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【ジム・クレイマー】株式投資のための25のルール その7:パニックは一文の得にもならない。【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。株式投資の際に大事なルールとして、ジム・クレイマーが25個あげているので、一つずつ見ていきましょう。

ジム・クレイマーの株式投資のための25のルール、その7は、「パニックは一文の得にもならない。」です。ジム・クレイマーの株式投資大作戦という本の中にも書かれています。

 

あなたは何度も何度も見とるはずや。株式市場が急落する様を。人々が下落に耐えきれずに持ち株をどんどん手放して、株式市場が更に下落する様を。人々が痛みに耐えきれない様子を。それらの背後にあるのがパニックや。パニックというのは例えば物理的にわいらの身に危険が迫ってきたりしたらわいらを救ってくれる可能性のある本能なんや。やけど株式市場ではパニックになることでお金が儲かることは皆無なんや。やからわいは、「パニックは一文の得にもならない」という言葉を言うんや。

 

2010年にFlash Crashがおこった時、わいは番組に出とったんやが、ダウは30分もたたないうちにいきなり900ポイントも下落した時があったんや。わいはテレビのモニターを見とって、落ちていく株価を見て、現実におこっとることが信じられんかったんや。人々は皆株を投げ売っとって、その理由は単に他の全ての人が株を投げ売っとるからというものやったんや。これが教科書的なパニックの動きや。わいはその時に番組で、逆に、それぞれお気に入りの株を逆指値で買い注文をいれるように言ったんや。結果はどうなったかって?わいは未だに多くの人に、この時の的確なアドバイスについて感謝されるんや。やけどわいが冷静にそういうことができたのも、「パニックは一文の得にもならない」と知っとったからや。知っていれば逆に儲ける方に回れるかもしれんのや。

 

同じことが2016年にもあったで。ダウが二日間で1000ポイントも売られたんや。わいは同じように、下がっところで逆指値で株を買うように人々に言うたんや。そして実際にわいのファンドも買ったんや。そしてわいはこの時も皆のパニックをうまく使うことができたんや。次にウォール街でパニックが起こった時、わいはあなたにも同じことをしてほしいんや。パニックで動いとる市場の逆をとったらどうなるのか考えてほしいんや。セクター別でもええが、激しく下がっとるところがあれば、ちょっと買ってみてもええかもしれんなと考えるんや。パニックの最中、もしくは収まり際がええ買い場になることが多いんや。誤解せんとってほしいんやが、パニック売りの全てが長期的に大丈夫な買い場になると言っとるわけではないで。わいが言っとるのはでもパニック売りの後でバウンスがこないことは稀やということや。

 

最悪なのはパニックに飲み込まれてしまうことや。最悪の局面で敗走する群衆と行動を共にしたら、決していい条件で株を処分することなんかできないんや。処分した瞬間は苦しみから解き放たれて、やれやれ、と一息付けるかもしれんが、苦しみから逃れられたと思ってもこうした売りは間違いであることが多いんや。わいがヘッジファンドを運用しとったころ、年末になると追い詰められてやった全ての売り取引を丹念に見返したものや。わいは何万回、何十万回の売買経験を基にものを言っとるんやで。驚いたことにわいが狼狽売りした銘柄は、翌日にはそのほとんどが上がっとったんや。一週間後にはかなり上昇しとる銘柄も多かった。もちろんこれらの銘柄の中には、一か月後、三か月後にはまた更に下落しとる銘柄も多かったから、わいは銘柄を持ち続けろと言っとるわけではない。言いたいのは、パニックになった時は売りを実行するタイミングとして賢明ではないということや。我慢強く待って、落ち着いて売りを実行する方が常にといっていいほど、よりいい結果をもたらすんや。確実なものがほとんどない株式投資の世界の中で、これだけは確かなんや。

 

もちろんこれらの銘柄の中には、一か月後、三か月後にはまた更に下落しとる銘柄も多かったから、わいは銘柄を持ち続けろと言っとるわけではない。言いたいのは、パニックになった時は売りを実行するタイミングとして賢明ではないということや。我慢強く待って、落ち着いて売りを実行する方が常にといっていいほど、よりいい結果をもたらすんや。確実なものがほとんどない株式投資の世界の中で、これだけは確かなんや。パニックは下げ相場のはじめや半ばではなく、最終局面で襲ってくることが多い。それまでなんとか踏みとどまろうと頑張っていた多くの投資家が、もう駄目だと降伏した瞬間にパニックがおこるんや。その結果狼狽売りのピークはほぼ相場のボトムに対応してしまうことが多いということや。

 

もしあなたが私の考えや経験則を信じたくないなら、それでも構わないから、一つだけお願いがある。今度あなたがパニックに襲われて投げ売りしたい局面を迎えたら、わいの元ワイフでわいが投資の女神と崇めとる人のやり方である、「生贄の乙女を噴火口に投げ入れよ」を試してみてほしい。つまり、保有銘柄全部を叩き売るようなことは思いとどまって、一つだけ生贄を選んでそれを売ってみて、それで様子を見てほしい。きっとそのおかげで残りの銘柄は救われるはずや。目的はゲームに参加し続けることにあるんや。我慢して持ち続けた挙句、パニックで大底で全てを手放すことだけは無いようにしてほしいんや。

 

 

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