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【ジム・クレイマー】株式投資のための25のルール その17:希望的観測の入り込む余地は無い。【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。株式投資の際に大事なルールとして、ジム・クレイマーが25個あげているので、一つずつ見ていきましょう。

ジム・クレイマーの株式投資のための25のルール、その17は、「希望的観測の入り込む余地は無い。」です。ジム・クレイマーの株式投資大作戦という本の中にも書かれています。

 

感情的な要因は入り口でシャットアウトすべきなんや。「値上がりすると期待しているんだけど」というコメントをよく耳にするが、投資はスポーツじゃないんや。声援とか希望的観測が入り込む余地は無いんや。買うべきは事業のファンダメンタルズが良好で、値上がりが十分計算できる銘柄や。そして買ってはいけないのは、ファンダメンタルズが芳しくなくて、今後さらに悪化すると予想される銘柄や。

 

多くの人が投資をまるで宗教と同じように考えてしまうが、一生懸命お祈りしたって願いなんかかなわないんや。あるいは株券という紙切れと恋に落ちてひたすら愛すれば通じると思っとるが、目を覚ましてほしいで。損失が出とる株があるとして、それが買値まで株価が戻ってくることに「希望」を持ったって、それは何にもならんのや。希望は戦略にはなり得ないんや。希望は感情や。ピュアでシンプルなものやが、株式投資は感情のゲームやないんや。

 

なのにわいは毎日毎日、「希望」の話を多く聞くんや。下落しとるテクノロジー株に対しては、いつの日か株価が急騰して損失が無くなるどころか利益が乗ることを皆「希望」したりしとるんやが、やけど株式市場では邪魔な感情なんや。希望的観測とか祈りとか、愛とか声援とか、そういう感情は全て、優良銘柄選択の目を曇らせる敵や。厳格さをなくしてしまうものや。希望を持つことで例えそれが間違った道であっても進んでしまうことになってしまうんや。そうじゃなくて必要なのはハードワークと真面目な調査、そして先行きに対するクールな現実的判断や。

 

かつて一日のトレーディングが終わってデスクを離れる時、元妻のカレンに「この銘柄は何で買ったの?」と聞かれ、「この会社が大きなビジネスを受注するんやないかと期待しとるんや」と言ったら、大きくあきれられて今すぐその銘柄を売れと怒鳴られたもんや。そしてそのうち、わいが何かを「期待」して買った時はもうカレンはわいに相談もなしにその銘柄を勝手に売ってしまうようになった。わいは買い直そうと思えばできたんやが、恥ずかしながら、結局ほとんどそんなケースは無かったんや。

 

無駄な希望にお金を託すんやなくて、ミスをしたら潔く損切りして次に進むんや。どこから株価が来たかは関係ない。株価はここからどこに行くかが大事なんや。もし希望をもって株価の行く末を占ったら間違うんやで。

 

 

いい言葉です。

 

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