはAdobe株が今日上昇に転じたのを別に驚かんで。ここまでどれぐらいでトレードされてきたかを見ると、今歴史的にも割安や。仮にUBSのダウングレードが正しくても、今買うということは、一昔前に買うよりも全然ええ株価で買えるんや。買値が大事なんや。そしてそれが今安いんや。
第三に賢い人たちがどんどんアクションをおこしとるということや。株価の下落がいろんなところでバーゲンを生んどるんや。会社を評価するには二つの方法があるんや。一つは株主がどれぐらいの株価をつけるのかということ。もう一つは他のライバル会社がその会社の価値をどう評価しとるのかということや。今日はTake Two InteractiveがZyngaを買収したというニュースが出たよな。Zyngaは去年どんどん株価が下がっとて、$11が$6になっとったんや。わいはビデオゲームの業界はシンプルに競争が激しくなりすぎとると思うで。特にモバイルゲームの分野はな。やけど今日Take TwoがZyngaを買ったんや。127億ドルや。株価としては先週の終値より64%もプレミアムがついとるんや。だからこんな地合いの日にもかかわらずZyngaは今日40%も上がったんや。
今朝Take TwoのCEOのStrauss Zelnickに話を聞いたら、この買収のええところを嬉々として語っとったで。だからこんなに高値でもZyngaを買ったんや。株主がつけとった価値は、おそらく多くの株主よりも事情に精通しとるであろうプロが見た時に、安すぎると映ったんや。Take Twoは-13%も株価が下落したんやが、わいはStraussを信じるで。賢い人たちがアクションをおこしとるんや。
第四に、株式市場は債券金利と結びついとるということや。ということは、債券金利が上がって株式市場は下がっとるが、その逆も簡単にあり得るということや。債券金利の上昇がひと段落したら、株式市場は息を吹き返すということや。そして債券金利というのはきれいに一直線に一方向には進まんのや。上がったと思ったらオーバーシュートしてちょっとは下がる、そういう動きをするもんなんや。だからディップを買うということがワークするんや。きれいにずっと債券金利が上がり続けると思っとる人は、債券がどのように動くのかを良く知らん人やろう。
第五に、下落の最中に真っ先にボトムをつけるような株、例えば食品株とか製薬株とか消費者製品株とか、そういうのが今朝、良く株価が回復したんや。わいはそれを見て、全てが下がる相場は終わったと思ったんや。そういう株は必ずしもマーケットのボトムを作り出すわけではないが、やけどこういう株がボトムをつけんことには他の株は下げ止まらんのや。わいは今回、こういう株が本当に下げ止まるのか、実は心配しとったんや。なぜならどの分野もサプライチェーンの問題を抱えとるからな。あとは原材料コストの高騰の問題も抱えとるからな。やけどいまこういう株がワークしとるんや。
まだまだ全てがここから上がると言っているわけではないで。まだまだ不安材料はあるで。例えば、多くのここまで勝者だった工業株は株価が下がってきてないで。今までやられた株が回復するには、こういう今までの勝者株は少しは下がる必要があるで。後、わいは銀行株の動きが好きやないで。決算を前に株価が高くなりすぎとると感じるで。ホットになりすぎとるんや。こういう状況やと決算でCEOはよっぽどな業績のブレイクアウトが待っとると言わんとあかんで。やけど往々にして銀行家はテクノロジー株のCEOと違って、そういうブレイクアウトの見通しをしゃあしゃあと言ったりはせんのや。
最後に、フィンテック株は全然下げ止まってないで。ボトムを見つけれてないで。わいのファンドがPayPalを持っとることを知っとるやろ。ここまではPayPal株はうまくいってなくて、わいは株価の下落に怯えとるわけやが、メジャーな下落が終わる株価はいつかという問題は、まだまだ今やないと言わざるを得ないで。
結論やが、もし明日マーケットが下落で開いたら、何か買う株を探すんや。もしマーケットが上昇で開いたら、そしたら買い増すのはやめてマーケットを見守るんや。やけどナスダックが例えばここ3カ月の底値に来たんやったら、その時は何かは買わんとあかんのやで。なぜならこんな下落は永遠には続かんのやから。
NVDAをSNOWを買い増してみました。震えながら。
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