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【ジム・クレイマー】なぜ今日のマーケットは一転して上昇したのか!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/15のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

なんで今日の素晴らしいリバウンドはおこったんや?ダウは+1.82%、SP500は+2.14%、そしてナスダックは+2.92%やったんや。一方原油価格は-7.6%とこの日更に下落して、今$95になっとるんやけどな。こんなマーケットの動きになっとるのはもちろん複合要因なんやが、わいは結構な部分がウクライナが要因やと思うんや。ロシアにとって戦争は時間がかかりすぎとる。プーチンはもっと早く勝負をつけたかったはずやが、思い通りにならないと思っとることやろう。彼のタイムテーブルで物事が進んでなくて、お金がどんどんなくなっていっとるんや。

 

プーチン苦戦の主な要因の一つが、全く予期してなかった程のめちゃめちゃ強固なウクライナのゼレンスキー大統領のリーダーシップや。コメディアンから転身したこの大統領は世界のどの国のトップも及び腰の中敢然と立ち向かっとるんや。ウクライナは彼らが何を今やっとるかわかっとるで。西側諸国からもっともっと武器弾薬が届けば、より頑強に国土を守り続けようとするやろう。よく訓練されたアメリカの海兵隊でも36,000の建物がある都市をある戦争で制圧した時には3週間かかったんや。キエフには300,000もの建物があるんや。300万人の人がおる。プーチンよ、どうするんや。お前の軍隊はわいらの軍隊よりもさぞかし優れとるんやろうな。

 

そうこうしとるうちにプーチンのお金はなくなるんやないか。第一次世界大戦でドイツがどういう状況になったか調べてみればええで。ところで西側諸国は、ロシアが勝つ、ロシアが負ける、という二つの選択肢以外に、もう一つの三つ目の選択肢があるんやないかと思い始めとるで。ロシアがお金が続かなくてただなし崩し的に撤退せざるを得なくなるという道や。もう既に大した戦果も無いまま時間が経ちすぎとるんや。そしてこういう状況の中心にあるのが、プーチンがまだキエフを陥落できてないということや。

 

中国もバカじゃないで。この戦争を全面的にロシア側につくほど馬鹿じゃないんや。中国政府は多くのひどいことをしとるのは確かやが、簡単な計算ができんほど愚かではないと見とるで。中国にとっては商売相手としてはヨーロッパの国々の方がロシアの天然ガスより断然重要や。中国の25%の貿易はEUにいっとるんや。彼らがもうEUのマーケットはいらんと言うはずないやろ。

 

昨日のMad Moneyでは悲観的なセンチメントがマーケットを席巻しとると言うた。番組の後にSP500 ocillatorの数字を見てみると、-5,23と、めちゃめちゃ低かったんや。-5以下の数字は、売られすぎでここから上がるというサインなんや。今朝のBank of Americaのレポートでは今の悲観度合いは2008年に匹敵するということや。リーマンショック時と一緒やって?ということで今日リバウンドしたのも無理は無いが、だからといってマーケットが持続的にここからポジティブかというとそんなに甘くはないで。

 

明日のFedのmeetingはどうなるやろうか。今石油はものすごい勢いで下がっとる。わいは石油株のビッグビリーバーや。知っとるやろ?石油株が弱くなったら狙っていくべきや。わいのファンドでも今日石油株を買い増したんやで(Devonを買い増していました)。ここで注目なのは他のコモディティーは上がっとるということや。果たしてパウエルは経済を言い具合にクールダウンさせてソフトランディングできるやろうか?石油価格の下落は経済にとってはええことやからな。石油価格が下がったら例えば航空会社はより儲かるんや。夏休みの旅行の予約もヒートアップしとるという話やし、American Airlinesは今日9.26%も上がっとるで。

 

じゃあテクノロジー株の上がりはどうやって解釈すればええんや?11月からこれらの株はクラッシュしとるわけやが、そしてディップ買いを狙った人たちはその都度ショートセラーにやられとるわけやが、わいは今朝いろいろなレポートを調べたが、別にこれといって何も無いんや。やけど例えば昨日のわいのMad MoneyでのMarvell TechのCEOのMatt Murphyのインタビューで、彼は彼の半導体が使われとる5G、ゲーミング、データセンターとかが全部強いと言っただけでなく、全ての分野で会社がさばききれんほどのオーダーが入っとると言うたんや。エンドマーケットの需要はめちゃめちゃ強いんや。先月とかも勢いが加速しとると言うたんや。

 

まだまだ悲観的な見方は根強いがウクライナは頑強に戦っとって消費者の消費は強い。航空機の数字も強い。半導体の需要もものすごく加速しとる。確かに今日のリバウンドはただのショートカバーだとか短命に終わるただの短いラリーだとか、Fedが明日何か変なことを言ったらすぐもとの下落に戻るという声もあって、わいは今のマーケットの脆さは理解しとるで。今までもこういうリバウンドの後には結局また下落の日々が続くのかということになっとるからな。ということで、こういうリバウンドがあったら自らのポートフォリオをリバランスする機会にするという手もあるで。

 

やけど、結論やが、やはり今日のようなマーケットの動きを見ると、ただただ今のひどい状況を悲観するだけじゃなくて、やはり頭を働かせて賢く動かんとあかんなということを思い起こさせてくれるで。今日のようなリバウンドはちょっと現金を多めにするチャンスでもあるんや。

 

 

久しぶりのプラスの日でしたが。。。

 

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