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【ジム・クレイマー】株式投資のための25のルール その6:ホームワークをしよう。【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。株式投資の際に大事なルールとして、ジム・クレイマーが25個あげているので、一つずつ見ていきましょう。

ジム・クレイマーの株式投資のための25のルール、その6は、「ホームワークをしよう。」です。ジム・クレイマーの株式投資大作戦という本の中にも書かれています。

 

わいの子供はいつも学校の宿題をやりたがらんかった。彼女らはそれらを自分に対する罰かなんかやと思っとった。まあ時々宿題で何をやっとるのか覗いてみると彼らの気持ちがわからんでもない宿題もあった。なぜ彼女らは宿題をやらんとあかんかったんや?それが彼女らの後々の人生にどう役になっとるんや?こういう態度はもちろん親としてはひどいもので、わいは普通に彼女らにええ成績をとってほしかったから彼女らを励ましながら宿題をやらせたんや。後々なにになりたいかわからんから、成績がええにこしたことはないやろう?

 

さて、わいが株式投資についてホームワークをしようというと、皆子供時代に自分がやらされた学校の宿題のようなことをやらんとあかんと思ってしまうんや。Starbucksのカンファレンスコールを聞こうぜ、とか、Netflixについてアナリストの意見を聞こうぜ、とか、そういうことを言うと、皆やりたくないと思ってしまうんや。わいが古い時代の教師のように、各々の忙しい生活の合間を縫ってがつがつ勉強せんとあかんと言っとるように聞こえてしまうんや。

 

ホームワークをしたがらない人は、次の二つの考えに侵されとるんや。1.ホームワークなんかしなくても、長期で見ればどうせ株は上がるんでしょ?バイ・アンド・ホールドをしておけばいいじゃない。2.ホームワークをする時間も勤勉性も自分にはないんだ。

 

後者のポイント2については、時間が無いと言う人には、わいは誰しも忙しいから時間が無いと言えると思うが、もしそうならややこしいことは人に任せてしまえばええんや。多くのええ金融のプロがいろんな発信をしとるわけやから、例えばあなた自身がバランスシートの詳細を読み込む時間が無くても、もしくは他の解析でも、お金をもらってやっとるプロがこの世にはおるんや。そういうことにも目を通す時間がないというのなら、悪いことは言わない、インデックスファンドを買うか、投資信託を買ってその運用報告書をチェックすることにとどめとくんや。個別株を買わんでええで。

 

大事なのは前者のポイント1や。このバイ・アンド・ホールドのコンセプトや。1990年に主流となったこのコンセプトやが、どの株でも長期で持てば報われると、いったい誰が保証してくれるんや?わいにはさっぱりわからんで。そんなのただのフィクションであり妄想や。現実はそんなに甘くないで。株式は紙切れになることもあるんやから。仮に本当に信頼できる政府機関や組織があって、後悔するにふさわしいだけの企業だけを厳選して株式公開を許可して、どれだけ利益を上げてバランスシートがどれほど強固なのかを証明してくれるなら、バイ・アンド・ホールドもええかもしれんが、現実は違うやろ?実際は誰でも自由に株式を新規公開で売り出せるし、公開の条件もわいからしたらあまりに緩いんや。だから投資家の方で自衛するしかないんや。だからわいはいつも言うんや。バイ・アンド・ホールドをやめて、バイ・アンド・ホームワークをしてください、と。カンファレンスコールを聞いてください、と。会社のウェブサイトに言ってアナウンスを見てください、と。アナリストのレポートに目を通してください、と。ニュースもチェックしてください、と。

 

今より多くの情報が出回っとる時代は過去になかったんや。今はオンライン上で全ての情報が手に入るで。文字通り全てや。昔と比べると雲泥の差で、もはやあなたには情報の無さを言い訳にする余地は微塵もないんや。その情報を使うかどうか、それがあなたのホームワークしだいなところなんや。もしあなたがバイ・アンド・ホールドの姿勢で株を買った後にほったらかしにしておいたら、あなたは他のええ研究をしとる投資家に負けるで。インデックスファンドにも負けるで。それは保証するで。バイ・アンド・ホールドじゃなくて、バイ・アンド・ホームワークをするんや。

 

もしあなたがホームワークをしないんやったら、個別株に投資することはやめるんや。きっといずれどこかで躓いて、長期間持っても期待したような成果があがらないどころか、損失が膨らむこともあり得るで。株を買った時には優良企業だった会社が、時がたつにつれてそうでなくなってしまうケースは多くあるんや。ホームワークをすればそれがわかるんや。ホームワークの狙いは、将来立ち直りができない企業を見極めて、いつ手放すかのめどを得るところにあるんや。大事なのは近い将来化ける可能性のあるホットな銘柄をいち早く見つけ出すことではなくて、ポーロフォリオ全体を傷つけかねないダメな株から身を守ることにあるんやで。

 

 

いい言葉です。

 

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