アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】ネガティブさは予想よりもずっと早く織り込まれ、その後は信じられないほど素晴らしいラリーが!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/31のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

なんでこんなに簡単に株価が下落へと転じるんや?今日はダウは-1.56%、SP500は-1.57%、そしてナスダックは-1.54%と大きく下落したんや。時にウォール街はめちゃめちゃネガティブになってあなたに息をのますんや。わいらは概ねアメリカの経済の強さを信じてきて、もしかしたら強く信じすぎてきたのかもしれんくて、ここのところ意気消沈しとるんや。いつも何かのセクターが大きくやられるような相場や。例えば今日は銀行セクターが大きく下落したで。昨日はスマホとかPC関係がやられたで。その一日前はリテールがやられたんや。ホームビルダーもどんどんやられとる。さあ、明日はどのセクターの順番やろうか?

 

そういう悲観が渦巻いとるが、それが実際に現実と結びついとるように見える。やけど、なぜそうなっているのかを考える前に、わいらはどうやって今この状況になったのかを今一度思い返しておく必要があるんや。たった一年前でさえわいらはまだまだCOVIDでこの国がどうなってしまうのかわからんかったんや。多くの人がいずれノーマルな生活に戻れると思っとったが、やけど新しい変異株のニュースが流れるたびにわいらはパニックになったんや。一年前は既にインフレが問題であることはわいらはわかっとった。やけどFedはインフレは一時的やと思っとったんや。COVIDのせいでサプライチェーン問題がおこって、それがインフレをおこしとるだけや、と。ノーマルに戻ったらすぐこの問題は片付くと高をくくっとったんや。

 

やけどそこでデルタ株の蔓延がおこって、ノーマルに戻る生活が大幅に遅れてしもうた。そしてインフレの過熱がもうどうにもならんとなって、ようやく去年の11月にパウエル議長がインフレと戦う宣言をしたんや。やけどそこからまたオミクロン株が猛威を振るったんや。オミクロンの感染力の強さは脅威で、だからパウエルは今月まで利上げをするのを止めとったんや。今となってはその深謀遠慮が仇になってしまったともいえるんや。わいらはもう多くの人がワクチンをうっとって、だからロックダウンの心配は小さかったんや。やけどこういうことはその時点その時点で誰にもわからんかったことや。今振り返ってはじめてわかることや。

 

一方でパンデミックは以前までは誰も考えてなかったような速度で世の中を変えていったんや。家を買うことを考えてなかった人が次々に家を買ったんや。多くの仕事がリモートワークになり、通勤の心配がいらなくなったかわりにホームオフィスが必要になったんや。都市から田舎への移動がおこり、より車が必要になったんや。こんなにドラスティックに世の中が変化するなんて考えられんかったことや。誰もこのような変化に準備ができてなかったんや。この世の中でダウンタウンが作られてから、はじめての田舎へのはっきりとした逆行やったんや。

 

家の値段はいきなり爆上がりや。ホームビルダーは需要に見合うだけの速さで家をつくることはできんかったんや。車の価格もどんどん上がったんや。過去のどの時と比べても値段が上がったんや。中古車が下手したら新車より高い値段で売買されるようになったんや。なぜなら十分な量の新車が無いからな。2020年のパンデミックがおこった時ホームビルダー会社や車会社のCEOは経済はリセッションに陥ると思って規模の縮小をしようとさえしてて、それが大きな間違いやったんや。供給が十分じゃないことで、その時からものの値段がどれほど上がった?全ての物の値段が大きく上がっとるんや。こうやって改めてみると、節目節目でどれほど人間の判断が間違うかよくわかるやろう。

 

そして新しい働き方が定着したんや。ハイブリッドワークや。リモートワークへの変化はわいの人生でおこった働く上での最も大きな変化や。そういうことを全部のタイミングを逃さずに見通せた人なんかいるわけがないんやから、パウエルがいろいろ今思うと結果的にずれたことをしとっても、誰も責めることはできんと思うんや。車会社は生産を増やさんとあかんかったのに、パンデミックがおこったら生産を絞ったんや。ホームビルダーも増加する需要に十分に対応できんかった。半導体工場ももっと作っとけばよかったのに、全然足らん。逆に全然だめだめやった石油ガス業界がブームになって、破裂せずに株主に利益を還元し続けとる。ちょっと前まで政治的にも化石燃料の業界に冷や水を浴びせようという感じやったのに、今は以前よりもかなり大きく儲けとるんや。

 

最終的に今は車とか家だけではなく、食糧不足の危機さえ怖れられるようになっとる。結局のところわいらはもっと多くの労働者と材料が、今の様々なものの不足を埋めるためにはいるんや。やけどCOVIDで労働者にも変化がおこって、今はまだまだ労働者が不足しとる状態が続いとる。いろいろ以前とは逆の世界になっとるんや。そんな中でロシアがウクライナに侵攻したんや。RHの決算を聞いたか?どれほど戦争の影響が大きいことか。

 

今社会はどんどん不健康な形になって行き詰まっとる。多くの労働者にとって全てのものの値段が高くなりすぎとる。Fedはインフレをとめるために、経済をこわしてでも利上げをせんとあかん。ただ、こうやっていろいろなものが一方に振れとったように見えた状況で、わいが今強調したいのは、至る所で自由市場がひとりでにいろいろなことを自ら是正していっているということや。例えば家のローン金地はめちゃめちゃ低かったのが、今ぐんぐん上がっていっとる。ホームビルダーの株はどんどん下がっていっていて、おそらく家の値段もそれにすぐ続くようになるやろう。車会社の株も下がっとる。車やトラックの値段もピークを付けた後に下がって来とる。

 

ハイブリッドワークもどんどん定着して形をなしてきとる。皆ホームオフィスの環境が整っとるから、そうなってくるとこれ以上もうそんなに家具もPCもホームデポもいらんようになっとる。いきなり物がだぶつくようになっとることもあるんや。そして物の値段が下がって来とる光景も見えて来とるんや。株式市場はもうそれを織り込みにかかっとる。そういう状況やからこの今年の第一四半期で好調なのは石油ガスなどのエネルギーセクターとユーティリティーだけになっとるんや。

 

さて、去年の11月にFedがインフレと戦うというタカ派発言の前、マーケットはどこまで上がっとるか覚えとるか?あの時は確かにマーケットは上に行きすぎやったとわいは思う。やけどちょうどその時と同じや。今マーケットはわいは下に行きすぎたと思うんや。わいは今のマーケットがここから一直線に上がるとは言うてないで。今日のような下落する日もあって、とりあえずもっと下落するのを待とうやないか。やけどマーケットはまだまだひどいインフレを織り込んでないような動きははたして行き過ぎてないのか?Fedは確実にもっともっと利上げをするやろう。利上げ局面では株式市場は下がりやすい。過去に何回もそうやった。やけどインフレは確実に和らぐやろう。マーケットは先先を織り込むから、インフレが和らぐずっと前にボトムをつけるやろう。

 

じゃあインフレの過熱は今どこまでおりこまれとって、どこまで株価が下落したら全部織り込まれとることになるかというと、それはわいにもわからんで。やけど結論としては、わいはここでばしっと言うで。インフレや利上げのネガティブさはあなたが思うよりもずっと早くマーケットに織り込まれるんや。もしかしたら織り込まれるまでに一か月?もしかしたらたったの数週間?わからんが確実にその時が来る。思ったよりも早くくる。そして来たらその後は、信じられないぐらい素晴らしいラリーが待っとるやろう。

 

 

ラリーが待ち遠しいです。

 

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