こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの2/25のMad Moneyはどうだったでしょうか。
Fedの金融引き締めで景気後退が引き起こされたら、経済のスローダウンで良くやる株を持っとくのがええやろ。そういう株の一つが食品株とか飲料株なんや。これらの会社の多くは上昇するコストに苦しんどるわけやが、やけどまだまだつよい需要があるんや。そして良く経営されとるこれらの業界の会社は、上がったコストを消費者に転嫁できるプライシングパワーがあるんや。食品会社、飲料会社は注目やで。今夜は、サントリーのことを聞いてみようやないか。日本の食品・飲料会社や。2014年にあのJim Beamの素晴らしい買収があってからというもの、アルコールビジネスが好調なんや。今日はCEOのTaku Niinamiに来てもらったで。Mr. Niinami、Mad Moneyへようこそ。
この番組に出れてグレイトです。
この間の決算は素晴らしかったよな。このタフなビジネスの中でいい数字を出せるのはなんでや?
いい決算を発表できた要因はまずは自分たちの全ての商品においてクオリティーが上がっているからです。そのために傘下のブランドに大きな投資をしています。それぞれのブランドの中でのリーダーシップが素晴らしいのです。私たちはアメリカだけにフォーカスしているのではなく、インドや東南アジアにも注力していますし、ヨーロッパでもいい仕事をできていると思います。
わいは今Jim Beamのボトルをもっとるわけやが、このブランドはバーボンとして世界で最も売れとるものの一つやろう。なぜこのブランドが世界中で愛される成功例になっとると思う?
要因は二つあります。一つ目はクオリティーを上げることができているということです。ケンタッキーの人々と日本の人々で共同研究をして、east meets westの精神で、品質向上のプログラムを立ち上げて頑張っているのです。二つ目は、ブランド力を高めるプログラムを立ち上げたことです。Jim Beamはまだまだその本物さを売れると思ったのです。ここまでの長い歴史は世界中の人たちにとってとても重要なのです。加えて私たちがオペレートしている全ての地域で、ハイボールプログラムを立ち上げました。そのことで飲み手としてより女性を多く取り込むことが重要だと思っているのです。ハイボールはそのフレッシュさから、女性にうけるのです。
なるほどな。それは素晴らしいな。わいは加えてMixture drinkも好きやで。後から混ぜる原液をうるんやなくて、もう混ざっとるアルコール飲料を売るやつや。クラシックに自分であれこれ混ぜるより、あなたの飲料の方がハイクオリティーでええということが皆わかってきたんやないか。もう混ぜとる飲料をどんどん売っていくというのはあなたのアイディアなんか?
日本ではすでに混ざっていて開けたらすぐ飲める飲料が一般的です。スピリッツとソフトドリンクがさわやかに混ざっているのです。On The Rocks Premium Cocktailsという会社も買収しました。これはわが社と他の会社を分ける大きな要素になっています。COVIDもあり、皆家で飲むことが増えました。そしてそういう状況の中で皆家でカクテルも飲みたいのです。そしてそのカクテルのクオリティーは素晴らしくなければいけません。だから私たちはOTRプロジェクトを立ち上げて、今とてもうまくいっていると思います。
プレミアム化についてちょっと話したいんや。あなたの会社はBasil Haydenというバーボンのブランドの価値をどんどん高めるのに成功しとるよな。こういうハイブランドにとって実は値段はそんなに重要ではなくて、消費者は値が嵩んでも買うということがわかったよな。あなたはいつ、どうやって値上げをやっても大丈夫でワークすると思ったんや?
はい、去年の10月に値上げをすると決定しました。ケンタッキーの人たちは全力を尽くして質の向上を目指してきました。そのクオリティーの高さから自分たちは値上げをしても大丈夫でより素晴らしく認知されると思ったのです。だから値上げをしたのです。
日本のシングルモルツはベストな評判を獲得しとるが、値段はスーパープレミアムがついとるな。あなたの会社は十分量生産できとるんか?
日本のウイスキーに関して製造に問題はありません。ただ日本で作るものも、ものによってはサプライチェーン問題があって中国からいろいろ輸入しなければいけない場合もあり、その場合はコストが嵩みます。
最後の質問やが、あなたのサイズの会社でもESGに気を配ってない会社もあるんやが、あなたは違うよな。きれいな水を守る活動をしとるよな。環境を守るために何ができると思うんや?他の会社にどうしてほしいんや?
私たちが素晴らしい質の製品をこれからも作り続けていくためには、自分たちの社会に貢献し続けることが必須だと考えています。私たちは既に20年間以上も水の浄化活動や清流を守る活動をしてきました。こういった活動は自分たちが世界市民としてやらなければいけないことだと信じています。水は生命の源です。自分たちは水なしで生きていくことはできません。生きていけなければビジネスもへったくれもありません。飲料を作るというライセンスを持っている会社として、水を守るのが自分たちの使命だと思っています。自分たちのプログラムにもっともっとパートナーが参加してくれればと思います。
Tak Niinamiでした。しゃべりに来てくれて本当にどうもありがとう。
ありがとうジム。
日本人CEOが出ると嬉しいです。
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