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【ジム・クレイマー】皆の注目がまたインフレに戻ってくるかもしれん!儲かった人はそれを一部分でも利確する準備をしておくんや!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの2/25のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

ウォール街は何週間もずっと、ロシアがウクライナに攻め入るんやないかと心配しとったんや。その期間どんどん株式市場が下落したわけや。やけどいざ戦闘が本格的に始まったら株価が上がりだすやって?そんなことあるんか?昨日午前の落ち込みから大きく回復して、今日も続伸するなんてことがあり得るんか?やけどそれが現実なんや。今日はダウは+2.51%、SP500は2.24%、そしてナスダックは+1.64%と、続伸の日になったんや。なんでこんなに上がるんや?ウクライナの状況は本当に恐ろしく悲惨やで?マーケットには心がないんか?

 

マーケットは悲惨さに必ずしも寄り添って動くものじゃないで。ウォール街はでも戦争は終わってほしいんや。なぜならウォール街が一番好きなもの、それは確実性やからや。不確実さをウォール街は極度に嫌うんや。そして不幸にも、ロシアとウクライナの状況は一方的なんや。ロシアがウクライナに侵攻したら結論は疑いなく一つしかないような状況なんや。プーチンはウクライナに対して圧倒的な武力を持っとるわけやからな。そして今株式市場でブルが上がっていくにつれ、不確実性はどんどん無くなっていっとるんや。これが上がる要因の一つや。昨日言うたようにリセッション予測というのももちろんあるんやけどな。

 

しかしラリーウィリアムズはすごいな。まだまだプーチンが攻め入る前から、特定のチャートだけでマーケットのボトム形成を予想したんや。あの下落の真っ最中にやで。誰もこんなに上がるとは思ってない時にやで。まあでももちろん、ここからどうなるのか、それは別で考えんとあかん。わいのファンドは実際今日はちょこちょこ利確したんや。もし来週株式市場が下落してもええようにな。なぜなら来週はもうウクライナの状況がメイントピックやなくて、またまたインフレの過熱がメイントピックに上がってくると思うからや。

 

来週Fedのパウエル議長は二回演説する機会があるで。そして金曜日は雇用統計の発表があるんや。この三つの出来事で、やっぱり皆の目がインフレに再度向くと思うんや。今のマーケットはロシア・ウクライナとインフレという二つの心配事を同時に咀嚼しようとしとるわけやが、今週はロシア・ウクライナの週やった。来週はインフレの週に戻るやろう。幸運にも、ここ二日間の株式市場の上昇を持ってしても、まだまだマーケットは売られすぎの状態や。やけど不幸にも、インフレの過熱ぶりは今めちゃめちゃひどいんや。パウエル議長は経済を壊したくはないやろうが、今のこの40年以上ぶりというインフレを恒常的にシステムの中に組み込みたくは絶対ないやろう。

 

来週は他に何があるんや?マクロのことを置いておくと、来週は注目決算がいっぱいあるで。月曜日はWorkday、HP、Zoom videoの決算発表があるんや。これら三者三様の会社の決算発表でだいたいテクノロジー会社が今どれぐらい良くやっとるのかわかるかもしれんで。HPのようなコンピューター会社はそれはそれはひどいサプライチェーン問題を抱えとるんや。Dellの決算見たか?業績が悪いのは部品が手に入らないからや。今日8%も下がっとるが、これは需要が低いからやないんやで。

 

Workdayは別の問題があるんや。バリュエーションが高い、という問題や。ZSの決算見たか?それほど悪い決算やなかったけど、でもバリュエーションの高さに見合ったとびきりええ数字でもなかったやろ?だから今日15%以上も下がっとるわけや。WDAYもどびきりええ数字やなかったら売られるかもしれんで。後はZoomやが、パンデミックがおさまっとるがこの会社はどうなっとるのか、心配や。注目しようやないか。

 

火曜日はまずTargetの決算発表があるで。ここまで大きく下がって来たが、今日は+4%とええ上がりを見せとる。これこそがTarget株の真の動きや。彼らがビジネスは素晴らしくやっとると言うのか、サプライチェーン問題で在庫不足に悩まされとったり値上げに苦しめられとったりするのか、や。今週Lowsは前者でHome Depotは後者やったんや。Lowesは株価が上昇してHome Depotは株価が壊れたんや。Targetがどっちのパターンになるのか、さいころを振るようなわからなさや。ということでTargetよりもわいは火曜日に決算発表があるKohl'sの方により賭けてみたいんやが、こっちはこっちで買収ターゲットになっとって予想しにくいんや。業績がどうかに注目や。

 

火曜日は更にDonimo Pizzaの決算発表があるで。多くのレストラン株と同様に株価は最近下がっとるんやが、めちゃめちゃ素晴らしくやっとるというよりは安定したビジネスをやっとるんや。もし今回の決算でええ数字を発表せんかったら、投資家はこの株はCOVID時代の勝者やったんやなと決めつけてしまうやろう。Post-COVIDではあかんのやないかと思われるやろう。例えCOVID関係なく長年株価が上がって来とったとしても、や。ちなみにわいはそうなってもその見方には反対するで。

 

火曜日は更にSalesforceの発表があるで。他のハイフライングな株と共に大きく下がって来たんやが、わいのファンドは持っとるで。素晴らしい利益を出しとってキャッシュフローが素晴らしい会社や。わいはもしかしたら売り浴びせは終わったというか、やられすぎやと思うで。まあわいはこの株が$8の時から買っとるんやけどな。

 

水曜日は興味深いで。まずDollar Treeの決算発表があるで。この会社はアクティビスト投資家からずっと圧力を受け続けとるんや。彼らは経営力が気に入らんのや。最近の株価の動きは結構悪くないんやけどな。わいはこの会社は勝者やと思うで。COVIDの時の援助金とかもなくなって、子供のTax Creditも入らんくなって、安い店がええ風になると思うで。そして水曜日はさっき言うたようにパウエル議長が下院議員としゃべるんやが、利上げの速度と回数について何か示唆することがあるのかどうか、もしくは口を濁すのか。わいは何かメジャーなポリシーのアナウンスメントをすることはないと思うがな。パウエルは木曜日には上院の銀行委員会でしゃべるんや。こちらも注目や。

 

水曜日は更に、今のマーケットでバリュエーションが高い二つの会社の決算発表があるで。OktaとSnowflakeや。これはタフかもしれんな。わいはOktaの決算に関してはよくわからんで。経営陣が入れ替わったり多くの動きを最近やっとるがそれがええ事がどうか、や。Snowflakeはまだまだハイマルティプルを保っとるわけやが、それを支えるのが素晴らしいビジネスモデルや。CEOのFrank Slootmanは今の時代の誰よりも多くのお金を投資家に儲けさせとるんや。やけどまだまだイーロンマスクみたいに有名やないで。わいはしかし彼は新しいクラウドのキングやと思うんや。

 

インフレの過熱はスーパーマーケットを直撃しとるはずや。木曜日はKrogerの決算発表があるが、この最も大きなスーパーが何を言うのか注目しようやないか。この会社はずっと惨めな業績やったんやが、COVIDのパンデミック中は安定した数字を出しとったんや。やけどやっぱりわいはコストの上昇が心配や。それに対して消費者の満足度がどのように変わっとるのか、や。消費者にコスト増を押し付けんかったら会社のマージンが痛めつけられるからな。

 

木曜日は更にBest Buyの決算発表があるで。前に決算は失望をよんだんや。マージンが圧力をうけとったからな。もしかしたらこの決算はturn aroundが成し遂げられとるかもしれんくて、この会社はとてもよく経営されとる会社なんやが、やけどCOVIDがおさまって皆外出したいのに、大きなスクリーンのテレビを買いたいか?という問題があるわな。ここまで株価は大きく下がってきたから、数字が良ければ株価は上がるやろうが、もっとええ株が他にあるかもしれんで。そうや、もっとええ株と言えば、同じ木曜日に決算発表があるCostcoや。わいはCostcoという店自体も好きやし、Costcoの決算も好きやし、やからわいのファンドはCostco株を持っとるんや。持ち株の中でもわいのお気に入りの株や。メンバーシップ料金の値上げがあるのかどうか。特別配当はどうなのか。もしどちらか一つでも発表されんかったら株価が下がるかもしれんやって?下がったら下がったで、なんてええ買い場なんやということになるで。もし決算後に株価が下落したら買うんや。

 

金曜日は冒頭で言うたように、雇用統計の発表があるで。平均時給がまだまだ伸びとるのかどうかに注目しとる。もしそれがレッドホットやったら、もし水曜日とか木曜日のパウエル議長の演説がハト派やったら、ハト派すぎるんやないかという風に言われるやろう。兼ね合いが注目や。さて、金曜日はCNBC Investing Clubのmonthly meetingをやるんや。今石油業界で最もパワフルな男、Rick Muncriefに来てもらうんや。Devon EnergyのCEOや。わいのファンドはDevon株を持っとるが、大きな勝者になっとる。去年のSP500のベストな株がDevonやったんやで。今年もそれを繰り返そうとしとるんや。どうやって?本当にできるの?そう思う人もいるかもしれんが、Mancriefやで。すごい男なんやで。ロシア・ウクライナの状況でどうなるのか?パーミアン盆地は今どんな感じなのか?わいと一緒に聞いてみようやないか。

 

結論やが、来週は皆の注目がウクライナからまたインフレに戻ってくるかもしれん。今週の上がりで儲かった人はそれを一部分でも利確する準備をしておくんや。

 

 

来週はインフレ・フォーカスに戻るとしたら嫌だな。。

 

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