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【ジム・クレイマー】「Fedに逆らうな」やっぱりこの言葉が大事や!今週のゲームプラン!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/8のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

グランド・ピボットがおこっとる。マーケットの方向転換がおこっとる。そして多くの人がそれを咀嚼するのに困難を抱えとるんや。今日はダウは+0.40%、SP500は-0.27%、そしてナスダックは-1.34%やったんや。この動きもマーケットの方向転換を表しとるで。インフレはピークを迎えようとしとるんや。Fedは金利をどんどん引き上げるし、バランスシートもどんどん縮小するで。物価が高くなっとって需要が減退しとって、だからいろいろな品物とか家においても在庫が枯渇することがなくなって大丈夫になってきとる。

 

いつもFedに逆らうな、Don't fight the fedというとるんやが、今もそうやで。人によってはやっぱりFedと喧嘩をしたがって、もうパーティーは終わったんやないかと思っとる人もおるかもしれん。インフレの過熱で良くやるような株はもう終わったんやないかと思って、今まで大きく下がったテクノロジー株とかに食指を動かしとったりする人もおるやろう。もしロシアとウクライナの戦争がまだまだ予想以上に苛烈になっていったら別やが、でもそれはあかんで。同時に、消費者が勝者の時代が来るんや。一般の人がいろいろな商品でリテールを買うという意味でも、製造会社が部品を買う意味でもそうなんや。

 

今から上がる銘柄というのは今まではベアマーケットモードやったやつや。昨日も言うた通り、今まで冴えなかった、テクノロジー株以外の大勢が上がるヘルシーなブルマーケットが来るんや。一方でこれまでマーケットを牽引してきたFAANGやその仲間たちは、例えば今週は大きく下落したから一時的なバウンスはあるやろうが、やけど上下を繰り返しながら、今までの底値以上に下がっていくと思うんや。こういうピボットのより深い説明を聞きたければ、是非CNBC Investing Clubに登録してわいの言うことを聞いてほしいで。

 

これから何がワークして何がワークしないのか、これを知るには歴史を知る必要があるで。わいが11月からずっと言うてきとるとおり、今はリアルなものを作ってリアルな利益をあげて、それを自社株買いや配当で株主に還元しとる会社の株が強いんや。これはウォール街では当たり前のプレイブックで、今のところこの通りに物事が進んどるんや。いろいろな物の値段がピークをつけようとしとる今でも、まだまだワークすると思うで。

 

さて、リアルなものやサービスで利益を出しとる会社がええと言うたが、それに今は、更に株価がまだ安いという観点を加えようやないか。利益に対して株価が安いかどうか、すなわちPERが低いかどうか、や。この観点も加えて来週のゲームプランを見ていこうやないか。まず月曜日やが、毎週のごとく、まずはロシアとウクライナの戦争の状況がどうなっとるかや。この状況は石油価格を押し上げとるし、穀物価格もそうや。そういう分野が、まだまだインフレが続いとる分野や。わいはこの戦争が近い将来終わるとは思わんから、上昇する石油価格や穀物価格でええ石油会社とか農業会社の株をあなたのポートフォリオに入れておくのはええことやと思うで。

 

月曜日は更に、債券市場に注目しようやないか。特に長期の、30年債の動きや。ここまでこの長期の国債の動きについてはしゃべってこんかったが、重要なんや。Fedが国債を売る時はまず30年債にそのアクションが見れるんや。30年債の価格は下がり続けとる。これはこれからかなりの急速な金利上昇が来るサインなんや。それにわいらは備えんとあかんで。そして長期債の金利上昇はナスダックを痛めつけるんや。今日見られたようにな。ダウはそうは傷まんのや。なぜならダウの方が手堅い株が集まっとるからな。

 

火曜日はおそらく醜くはじまるんやないかと思うんや。消費者物価指数(CPI)の発表があるからな。この日に発表される数字はまだいろいろな物価がピークをつけたことを織り込んでないやろうから、レッドホットな数字になることを予想しとかんとあかんで。全てのものがピークを確実につけたとなるまでは、株式市場はこういう発表には冷酷にひどい下落で反応するかもしれん。そして今予想されてるコンセンサスの数字は全部低すぎる感じで見積もられとるから、やからそれに対して大きく上回る数字が出て、そのことで株式市場は圧力を受けるやろう。

 

更に火曜日の朝は重要な決算発表が二つあるで。AlbertsonsとCarmaxや。Albertsonsは素晴らしいと思うで。Krogerみたいな感じやと思うんや。特別配当を発表するのか大規模な自社株買いを発表するのかわからんが、何かええことを発表してくれると思うで。Krogerの株価が上がっとるのはインフレのコスト増を顧客に転嫁して値上げしても大丈夫やからや。Albertsonsも同じ状況やと思うで。値上げという意味で言えば、車はどういう状況や?Carmaxの決算を聞いてみようやないか。中古車市場は今ひどい激戦区になっとるんや。新車の在庫が不足しとるために、中古車の需要が激増して価格が上がっとるんや。今回の決算でその需要の減退が見られるかどうか、価格上昇が止まるサインがないかどうか、そこのところに注目なんや。わいは今、全ての中古車会社の株は売った方がええと思うんや。Fedの動きでひどいインフレを牽引してきた中古車価格も下がっていくと思うんや。

 

さて、わいはここで新しいことを言いたいと思う。今は大きな銀行株を持つべき時なんや。銀行株が最近クラッシュしてるからだけじゃなくて、金利上昇局面ではいつも大銀行は勝者になるんや。水曜日の朝はJPMorganの決算発表があるが、注目しようやないか。金利上昇局面ではリスクフリーでより儲かるようになるからな。ただ今キャピタルのマーケットがひどいから、決算後例えばそういうことで更に売られた時は、買ってない人はそこから買っていくという手があるで。JPMorganが決算後上がったら、例えばBank of Americaとかを買うのはええと思うで。金利上昇に反応できる株やからな。今回の決算がそれほどではなかったとしても、金利はこれからがどんどん上がるわけやから、ここからに期待したいで。

 

水曜日は更にBet Bath &Beyondの決算発表があるが、注目点はシンプルや。ChewyとかGameStopで名をはせたライアンコーエンが新しく大株主になったが経営陣に参加するのかどうか。そしてBye Bye Babyのビジネスは他の会社に売られるのかどうか。決算でどういう発表があって、株価が大きく上がっとる中でどうなるか注目や。水曜日は更にBlackRockの決算発表があるで。わいは個人投資家がテクノロジーを使って委任状投票を行うシステムがどうなっとるのか注目しとるで。更にDelta Airlineの決算発表もあるんやが、グレート・リオープニングでわいは支持したいような株なんやが、ただFedの動きはリセッションをひきおこすかもしれなくて、そうなったらこういう会社はお金を失っていくんや。こういう株はリセッションに向かう時は買うのは良くないんやが、決算で何を言うのか注目しようやないか。

 

木曜日はGoldman Sachsの決算発表があるで。こんなにこの会社の株価が低いというのは見たことないで。どの株だって更に下がるリスクは常にあるんやが、わいはこういう株を今買うとバウンスをつかめるチャンスは高いと思うで。やけどそれは投機で投資としてではなく、や。なぜなら皆この決算は醜いものになると思っとるからな。あと、来週全体にかけての大きな注目点は、輸送株と半導体株がバウンスするかということや。やけどそれに賭けて株を仕込もうとか思ったらあかんで。トリッキーすぎるんや。

 

そういうことも踏まえて考えると、とにかく今いろいろなものの需要は減退しとるんや。まあまだそれを言うのはかなり初期段階やというのはわかっとるんやが、こういうことについて木曜日にクリーブランド地区連銀のメスター総裁がスピーチで何を言うのか、注目しとるで。金曜日はGood Fridayでマーケットが休みやから、もし木曜日のタカ派発言でマーケットが下落したらそのまま3連休に突入や。繰り返すが、Don't fight the fedなんや。

 

結論やが、Fedがどんどんタカ派になろうが、わいらは多くの分野でインフレがピークを迎えとるサインを目にしとるんや。やけど不幸なことに経済もピークを迎えとるわけやから、それも踏まえて来週も見ていこうやないか。

 

 

難しい相場だなと思います。

 

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